
国内の金の店頭小売価格(税込)は2026年1月29日に1グラムあたり3万円超を記録しました。
現在も金価格は高値圏にあり、「このまま上がるのか」「下がるのか」と迷う人も多いでしょう。
この記事では、金価格の過去推移や2026年の動向を踏まえて今後の見通しを解説します。
この記事でわかること
- 金価格の過去の推移と今後の見通し
- 金価格を動かす6つの要因
- AIが予測!10年後・20年後の金価格
売る・持つ・買い足す判断のヒントとしてご活用ください。
※本記事に記載された将来の価格見通しや市場動向は、複数の業界レポートや公開情報をもとに編集・推定したものであり、いかなる投資判断を保証するものではありません。金の売買はご自身の判断と責任において行ってください。
目次
金価格は今後上がる?過去の推移と2026年5月時点の予想

世界的な経済情勢や金融市場の不安定さを背景に、金価格は高値圏で推移しています。直近では一時的な調整も見られましたが、依然として歴史的な高水準にあり、多くの人が今後の行方に注目しています。
結論として、金価格は短期的に下がる可能性はありますが、長期では上昇が期待されています。現在は上昇の流れの中で一時的に調整している状態です。現状を踏まえて、今後の動向を見ていきましょう。
過去~2026年5月現在の金価格推移をおさらい

出典:金価格 店頭小売価格(税込)円/グラム|田中貴金属
※2026年5月は1日までのデータ
国内の金価格は、2020年代を通じて明確な上昇トレンドを描いています。
2020年のコロナ禍では、金価格は1gあたり6,000円前後で推移していました。しかし、2022年以降、世界的なインフレ進行や金融不安を背景に金価格の上昇基調が強まりました。
とくに転換点となったのが2025年です。
金価格はそれまでの上昇ペースを一段と強め、国内小売価格がはじめて2万円台を突破しました。これは、金が安全資産・インフレヘッジとして中長期的に評価される傾向が強まったことを反映した動きといえます。
2025年に金価格が急伸した背景には、以下の要因が重なりました。
- 米国を中心とした金融政策の転換期待(利下げ観測の広がり)
- ロシアによるウクライナ侵攻の長期化
- 中東情勢の緊迫化による地政学リスクの常態化
- 新興国を中心とした中央銀行による金の買い入れ
- 法定通貨(国が発行する通貨)への信認低下とインフレヘッジ需要の拡大
そのうえで2025年後半にかけては、「金を保有していないこと自体がリスクになる」という認識が投資家の間で広がり、機関投資家を含む資金が金市場へ流入しました。
そして2026年初頭にかけて高値圏で推移していた金価格は、3月以降、急騰後の反動や為替・金融政策をめぐる見方の変化を受けて、一時的に下落する場面も見られました。
いっぽうで、4月には中東情勢をめぐる緊張や米国の金融政策への思惑を背景に、金価格が再び大きく動く展開に。ロイター通信は4月下旬、金価格が一時調整したものの、中央銀行による金購入や経済不安を背景に、今後も金価格を支える要因は残っていると報じています。
また、ブルームバーグも4月の市場動向として、イラン情勢によるインフレ懸念やFRBの金融政策見通し、ドルの動きが金価格に影響を与えていることを伝えています。
そのため2026年の金価格は、過去と比べて高い水準を維持しながらも、地政学リスクや米国金利、為替の動向によって短期的に上下しやすい局面に入っているといえるでしょう。
出典:
イラン情勢による調整後も、金相場の上昇再開が見込まれるとの調査|ロイター
イラン情勢によるインフレ懸念を受け、金価格が3日続落|ブルームバーグ
円買い介入観測によるドル安を受け、金価格が反発|ブルームバーグ
金価格は長期では上昇の可能性大

長期的に見ると金価格は引き続き上昇する可能性が高いと考えられます。最大の理由は、金需要が構造的に継続すると見込まれている点です。
金は宝飾品用途に加え、半導体や電子機器などの産業分野でも不可欠な素材として使用されています。
とくに半導体部品では、優れた電気伝導性や耐腐食性を持つ金が欠かせず、先端産業の成長とともに一定の需要が維持されると見られています。
また、各国中央銀行による準備資産としての金保有や、投資家によるインフレ対策・通貨価値下落へのヘッジ目的の購入が続いていることも、価格を下支えする要因です。
金は供給量に限りがある資源であるいっぽう、需要は中長期的に底堅い構造にあります。「供給の制約」と「需要の継続」という両面から見ても、金価格は長期的に上昇傾向を維持する可能性が高いといえるでしょう。
なお、アメリカの大手金融会社も「将来的に金価格が現在の水準からさらに大きく上昇する」とする見方を示しています。ゴールドマンサックスは2026年末までに5400ドル/オンス、JPモルガンは2026年末までに6300ドル/オンスに上昇するという予想を発表しています。
また、こうした予測の背景について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
>>金価格が2倍になる可能性も?現在の動向と今後の予想を解説!
