
2025年に2回実施された「Cartier(カルティエ)」の価格改定により、多くのジュエリーや時計の定価が引き上げられました。人気コレクションのトリニティをはじめ、LOVEやタンクなども値上げとなったのです。
新品価格の高騰を受け、中古市場では需要が拡大し、買取価格も上昇傾向にあります。
この記事では、カルティエの最新の値上げ情報と2026年以降の値上げ予想について詳しく解説し、購入や売却の最適なタイミングを考察します。
本記事で掲載している価格および値上げ率は、2025年10月時点で編集部が独自に調査・算出した情報です。価格は為替やブランドの方針などにより、予告なく変更となる場合があります。
紹介している価格は一例であり、市場動向・為替変動・素材・ダイヤモンドのカラット数やクラリティ・カラーなどの条件により変動する場合があります。価格は予告なく変更される可能性もあるため、最新の詳細はカルティエの店舗・公式サイトでご確認ください。
目次
Cartier(カルティエ)の最新値上げ事情
カルティエは、2025年5月と9月に価格改定を実施しました。
5月の値上げ率は平均3〜7%でしたが、9月には平均で約5〜8%の値上げとさらに引き上げられ、一部モデルでは10%近い値上げがあったと観測されています。
とくにゴールド素材を多く使用するジュエリーは値上げ幅が大きく、人気アイテムも例外なく価格が引き上げられました。背景には金相場の高騰があり、カルティエの時計や「ダムール」などの定番コレクションも値上げの対象となっています。
こうした価格推移から、カルティエの値上げは今後も続く可能性があると考えられ、高級ジュエリーの購入ハードルが一段と高まっている状況です。
【2025年9月改定】ジュエリーの値上げ一例
2025年9月の価格改定では、カルティエの主要ジュエリーが一斉に値上がりしました。
人気の「トリニティ」や「ラブ」といった定番シリーズも対象となり、価格はさらに上昇しています。以下では、カルティエのジュエリーの値上げ一例を紹介します。
トリニティ リング
トリニティは、愛情・友情・忠誠を意味する3色のゴールドが絡み合う、カルティエを代表するシリーズです。とくにリングは結婚指輪としての人気も高く、世代や性別を問わず世界中の人々から愛されています。
2025年9月の価格改定では、定番のクラシックモデルに加え、スクエア型の「トリニティ クッション リング」などが値上げの対象となりました。いずれも人気の高い定番デザインであり、今回の改定によって購入価格は大幅に引き上げられました。
以下は、各アイテムの直近の価格推移です。
モデル | 型番 | サイズ | 旧価格(参考価格) | 新価格(参考価格) | 値上げ率(値上げ額) |
トリニティ リング クラシック | B4234200 | 44〜72 | 33万5500円 | 36万8500円 | 9.8%(3万3000円) |
トリニティ リング スモール | B4235100 | 44〜70 | 24万4200円 | 26万6200円 | 9.0%(2万2000円) |
トリニティ リング ラージ | B4236100 | 44〜72 | 56万6500円 | 61万6000円 | 8.7%(4万9500円) |
トリニティ クッション リング クラシック | B4240600 | 45〜72 | 35万900円 | 36万8500円 | 5.0%(1万7600円) |
トリニティ クッション リング ラージ | B4239900 | 45〜72 | 62万1500円 | 65万4500円 | 5.3%(3万3000円) |
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LOVE
「LOVE」コレクションは1970年代のニューヨークで生まれた、自由な愛のシンボルです。ドライバーで留められたビスのモチーフは、永遠の強い絆を象徴し、変わらぬ愛を意味しています。
2025年9月の価格改定では、LOVE リングはスモールモデルからクラシックモデルまでのアイテムが値上げ対象となり、シリーズ全体を通して価格が引き上げられました。
以下は、各モデルの直近の価格推移です。
モデル | 型番 | サイズ | 旧価格(参考価格) | 新価格(参考価格) | 値上げ率(値上げ額) |
ラブ リング スモール イエローゴールド | B4085000 | 44〜72 | 20万2400円 | 21万6700円 | 7.1%(1万4300円) |
ラブ リング スモール ホワイトゴールド | B4085100 | 44〜72 | 21万6700円 | 23万1000円 | 6.6%(1万4300円) |
