金・プラチナ・シルバーの刻印一覧!貴金属の純度の違いやホールマークの見分け方も紹介

お手持ちの金属製品やアクセサリーなどに、「K18」や「Pt900」といった刻印を見かけたことがある人は多いのではないでしょうか?

金(ゴールド)やプラチナ、銀(シルバー)などの貴金属製品には、素材や純度を表す刻印が施されていることが多くあります。しかし、刻印の意味を正しく理解していないと、貴金属の価値や品質を見誤ってしまうことにつながりかねません。

そこでこの記事では、金・プラチナ・シルバーなどの貴金属に使われる刻印とその意味を一覧で解説します!さらに、見分けが難しい刻印や紛らわしい表示例、日本で使われるホールマークの見分け方についてもまとめました。お手元にあるアクセサリーなどの刻印を確認したい人は、ぜひ参考にしてください。


金や貴金属にある刻印とは何を意味する?押さえておきたい数字やアルファベットの見方

金や貴金属に刻まれている刻印には、「金属の種類は何なのか」「純度はどれくらいなのか」などの意味があるのです。ここでは、金や貴金属にある刻印が何を意味しているのかを整理し、基本的な読み取り方を解説します。

刻印が示す3つの情報

貴金属に刻まれた刻印は、おもに「金属の種類」「純度」「加工方法」の3つの情報を示しています。ここでは、具体例を用いて解説していきます。

①金属の種類

日本で使われている刻印は、一般的にアルファベットと数字の組み合わせが主流です。この刻印のうち、アルファベットが示しているのは、「おもに使われている金属の種類」です。「おもに使われている」理由については、後ほど解説します。

たとえば、「K24」という刻印の「K」は、おもに使われている金属が「金」ということを表しています。

金属によってアルファベットは異なり、また、同じ金属でも複数の刻印があります。代表的な金属の種類と刻印は以下のとおりです。

刻印金属の種類
K
Ptプラチナ
SV/Sv/SILVER/STERLING
Pdパラジウム

ただし、中には数字だけで金属を表すものもあるため、こちらも後で解説します。

②金属の純度

アルファベットと数字の刻印のうち、数字はおもに金属の純度(含有量)を表します。

たとえば「K24」という刻印の「24」は、金の純度が理論上「100%」であることを示し、純金(24金)であることを表しているのです。ただし、実際の純度は「99.9%以上」となっています。

なぜ「24」なのかというと、金の品位は24を最大とする「24分率」という基準が使われているためです。金の純度がほぼ100%の純金は、「24/24=100%」という意味で、「24」が使われています。ただし、実際の純度は「99.9%以上」です。この24を基準として、純度によって数字が変わります。

なお、海外では1000分率で純度が刻印されている場合もあります。「K24」は1000分率で「999」または「999.9」と表されることも。金の代表的な純度別の刻印は以下のとおりです。

金の純度(含有量)24分率での刻印例1000分率での刻印例
99.9%以上K24999
999.9
1000
約91.6%K22916
917
約75.0%K18750
約58.5%K14585
約41.7%K10417
約37.5%K9375

③加工方法

刻印の中には、金属の種類や純度のほかに加工方法を示すものもあります。

加工方法とは、メッキ、張り(厚めのメッキ)、合金など。代表的な加工方法の刻印とその意味は以下のとおりです。

刻印の種類加工方法
GP(Gold Plated)金メッキ
GF(Gold Filled)金張り(厚めの金メッキ)
RGP(Rolled Gold Plate)圧着メッキ
ALLOY合金

刻印の位置と確認方法

刻印は貴金属の価値を見極める手がかりですが、刻印の位置はアイテムごとに異なります

代表的な貴金属アイテムにおける、刻印がよく刻まれている位置は以下のとおりです。

アイテム代表的な刻印のある場所
指輪(リング)内側
ネックレス・ペンダント・留め具(引き輪)
・モチーフの裏側
ブレスレット留め具(引き輪)
腕時計裏蓋の外側または内側(場合によってはケースの内側やブレスレットの金具部分にも刻印がある)
ピアス・イヤリング・モチーフの裏側
・ポストの側面

刻印は大きさや摩耗、汚れによって見えづらいこともあるため、ルーペや拡大鏡を使うと見えやすくなります。もし、道具がない場合はスマートフォンの拡大カメラで確認するのもおすすめです。

「刻印がない=偽物」ではない!