出典:
ゴールドマン、26年末の金価格予想を500ドル上方修正 5400ドルに|ロイター
金価格見通し、年末までに6300ドル 需要堅調=JPモルガン|ロイター
短期では下落することもある
短期的には金価格は調整局面にあり、今後も金価格が下落する可能性があります。
その要因のひとつとして挙げられるのが、地政学リスクの変化です。
ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢などの国際情勢は依然として不透明ですが、停戦協議の進展や緊張緩和への期待が高まる場面では、安全資産としての金の需要が弱まり、利益確定売りが出やすくなります。その結果、金価格が一時的に下落する場面があります。
もうひとつのポイントは、アメリカの金融政策です。
2026年に入ってからも、金融政策をめぐる見方の変化によって金価格が大きく動く場面が見られています。金は利息を生まない資産であるため、実質金利やドルが上昇すると相対的な魅力が低下し、価格の重しとなるためです。
実際、2026年4月下旬には、中東情勢の緊張による原油高やインフレ懸念を背景に、FRBの利下げ観測が後退し、金価格が下落する場面が見られました。
いっぽうで、その後はドル安や原油価格の下落を受けて反発する場面もあり、金価格は短期間で上下しやすい状況が続いています。
市場は現在も金融政策の方向性や地政学リスクの行方を見極めている段階にあり、その変化次第では金価格が大きく変動する可能性があります。短期的には値動きが荒くなりやすいため、一時的な下落局面がある点には注意が必要です。
2026年5月の金価格はどう動く?高値圏ながら短期的な下落に注意
2026年5月現在の金相場は、高値圏を維持しつつも、短期的な値動きが大きくなりやすい局面にあります。
2026年初頭にかけて金価格は大きく上昇しましたが、4月下旬には米国の金融政策をめぐる見方や中東情勢の影響を受け、一時的に下落する場面も見られました。ロイター通信によると、4月29日には金価格が約1か月ぶりの安値まで下落しています。
ただし、その後はドル安や原油価格の下落を受けて反発するなど、一方的に下落しているわけではありません。
短期的には、米国金利・ドル・原油価格・地政学リスクをめぐるニュースによって、相場が上下しやすい状態が続いているといえるでしょう。
国内価格も引き続き高値圏にあります。田中貴金属が公表した2026年5月25日9:30時点の国内金店頭小売価格は、1gあたり25,905円でした。年初のピークからは調整しているものの、過去の水準と比べれば依然として高い価格帯にあります。
また、長期的には強気の見方も残っています。World Gold Councilによると、2026年1〜3月期の金需要は前年同期比2%増の1,231トンとなり、需要額は過去最高水準に達しました。金地金・金貨などの投資需要や中央銀行による購入が、引き続き相場を下支えしている状況です。
そのため2026年5月の金価格は、長期的には上昇期待が残るいっぽう、短期的には下落と反発を繰り返しやすい局面といえます。
売却を検討している人にとっては、現在の高値を活かしやすいタイミングです。購入を考えている場合は、急な値動きに注意しながら、数日〜数週間単位で価格推移を確認したうえで判断することをおすすめします。
※金価格の見通しは、経済環境や政策動向などさまざまな要因によって変化します。記事の内容はあくまで参考情報としてご覧いただき、売買の判断はご自身の状況や目的に合わせて行うようにしてください。
金を買うタイミングに悩んでいる人は、下記の記事もぜひ参考にしてください。
>>金を買うベストなタイミングはいつ?