ラブ リング スモール ピンクゴールド | B4085200 | 44〜72 | 20万2400円 | 21万6700円 | 7.1%(1万4300円) |
ラブ リング クラシック イエローゴールド | B4084600 | 44〜72 | 31万4600円 | 33万円 | 4.9%(1万5400円) |
ラブ リング クラシック ピンクゴールド | B4084800 | 44〜72 | 31万4600円 | 33万円 | 4.9%(1万5400円) |
ラブ リング クラシック ホワイトゴールド | B4084700 | 44〜72 | 33万6600円 | 35万3100円 | 4.9%(1万6500円) |
ラブ リング クラシック プラチナ | B4084900 | 44〜70 | 64万3500円 | 67万6500円 | 5.1%(3万3000円) |
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カルティエ ダムール
カルティエ ダムールは、一粒の宝石を中央にあしらったシンプルなデザインが特徴のシリーズです。「ダムール(d’Amour)」はフランス語で「愛の」「愛にまつわる」という意味。「愛」を象徴するとして、カルティエを代表するシリーズのひとつです。
2025年9月の改定では、スモールモデルのネックレスで小幅な値上げが確認されました。また、ネックレスに加えて、同シリーズのブレスレット(ホワイトゴールド)も17万4900円→18万7000円へと価格改定されています。全体として、カルティエ ダムールの値上げは約2%前後の小幅な推移です。
モデル | 型番 | サイズ | 旧価格(参考価格) | 新価格(参考価格) | 値上げ率(値上げ額) |
カルティエ ダムール ネックレス スモール ピンクゴールド(ダイヤモンド) | B7215700 | モチーフ直径4.5mm/チェーン長380〜410mm | 19万300円 | 19万4700円 | 2.3%(4400円) |
カルティエ ダムール ネックレス スモール イエローゴールド(ダイヤモンド) | B7215800 | モチーフ直径4.5mm/チェーン長380〜410mm | 19万300円 | 19万4700円 | 2.3%(4400円) |
カルティエ ダムール ネックレス スモール ホワイトゴールド(ダイヤモンド) | B7215900 | モチーフ直径4.5mm/チェーン長380〜410mm | 20万1300円 | 20万5700円 | 2.3%(4400円) |
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クラッシュ ドゥ カルティエ
円錐形のスタッズである「ピコ」、ピラミッド型のスタッズ「クル カレ」、ビーズなどからなるデザインが特徴的な「クラッシュ ドゥ カルティエ」シリーズ。独自性のあるスタイルが、幅広い世代から注目されています。
2025年9月の改定では、スモールモデルからミディアムモデル、パヴェダイヤ付きまで幅広いアイテムが値上げ対象となりました。全体として8%前後の値上げとなり、とくにダイヤモンドをあしらったモデルでは大幅な上昇が確認されます。
シリーズ全体の価格帯が一段と高まり、高級感がより際立つ改定となりました。
モデル | 型番 | サイズ | 旧価格(参考価格) | 新価格(参考価格) | 値上げ率(値上げ額) |
クラッシュ ドゥ カルティエ リング スモール ホワイトゴールド(ロジウム加工) | B4233100 | 45〜64 | 42万9000円 | 46万2000円 | 7.7%(3万3000円) |
クラッシュ ドゥ カルティエ リング スモール ピンクゴールド | B4229800 | 45〜64 | 40万1500円 | 43万4500円 | 8.2%(3万3000円) |
クラッシュ ドゥ カルティエ リング スモール パヴェセッティング(PG・ダイヤ) | N4796100 | 45〜64 | 93万5000円 | 101万6400円 | 8.7%(8万1400円) |
クラッシュ ドゥ カルティエ リング ミディアム ピンクゴールド | B4229900 | 45〜64 | 55万円 | 59万4000円 | 8.0%(4万4000円) |
クラッシュ ドゥ カルティエ リング ミディアム イエローゴールド | B4239100 | 45〜64 | 55万円 | 59万4000円 | 8.0%(4万4000円) |