刻印は貴金属製品の信頼を高めるものですが、古い製品や海外製品には、金属の刻印がないものもあります。しかし、刻印がない製品であっても偽物とは限りません

日本の製品も例外ではなく、刻印がないものも。金属製品への刻印は義務ではないため、国内の正規品でも無刻印のケースがあるのです。

そのため、刻印の有無だけで真贋を判断するのは危険です。不安な場合は、比重測定やX線分析、専門店での鑑定を受けることで、正確な素材や価値を確認できます。


金(ゴールド)の刻印一覧表

の刻印は、純度や品質を示す重要な指標です。刻印を確認することで、金の正確な純度を把握でき、用途に応じた価値判断が可能になります。

先の例でも示したように、純金の刻印には「K24」や「K18」などが使われます。また、おもに海外の製品だと1000分率で表されるため、「1000」「916」といった数字や、「FINEGOLD」といった単語が刻印されている場合もあるのです。

そんなさまざまな金の刻印を、純度別に一覧でまとめた表を作成しました。お手持ちの金製品の価値を確認したいときは、ぜひ以下の表をご活用ください。

金の純度
(含有率)
意味刻印おもな用途
99.9%以上純金
(24金)
K24
24K
Au1000
1000
999
999.9
FINEGOLD
純金
万足金
インゴット、投資用、金貨など
約95.8%23金K23
23K
Au965
965
千足金(※)
金貨、海外(おもにタイや中国)のアクセサリーなど
約91.6%22金K22
22K
916
千足金
金貨
約90%21.6金K21.6
21.6K
千足金
外国製金貨など
約83.5%20金K20
20K
Au835
835
足金
ジュエリー
約75%18金K18
18K
Au750
750
18KT
18KP
ジュエリー、ブランド品
約58.5%14金K14
Au585
585
14KT
14KP
アクセサリー
約50%12金K12
12K
Au500
500
ジュエリー
約41.6%10金K10
10K
416
417
ジュエリー
約37.5%9金K9
375
ジュエリー

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※「千足金」は中国などで使われる刻印で、純度は21.6金~23金と幅がある

カラーゴールドの刻印

アクセサリーやジュエリーでおもに使われている金は「18金」です。これは金の純度が約75%だということを示しているわけですが、残りの約25%には割金という金以外の貴金属が使われています。「おもに使われている金属」と表現する理由には、このようなわけがあったのです。

割金には、銀や銅、ニッケルなどが使われています。

そして、割金を含む金製品は、混ぜる金属によって「色が変わる」ことが最大の特徴ともいえます。色(種類)ごとに刻印も異なるため、以下の一覧表にまとめました。

刻印カラーゴールドの種類割金の種類
K18YGイエローゴールド銀、銅
K18PGピンクゴールド銀、銅、パラジウム
K18WGホワイトゴールド・ニッケル、銅、亜鉛
・パラジウム、銀
など
K18RGレッドゴールド
K18GGグリーンゴールド
K18BGブラックゴールド(※)プラチナ、銀、パラジウム

※ブラックゴールドは表面処理・加工によって黒色を表現していることが一般的

また、金の純度によっては「K14YG」や「K10WG」といった種類(刻印)もあります。数字やアルファベットをよく確認してみましょう。


プラチナの刻印一覧表

プラチナは白く上品な輝きが特徴。金よりも産出量が少なく、希少性の高い貴金属です。刻印は「Pt1000」や「Pt950」などと表されます

プラチナの価値を確認する際に活用したい、純度ごとに整理した刻印一覧は、以下のとおりです。

プラチナの純度
(含有率)
意味刻印例おもな用途
99.9%以上プラチナ1000Pt1000
Pt999
999.5
PLATINUM
Pm1000
純白金
インゴット
95%プラチナ950Pt950
950
Pm950
ブランドジュエリー
90%プラチナ900Pt900
900
Pm900
国内製ジュエリー
85%プラチナ850Pt850
850
Pm850
ネックレス、ブレスレットなど

プラチナは「Pt」以外にも、1960年頃までは「Pm」という刻印が使われていました。ただし、当時流通していたプロメチウム(Promethium)と誤解されることへの懸念や国際表記統一の観点から、「Pt」が標準化されました。


銀(シルバー)の刻印一覧表

銀(シルバー)は柔らかく、美しい光沢が特徴の貴金属です。刻印はアルファベットで「SV」と表し、金やプラチナと同様に大きな数字がつくほど純度が高いことを示しています。

銀は空気中の硫黄と反応(硫化)して黒ずみやすい性質がある金属です。アイテムの純度を調べる際は、より刻印が重要となります。

純度別に整理した銀の刻印一覧は以下のとおりです。

銀の純度(含有率)意味刻印例おもな用途
約99.9%シルバー1000Sv1000
999
FINE SILVER
純銀製インゴット
95%シルバー950Sv950高級ジュエリー
92.5%シルバー925Sv925
STERLING
STERLING SILVER
925
Ag925
一般的なアクセサリー
90%シルバー900Sv900アンティークジュエリー
80%シルバー800Sv800欧州のアンティーク