出典:
FRBの金利据え置き後、金価格が下落|ロイター
ドル安と原油価格下落を受け、金価格が反発|ロイター
Gold Demand Trends Q1 2026|World Gold Council
●5月1日:田中貴金属発表の国内金価格は25,900円台/g
●5月4日:イランによるUAEへの攻撃や、ホルムズ海峡周辺での船舶被害が相次ぎ、中東情勢の緊迫化から原油価格が急騰。インフレ懸念の高まりで米長期金利とドルが上昇し、高金利環境下では妙味が薄れる金価格は下落。国際金先物価格は4,530ドル台/オンスとなった
●5月5日:ヘグセス米国防長官が米・イランの停戦維持への認識を示し、緊張感が後退したことで、原油価格や米長期金利が低下。前日に安値を付けた反動から買いが優勢に。国際金先物価格は4,560ドル台/オンスとなった
●5月6日:米・イランが戦闘終結に向けた覚書で合意に近づいているとの報道を受け、原油価格が急落。インフレ進行や高金利長期化への懸念が和らいだことに加え、ドル安や米金利低下も材料となり、金先物価格は大幅高となった。4,690ドル台/オンスを付けた
●5月7日:米・イランの和平接近報道でインフレ懸念が和らぎ、米金利低下とドル軟化を背景に金先物は上昇。ただ、ホルムズ海峡を巡る警戒感から上値は限定的だった。国際金先物価格は4,710ドル台/オンス、国内金価格は26,180円台/g
●5月8日:米・イラン間の敵対行動再燃も、トランプ大統領の停戦維持発言で市場は沈静化期待を強めた。ドル買い後退と米金利低下を受け、金先物は続伸。国際金先物価格は4,730ドル台/オンス、国内金価格は26,300円台/g
●5月11日:トランプ大統領がイランの和平案を拒否し、原油価格が急伸。インフレ再燃と米金利上昇への警戒から、金先物は方向感に欠ける展開となった。国際金先物価格は4,720ドル台/オンス、国内金価格は26,200円台/g
●5月12日:4月の米CPIは前年比3.8%上昇と市場予想を上回り、2023年5月以来の高い伸びとなった。イラン戦争によるエネルギー価格高騰も重なり、高金利長期化観測が強まったことで金は売られ、国際金先物価格は4680ドル台/オンスに下落
●5月13日:4月の米PPIが市場予想を上回り、インフレ加速が再意識された。FRBによる利上げの可能性が示唆されるなど高金利の長期化観測が強まったものの、インフレヘッジとしての金買いが優勢となり、国際金先物は堅調に推移。いっぽう、為替の調整などにより国内金価格は26,530円台/gに下落した
●5月14日:米小売売上高の堅調さや輸入物価指数の上昇からインフレの根強さが意識され、FRBによる利下げ期待の後退とドル高が進行。UAE沖での船舶拿捕の報道による原油高も重しとなり、国際金先物価格は4,680ドル台/オンスとなり、国内の金小売価格は26,433円となった
●5月15日:米10年債利回りが約1年ぶりの高水準(4.599%)へ急上昇したほか、ドルが5日続伸したことで、金利を生まない金の投資妙味が大幅に低下し金先物は急落。国際金先物価格は4,560ドル台/オンスへ下落、国内金小売価格は26,145円に続落
●5月18日:主要通貨に対するドル指数が5日ぶりに小幅下落へ転じ、国際金先物価格の終値は小幅下落の4,550ドル台/オンス、国内金小売価格は25,617円へ続落した
●5月19日:米金利上昇への警戒感とドル高が重しとなって金価格が下落。国際金先物価格は4,510ドル台/オンス、国内金小売価格は25,901円となった
●5月20日:トランプ大統領が「イランとの交渉は最終段階にある」と言及したことで紛争収束への期待が高まり、原油価格が約6%下落。国際金先物価格は4,530ドル台/オンスへと反発し、国内の金小売価格は25,510円となった
●5月21日:国際金先物価格は4,540ドル台/オンス、国内金小売価格は25,664円へと上昇した
●5月22日:米FRBのウォラー理事による利上げ可能性への言及を受けて米早期利上げ観測が台頭。ドルが6週間ぶりの高値圏を維持し、米短期債利回りが上昇したことで、金価格が下落。国際金先物価格は4,520ドル台/オンスとなり、国内金小売価格は25,664円の横ばいとなった
●5月26日:米軍がイラン南部で軍事攻撃を実施したことで中東の停戦合意への期待が大きく後退し、原油価格が上昇。インフレ懸念の再燃から米利上げ観測が一段と強まり、「有事のドル買い」も進行した。国際金先物価格は4,500ドル台/オンスへと下落。国内の金小売価格は25,760円となった