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ジュスト アン クル
出典:Cartier
「ジュスト アン クル」は1970年代のニューヨークで誕生したコレクション。名称はフランス語で「ただの釘」を意味します。釘を象った斬新なフォルムを高級ジュエリーへと昇華したコレクションで、男女問わず身に着けられる点も人気の理由です。
2025年9月の価格改定では、ダイヤモンドをあしらったイエローゴールドのネックレスが値上げ対象に。値上げ率は約5%と比較的抑えられ、ほかのシリーズと比べて緩やかな値上げにとどまりました。
モデル | 型番 | サイズ | 旧価格(参考価格) | 新価格(参考価格) | 値上げ率(値上げ額) |
ジュスト アン クル ネックレス ダイヤモンド イエローゴールド | B7224889 | 幅:2.2mm/内径:14.2mm/チェーンの長さ38〜42cm(調節可能) | 70万9500円 | 74万8000円 | 5.4%(3万8500円) |
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【2025年版】腕時計の値上げ一例
2025年ジュエリー以外にも腕時計の価格改定がありました。ここでは、人気のタンクシリーズをはじめとする腕時計の値上げ一例を紹介します。
タンク
カルティエの「タンク」は、長方形のケースが象徴的なウォッチコレクションです。1917年の誕生以来、「タンク ルイ カルティエ」「タンク アメリカン」などさまざまな系譜ラインが生まれ、ブランドを代表するシリーズとなりました。
2025年9月の改定では、タンク マスト ドゥ カルティエ ウォッチが55万円から57万7500円へ値上げされ、シリーズ全体で約5%前後の上昇が確認されました。今回の価格改定により、タンクシリーズはベーシックなモデルからダイヤモンドをあしらった上位モデルまで幅広く値上げされ、全体として価格水準が一段と引き上げられました。
以下は、主要モデルの直近の価格推移です。
モデル | 型番 | サイズ | 旧価格(参考価格) | 新価格(参考価格) | 値上げ率(値上げ額) |
タンク マスト ドゥ カルティエ ウォッチ | WSTA0071 | ケースサイズ:29.5mm × 22mm/厚さ:6.6mm | 55万円 | 57万7500円 | 5.0%(2万7500円) |
タンク マスト ドゥ カルティエ ウォッチ ラージモデル(高効率クォーツ/ステンレススティール/レザー) | WSTA0056 | ケースサイズ:33.7mm × 25.5mm/厚さ:6.6mm | 57万2000円 | 60万5000円 | 5.8%(3万3000円) |
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パンテール ドゥ カルティエ
出典:Cartier
「パンテール ドゥ カルティエ」は、時計でもあり、ブレスレットでもある、華やかなデザインが特徴のウォッチシリーズです。「パンテール(パンサー)」はフランス語で「豹」を意味し、1980年代に誕生してからカルティエを象徴するアイコンとなっています。
2025年9月の改定では、ステンレススチール製のLMモデルやイエローゴールド製のミニモデルが値上げ対象となりました。シリーズ全体でおおむね5%前後の値上げが確認され、人気コレクションの購入ハードルが一段と高まりました。
モデル | 型番 | サイズ | 旧価格(参考価格) | 新価格(参考価格) | 値上げ率(値上げ額) |
パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ LM(クォーツ/ステンレススチール) | WSPN0016 | サイズ:31mm × 42mm/厚さ:6.71mm | 96万2500円 | 101万6400円 | 5.6%(5万3900円) |
パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ ミニ(クォーツ/イエローゴールド) | WGPN0048 | サイズ:25mm × 19mm/厚さ:6mm | 343万2000円 | 360万3600円 | 5.0%(17万1600円) |
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ベニュワール
出典:Cartier
「ベニュワール」は、楕円形のケースが特徴的なエレガントなウォッチシリーズです。1958年に誕生した「オーバル サントレ」ウォッチが、1973年に「ベニュワール」と名前が変わり、その名称はフランス語で「浴槽」を意味します。