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刻印がない場合や「Silver」とだけ表記された製品は、銀メッキや低純度の合金である可能性もあります。見た目だけでは判断しにくいため、購入時や売却時には刻印の内容をしっかり確認することが大切です。

銀メッキの刻印

銀メッキ製品は、表面にのみ薄く銀をコーティングしたものです。見た目は本物のシルバーに似ていますが、価値や耐久性は大きく異なります。

本物の銀製品と区別するため、銀メッキには以下のような刻印が使用されています。

刻印意味
AgGP(※)銀(Ag)のゴールドプレート
SVGPシルバー(SV)のゴールドプレート
SILVER PLATED英語圏で一般的な銀メッキ表記
EPNS洋銀(ニッケルシルバー)への銀メッキ
EP電気メッキ

※業者独自の表記として使われていることが多い


パラジウムの刻印一覧表

パラジウムはプラチナに似た白い輝きを持つ金属。軽量で、金やプラチナと比較すると価格が安い点が特徴です。近年では、プラチナに代わる婚約指輪や結婚指輪の素材としても採用され、人気が高まっています。

パラジウムの価値を確認する際に役立つ、純度ごとに整理した刻印一覧は以下のとおりです。

パラジウムの純度(含有率)意味刻印例おもな用途
約99.9%パラジウム1000Pd1000
Pd999
高純度合金、工業用途(医療・自動車部品など)
95%パラジウム950Pd950ブランドジュエリー
90%パラジウム900Pd900一般ジュエリー
50%パラジウム500Pd500一部の実用アクセサリー

パラジウムは汎用性が高く、資産価値の面からも注目されている金属です。そのため、刻印を正しく読み取り、素材や純度を把握することの重要性が高まっています。


メッキ・張り製品に見られる刻印一覧表

一般的に「P」の刻印はメッキ製品を示していることが多いです。たとえば「GP」は金メッキ(GOLD  PLATED)を、「PTP(PP)」はプラチナメッキ(Platinum Plated)を表しています。

刻印だけでは判別が難しい場合、比重検査や磁石への反応やメッキの剥がれの有無なども重要な見分け方です。誤認を防ぐためにも、刻印だけに頼らず、複数のチェック方法を組み合わせて貴金属の価値を正確に判断するよう心がけましょう。

メッキ・張り製品に見られる刻印は以下のとおりです。

刻印例意味特徴
GP金メッキ(GOLD  PLATED)表面に薄く金をメッキした製品
GE
GEP
金電気メッキ(Gold Electro Plated)GPとほぼ同義
GF金張り(Gold Filled)厚めの金メッキ
GS金張り(Gold Shelled)厚めの金メッキ
GR金張り(Gold Rolled)厚めの金メッキ
GT金箔張り(BRIGHT GOLD-PLATED/GILT GOLD-PLATED)金箔が張られたもの
RGP圧着金張り(Rolled Gold Plate)金を圧延して貼った製品
WGFホワイトゴールド張り(White Gold Filled)ホワイトゴールドメッキ
PTP
PP
プラチナメッキ(Platinum Plated)表面に薄くプラチナをメッキした製品
PTFプラチナ張り(Platinum Filled)プラチナメッキ

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ホールマーク(公的検定刻印)とは?日本と海外で異なる公的刻印の意味

金やプラチナなどの貴金属製品には、素材の純度を保証するための「公的マーク」が存在します。これを「ホールマーク」と呼び、第三者である公的検査機関が品位を確認したうえで打刻されるものです。

刻印に記された数字やアルファベットは、金属の種類や純度を示し、製品の信頼性や価値を判断するための重要な指標となります。ただし、ホールマークの制度や表記方法は国によって異なるため、刻印の意味を正しく理解することが大切です。

ここでは、ホールマークの基本的な役割を押さえたうえで、日本国内で使われるホールマークと、海外で見られるホールマークについて解説します。

日本国内のホールマーク

日本のホールマークは、造幣局が貴金属の純度を公的に証明するための刻印で、「日の丸」と純度を示す数字を組み合わせた記号です。

日本国内で使用されているホールマークは以下のとおりです。

金属の種類表記例シンボル例意味
金(Gold)999、750日の丸+ひし形+「999」など純金または18金などの金製品である証明
白金(Pt)999、950日の丸+ひし形+「950」などプラチナ純度の証明
銀(Silver)925、950日の丸+ひし形+「925」などスターリングシルバーなど銀の純度証明