今後の金価格上昇に影響を与える6つの要因をチェック

金価格が上昇・高値圏を維持している背景には、複数の要因が重なっています。ここでは、以下の6つに絞って解説します。
- 地政学リスクの高まりと長期化
- 金利変動
- 為替変動
- 景気変動
- 中央銀行による金の売買
- 需給バランス
上昇要因① 地政学リスクの高まりと長期化
地政学リスクの高まりは、金価格を押し上げる代表的な要因です。
直近ではアメリカとイスラエルによるイランへの軍事攻撃で地政学リスクが急激に高まりを見せています。
さらに、2022年に始まったロシアによるウクライナ侵攻は2026年時点でも完全な終結には至っていないほか、台湾海峡をめぐる対立、米中関係の不透明感など、世界情勢には依然として不安定要素が残っています。
こうした状況では、経済や金融市場の先行き不透明感が強まり、投資家は株式や債券などのリスク資産から資金を引き揚げ、安全資産とされる金へ資金を移す傾向が強まります。
実際、2022年のウクライナ侵攻をきっかけに金需要は急増し、金相場は大きく上昇しました。

出典:金価格 店頭小売価格(税込)円/グラム|田中貴金属
歴史的にも、1979年のソ連によるアフガニスタン侵攻など、地政学リスクが顕在化した局面で金価格が上昇した例は少なくありません。このように、地政学リスクの高まりや長期化は、今後も金価格を下支えする重要な要因と考えられます。
地政学リスクが上昇 → 金価格上昇
地政学リスクが低下 → 金価格下落
上昇要因② 金利変動
金利(とくに米国金利)と金価格は、逆相関関係にあるといわれています。
金利とは、お金を貸し借りする際に発生する「利息」の割合のことです。預貯金には利息がつきますが、金を持っていても利息はつきません。そのため、金利が上昇すると、利息のつく現金や債券の魅力が高まり、金の魅力が薄れて金価格が下落しやすくなります。
逆に、金利が下がると現金や債券を保有するうま味が減り、「現物資産」としての金の価値が高まり、金価格が上昇しやすくなるのです。
金利低下 → 金価格上昇
上昇要因③ 為替変動
金価格は為替変動の影響を大きく受け、おもに2つの要因が考えられます。
米ドル安
一般的に、米ドルと金価格(ドル建て)は逆相関関係にあります。

金は国際的に米ドルで取引されているため、ドルの価値が下がると相対的に金の割安感が生まれます。その結果、投資家は金を買いやすくなり、金価格の上昇につながるのです。反対に、ドル高になると金価格が下落しやすくなります。
米ドル安 → 金価格上昇
米ドル高 → 金価格下落
円安の進行
2022年以降、日本円は対ドルで下落基調が続いており、2026年時点でも円安傾向が維持されています。
この背景には日米の金利差があり、米国が高金利を維持するいっぽうで日本は緩和的な金融政策を続けている点が挙げられます。

出典:主要各国政策金利表|為替どっとコム
円安が進むと国際金価格が横ばいでも、日本円換算の金価格は上昇しやすくなります。円安基調の継続は、今後も国内金価格を押し上げる要因となるでしょう。
円安 → 国内金価格上昇
円高 → 国内金価格下落
上昇要因④ 景気変動
景気の先行き不透明感や金融不安も、金価格を押し上げる要因です。
株式市場が不安定になる局面では、投資家は資産防衛の手段として金を選好しやすくなります。過去には、2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックの際に、金の安全性が再評価され、金価格が上昇しました。
また、インフレが進行する局面では、通貨価値の目減りを防ぐ手段として金の需要が高まる傾向があります。2022年のアメリカでは高インフレが続く中、金の投資パフォーマンスが株式を上回る場面も見られました。
このように、景気変動やインフレ懸念が強まる局面では、金への資金流入が起こりやすく、価格を押し上げる要因となります。
上昇要因⑤ 中央銀行による金の売買
近年、世界の中央銀行は外貨準備の分散や地政学リスクへの備えを目的に、金の保有を積極的に増やしています。とくに新興国の中央銀行を中心とした年間の金購入量が上昇しているのです。
世界情勢が揺らいでいるときや、自国の通貨価値に懸念がある新興国にとって、現物の安全資産とされる金は重要な存在です。こうした中央銀行による底堅い実需が、金価格を押し上げる要因になっています。