2025年9月の改定では、イエローゴールドのミニモデルをはじめ、複数のモデルが値上げ対象に。シリーズ全体ではおおむね5%前後の値上げとなり、とくにダイヤモンドをあしらったモデルでは数十万円規模の上昇が確認されました。
モデル | 型番 | サイズ | 旧価格(参考価格) | 新価格(参考価格) | 値上げ率(値上げ額) |
ベニュワール ウォッチ ミニ(イエローゴールド) | WGBA0045 | 長さ:24.6mm/幅:18.7mm/厚さ:7.2mm | 232万3200円 | 244万2000円 | 5.1%(11万8800円) |
ベニュワール ウォッチ ミニ(イエローゴールド/レザー) | WGBA0040 | 長さ:24.6mm/幅:18.7mm/厚さ:7.2mm | 129万3600円 | 135万9600円 | 5.1%(6万6000円) |
ベニュワール ウォッチ ミニ(イエローゴールド/レザー) | WGBA0032 | 長さ:24.6mm/幅:18.7mm/厚さ:7.2mm | 129万3600円 | 135万9600円 | 5.1%(6万6000円) |
ベニュワール ウォッチ ミニ(ホワイトゴールド/ダイヤモンド) | HPI01773 | 長さ:24.6mm/幅:18.7mm/厚さ:7.2mm | 917万4000円 | 963万6000円 | 5.0%(46万2000円) |
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2023~2024年はどうだった?過去の値上げ動向
カルティエは近年、年2回程度のペースで価格改定を行っています。2023年は4月と10月に値上げが実施されました。
続く2024年も5月に平均5%(一部商品は15%超)、11月には再び平均5%の改定が行われました。対象はジュエリーから時計まで幅広く、人気の定番モデルも例外なく値上げされたのです。
実際、値上げ直前には駆け込み需要が高まり、各地のブティックで混雑が確認されました。
年月日 | 対象アイテム | 値上げ率 |
2023年4月17日 | ジュエリー、時計、スペアパーツの一部商品など | 7%~10% |
2023年10月17日 | ジュエリー、時計、フレグランスなど | 4%~5%(一部商品は12~17%) |
2024年5月21日 | ジュエリー、時計など | 3%~6%(一部商品は20%超) |
2024年11月6日 | ジュエリー、時計など | 3%~10%(一部商品は値下げ) |
2026年も値上げする?今後の予想と動き方
あくまで予想ですが、2026年もカルティエの定価が上昇する可能性があります。過去の動向を見る限り、世界情勢に大きな変化がなければ、春と秋に価格改定が行われる傾向が続くと考えられます。
値上げが前提となる中では、狙っているアイテムがある場合、次回改定前に早めに購入するのが有効でしょう。告知は直前に行われることが多いため、最新情報を把握して行動することが重要です。
また、価格上昇を見据え、中古市場を検討するのもおすすめです。カルティエはグローバルで統一価格に近い水準にありますが、為替によっては海外購入の方が割安になる場合もあります。
ただし、カルティエの親会社であるリシュモンは「急激な値上げはせず、必要に応じて価格調整を行う」ことを基本方針としています。物価変動や為替、世界情勢などに大きな変化や改善が見られない場合は、今後も値上げが続く可能性があります。予算とタイミングを見極めながら計画的な購入を心がけることが望ましいでしょう。
カルティエの値上げが続く3つの理由
カルティエは近年、継続的に価格改定を行っており、その背景には一般的なインフレや為替変動だけでは説明しきれない要因があります。
こうした背景から、カルティエは計画的に価格を引き上げていると考えられます。では、カルティエの値上げが続く3つの理由について詳しく解説します。
原材料価格の高騰
カルティエはジュエリーや時計の製造に金やプラチナなどの貴金属を多く使用しており、これらの価格高騰がコスト上昇の要因となっています。
金の小売価格は2025年9月にはじめて1グラムあたり2万円を突破し、高水準を推移しています。
プラチナも産出国の供給不安により高値が続き、カルティエの調達コストを押し上げています。さらに、ダイヤモンドの原石価格は需要増によって高止まりし、素材コスト全体の上昇に拍車をかけています。