出典:貴金属製品の品位証明|造幣局

上記のホールマークは国による検査を受けた証であり、高い信頼性と品質の証明になります。ただし、日本ではこの刻印は任意制度のため、刻印がなくても違法ではありません。

ホールマークの有無で判断せず、鑑定や信頼できる販売元での確認が重要です。

海外のホールマーク

ホールマークは国ごとに制度や表記が異なります。たとえば、アメリカの「14K」やイギリスの「王冠マーク」など、それぞれ独自の規則やモチーフがあります。

海外で使用されている代表的なホールマークは以下のとおりです。

国名刻印例特徴
アメリカ18K/14K/10K数字+K形式(14Kが主流)、刻印義務なし
イギリス王冠+750、豹(ロンドン)、碇(バーミンガム)など・一定条件の貴金属はホールマークが求められる
・王冠マーク+数字+都市記号など
フランス鷲マーク原則18金以上のみ刻印義務がある
ドイツ18K/14ct数字+Kまたはct、併せて「GERMANY」など
イタリア☆1FI、☆128TOなど星マーク+業者番号+製造地コード
スイス犬の顔、女神の横顔ヘルヴィティア(女神)やセントバーナードの顔
中国足金/千足金/万足金K表記は限定的
台湾足金/999.9_100g中国と類似、「999.9_100g」など数量記載もあり
タイ23K/振和興数字+Kに加え漢字表記もあり

ブランドを表す刻印一覧

おもにハイブランドのジュエリーなどには、そのブランド独自の刻印が施されていることが多いです。

ブランドの刻印は、ブランド名やロゴ、品番の刻印がほとんどで、公的な純度証明ではありません。ただし、正規ブランド品であることを判断するための材料となるほか、どのブランドの製品かを見分ける「ブランド識別」や、デザインの一部としての役割も担っています。

おもなブランドを表す刻印例は、以下のとおりです。

ブランド名刻印例特徴
BVLGARI(ブルガリ)BVLGARIブランド名
Cartier(カルティエ)Cartier筆記体のブランド名
CHANEL(シャネル)CHANELブランド名
CHAUMET(ショーメ)CHAUMET PARISブランド名+パリ
Harry Winston(ハリー・ウィンストン)八角形の中に「HW」一重(または二重)の八角形のなかにブランド名のイニシャル
MIKIMOTO(ミキモト)貝の中に「M」貝を象ったマーク内にブランド名の頭文字「M」
TASAKI(タサキ)TASAKI/貝の中に「T」ブランド名/貝を象ったマーク内にブランド名の頭文字「T」
Tiffany & Co.(ティファニー)Tiffany & Co./T&CO.ブランド名/ブランド名のイニシャル
Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)VCA/VAN CLEEFブランドの頭文字をモチーフにした略記ロゴ

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品位刻印やホールマークとあわせて確認することで、製品の価値や信頼性をより正確に判断できます。


見分けが難しい!刻印・紛らわしい表示例まとめ

刻印の中には、「18KGP」や「999」など、本物の金属製品に酷似したものが存在します。これらは一見すると高純度の貴金属に見えますが、実際には金メッキや素材不明の場合もあり、価値は大きく異なります。

見分けが難しい、刻印・紛らわしい表示一例をまとめた表は以下のとおりです。

刻印例正しい意味注意点
Pメッキ(Plate/Plated)、または品位不明の略記プラチナ(Pt)と誤認しやすい
Pt/PdPt=プラチナ/Pd=パラジウムどちらも似た白金系、判別が必要
GP/KGP金メッキ(Gold Plated)「K18」と混同しやすい
KFP金張り「K18」と混同しやすい
KIPメッキの一種「K」で純金と混同しやすい
18KGP金メッキ製品「18K」と似ているが価値は異なる
18KTGP18金メッキアメリカ表記、「18K」と誤認しやすい
GEP/RGPGEP=電気メッキ/RGP=圧着金張り本金ではなく電気メッキ/圧着金張り
ITALY 750本物もあるが偽造品も多いため注意国名に惑わされがち

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字体や刻印の深さ・位置が不自然な場合は偽装の可能性があるため、比重検査や信頼できる鑑定を活用することをおすすめします。正しい知識と確認ポイントの理解が、誤購入やトラブル防止につながります。

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金の刻印を正しく理解しよう!

貴金属の刻印は、金属の種類や純度、製品の信頼性を見極めるための重要な情報です。「K18」「Pt900」などの基本的な刻印に加え、日本や海外で使われるホールマーク、ブランド刻印の役割を理解することで、価値判断の精度が高まります。

ただし、紛らわしい表記や、素材が特定できない刻印も存在するため注意が必要です。刻印の意味を正しく読み取り、位置や表記全体を確認することが大切です。

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