また、反対に中央銀行が資金をつくることなどを理由として金を売ると、金価格が下落します。
中央銀行が金を買う → 金価格上昇
中央銀行が金を売る → 金価格下落
上昇要因⑥ 需給バランス
ここまで、金価格を動かす要因を説明してきましたが、最終的には人々の「需要と供給」によって金価格が変動します。
金は宝飾品用途に加え、工業用途、投資需要、各国中央銀行の準備資産など、複数の分野で同時に需要が存在する資産です。そのため、特定の用途が一時的に弱含んだとしても、需要全体が急激に減少する可能性は低いと考えられています。
実際、世界的な金需要は高水準を維持しています。World Gold Council(WGC)が公表した「Gold Demand Trends Q3 2025」では、2025年7〜9月期の金需要が四半期ベースで過去最高水準に達し、投資需要や中央銀行による購入が総需要を下支えしていることが示されています。
いっぽう、供給面では、金鉱山の産出量は急激に増やしにくく、新規鉱山の開発にも長い年月と多額の投資が必要です。需要が堅調に推移する中で供給が制約されやすい構造が続いていることは、金価格を中長期的に下支えする要因といえるでしょう。
金の需要>供給 → 金価格上昇
金の需要<供給 → 金価格下落
【2026年5月更新】AIが予測!10年後・20年後の金価格

今後の金価格はどうなるのか?投資を考える皆さんが、最も気にしているポイントだと思います。これまでの動向を踏まえたうえで、弊社のアシスタントAIに予測を立ててもらいました。
※本予測は過去数年の金価格推移や経済指標をもとにしたシミュレーション結果であり、将来の価格動向を保証するものではありません。市場環境の変化によって実際の価格は大きく異なる可能性があります。投資判断の際は最新の相場や専門家の意見もあわせてご参照ください。
【10年後】2036年の金価格予測は1gあたり最大4万5,000円
10年後(2036年)の金価格予想:35,000〜45,000円/g
2026年時点で金の国内店頭小売価格は26,000円前後と、歴史的高値圏で推移しています。2020年以降、金価格は段階的に水準を切り上げ、2025年には25,000円台に到達しました。
今後10年間は、各国の金融政策の転換や景気循環による調整局面を挟みつつも、下記のような構造的要因が下支えとなると想定されます。
・中央銀行による金準備の積み増し
・地政学リスクの常態化
・実質金利の低下局面
・円安基調の継続可能性そのため、長期では緩やかな上昇トレンドを維持し、2036年頃には1gあたり35,000〜45,000円程度に到達する可能性が考えられます。
急激な右肩上がりというよりも、「高値圏でのボックス推移を挟みながらの段階的上昇」というシナリオが現実的でしょう。
※この予測は、過去数年分の金価格推移などをもとに、AIが機械学習により算出した参考値です。ここで予測されていない外部要因によって、価格が下落に転じるリスクも十分にあるため、投資判断は慎重に行う必要があります。
10年後の予想については以下の記事でくわしく解説しています。あわせて参考にしてください。
>>金価格、10年後はどうなる?経済動向から見る将来予測
【20年後】2046年の金価格予測は1gあたり最大6万5,000円
20年後(2046年)の金価格予想:50,000〜65,000円/g
20年という長期スパンでは、インフレの累積効果や通貨価値の変動がより大きく影響します。過去20年を振り返っても、金は段階的な価格上昇を続けてきました。
今後も下記のような構造要因が続けば、金価格は長期的に底堅く推移する可能性があります。
・各国の財政赤字拡大
・通貨供給量の増加
・新興国中央銀行の金購入継続
・株式・債券から実物資産への資金分散ただし、足元の上昇ペースをそのまま延長するのはやや楽観的であり、現実的なシナリオでは2046年に50,000〜65,000円程度がひとつの目安になると考えられます。
70,000円超はインフレ急拡大や通貨不安が強まった場合の強気シナリオと位置づけるのが妥当でしょう。
※この予測は、過去数年分の金価格推移などをもとに、AIが機械学習により算出した参考値です。ここで予測されていない外部要因によって、価格が下落に転じるリスクも十分にあるため、投資判断は慎重に行う必要があります。
金価格の今後に関するFAQ
最後に、金価格の今後や売却・購入の判断で迷いやすいポイントについて、FAQ形式で解説します。
Q.金価格の予想はどこまで信じてよい?