加えて、カルティエの高級腕時計ではムーブメントや部品の製造費が増加し、総合的な負担が拡大しているのです。こうした環境下で、カルティエはコストを吸収しきれず、最終的に販売価格の引き上げに踏み切っています。
金価格の今後について予想を知りたい人は以下の記事もおすすめです。
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為替レートの変動による影響
フランスのブランドであるカルティエは取引通貨にスイス・フランやユーロを用いているため、日本国内の販売価格は為替レートの変動に大きく影響されます。円安が進むと販売価格が上昇します。
実際、2025年9月には1スイス・フランが約186円に達するほど円安が進行し、カルティエの国内価格を押し上げました。
さらに、カルティエは海外市場との価格整合性を保つため、日本でも価格調整を行っています。これは日本だけが割安にならないようにする施策であり、ブランド価値を守る目的もあります。
人件費・物流コストの上昇
カルティエは製造を支える熟練職人の人件費上昇や、物流関連費用の高騰といった要因にも直面しています。
欧州のインフレにより職人の賃金は上昇しており、カルティエが高品質な製品を維持するには人件費の増大を受け入れざるを得ません。
さらに、燃料価格の上昇に伴う輸送費の増加や高額商品の取り扱いに必要な保険料の高騰も負担を押し上げています。
カルティエは世界中の顧客に安全で確実に製品を届けるため、これらのコストを削減することは難しく、結果的に販売価格への転嫁は避けられない状況です。人件費や物流コストの上昇が、カルティエの価格改定を後押しする大きな要因となっています。
値上げは売却のチャンス?カルティエの中古市場事情
カルティエが定価を引き上げると、その影響は中古市場にも直結します。なぜなら、新品価格が上がることで中古品の相対的な割安感が強まり、需要が高まるからです。
とくに人気の高い定番シリーズや流通量の少ないモデルは希少性が増し、買取額が上昇するケースが多くあります。結果として、カルティエの値上げは売却を検討する人にとって有利な条件となりやすく、中古市場では「今が売り時」と判断される状況が生まれました。
希少性が高まる
カルティエの新品価格が上昇すると購入を控える傾向が強まり、既存の所有者も手放しにくくなるため、市場に流通する数量は減少します。
その結果、中古品の希少性が高まり、とりわけ生産終了モデルや限定品では中古市場での価値がさらに上昇するのです。実際、約30年前に約5万円だったトリニティリングは、現在では中古市場でも約15万円で取引される例があります。
さらに、希少性の高いモデルでは定価を上回る価格が付くこともあり、カルティエのヴィンテージ時計がオークションで数千万円の高値で落札された事例もあります。このように、希少性はカルティエの中古価格に直結する重要な要因です。
中古需要が増える
カルティエは中古市場でもとくに人気が高く、新品価格の上昇で購入が難しくなった層が中古品へ流れることで需要が拡大しています。その結果、限られた在庫を巡る競争が激化し、取引価格の上昇につながりました。
加えて、円安の影響により海外から日本の中古カルティエ製品を買い求める動きが強まり、国内価格を押し上げました。日本の中古品は保存状態の良さから海外で高く評価されやすく、円安の環境下ではその需要がさらに拡大しているのです。
こうした状況により中古市場は活発になり、売却を検討する側にとって有利な環境が続いています。
買取価格の上昇
ブランド品は定価を基準に買取価格が決まるため、定価の上昇に伴って買取金額も上がる傾向があります。そのため、値上げ後のほうが査定額が高くなることが期待できます。
さらに、カルティエ自身も公式認定中古サービスを通じてリセール事業を強化しており、高額買取に積極的です。
弊社のブランド買取サービス「ブラリバ」でもカルティエ製品の買取を強化しており、売却の好機を迎えているといえます。
>>【随時更新】カルティエの買取実績を見る!
カルティエの値上げ情報を押さえて賢く行動しよう
カルティエは原材料や人件費の高騰などにより、年2回のペースで価格改定を実施しています。人気モデルも軒並み値上げの対象とされ、さらに高級感のある価格帯へ引き上げられました。
今後も値上げは続くと予想され、「今がもっとも安いとき」とも判断できます。そのため、ほしいアイテムはほしいと思ったときに買うのがおすすめです。今後も値上げ情報をキャッチして、賢く行動しましょう!
参考文献
公式サイト|カルティエ
Cartier Parent Richemont Posts Higher Sales on Jewelry Boost|The Wall Street Journal