金価格の予想は、あくまで判断材料のひとつとして見るのがよいでしょう。
金価格は、金融政策、為替、景気、地政学リスク、投資家心理などさまざまな要因によって変動します。金融機関や専門家の予測であっても、将来の価格を正確に保証するものではありません。
そのため、予想価格だけを見て売買を決めるのではなく、現在の相場、自分の保有目的、資金の必要性、価格が下がった場合のリスクをあわせて考えることが大切です。
Q.金価格が今後も上がる場合、古い金製品の価値も上がる?
金価格が上がれば、古い金製品の地金としての価値も上がりやすくなります。
金製品は、デザインが古いものや壊れているものでも、金の純度と重量に応じて評価されることがあります。そのため、金価格が高い局面では、昔購入したジュエリーや使っていない金製品の価値が思った以上に高くなっている可能性があります。
ただし、実際の査定額は純度、重量、状態、ブランド価値などによって変わります。
Q.金価格の今後を考えるとき、買取価格と小売価格のどちらを見るべき?
売却を考えている場合は、買取価格を見ることが大切です。
ニュースや相場表で表示される金価格には、小売価格と買取価格があります。小売価格は購入時の目安、買取価格は売却時の目安になるため、金を売りたい人は買取価格を確認する必要があります。
「金価格が高い」と言われていても、実際に売却する際の価格は買取価格をもとに判断するため、相場を見るときはどちらの価格なのかを確認しましょう。
Q.金価格が高いときに査定へ出すメリットはある?
金価格が高いときに査定へ出すメリットは、現在の価格水準でどれくらいの価値があるかを把握できる点です。
査定を受けたからといって、必ず売却しなければならないわけではありません。手元の金製品が今いくらになるのかを知っておくことで、「売る」「持ち続ける」「一部だけ売る」といった判断がしやすくなります。
金価格は日々変動するため、高値圏にあるタイミングで一度価値を確認しておくのも有効です。
Q.金価格が下がりそうなときは、何を確認すべき?
金価格が下がりそうなときは、ドル高、米国金利の上昇、利下げ観測の後退、地政学リスクの緩和、投資家による利益確定売りなどを確認しましょう。
金は利息を生まない資産のため、金利が高い局面では相対的な魅力が下がりやすくなります。また、安全資産として買われていた金は、国際情勢が落ち着くと需要が弱まり、一時的に価格が下がることがあります。
短期的な値動きだけで判断するのではなく、なぜ金価格が下がっているのかを確認したうえで、売却や購入のタイミングを考えることが大切です。
資金調達を検討しているなら売却も視野に

金価格は日々変動します。「もう少し待てば上がるかも」と考えている間に、相場が下落する可能性があるのも事実です。
2026年5月27日時点の国内の金買取相場は、1gあたり2万5,228円。この水準であれば、「将来の不確実性」よりも「今の確実な価値」を選ぶ判断も十分に合理的です。
「新しいブランド品の購入資金に充てたい」
「一時的にまとまった資金が必要」
「価格が下がるリスクを避けたい!」
といった人にとって現在の相場は、「売却を検討するひとつの判断材料」といえます。
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2026年5月27日時点の
金1gあたりの買取相場価格
買取相場価格:2万5,228円
※出典:ブラリバ「金・貴金属 今日の1gあたりの買取相場価格」
※前日比は土日・祝日および休業日を除く前営業日の価格との比較で算出。
金は今後も価格上昇が期待される
金価格の今後について、価格を左右する要因やAIを使った10年後・20年後の予想を解説しました。2026年5月現在も金価格は1gあたり2万円越えで推移し、今後も長期にわたって価格上昇が見込まれています。
こうした上昇局面では、資金形成を見越した金の購入や目先の資金調達を目的とした売却を検討するのに有利です。
金相場の現状や今後の見通しを理解したうえで、最適な売却のタイミングを見極めることが重要です。金価格が高水準にある今、ぜひブラリバを活用して有利な売却を行ってください。
参考文献:
金価格推移|田中貴金属
主要各国政策金利表|為替どっとコム
Gold Demand Trends Q3 2025|World Gold Council

