
ロレックスは世界最高峰の腕時計ブランドで、「腕時計界の王様」といわれるほどの人気を集めています。時計に詳しくない方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。長きに渡ってロングセラー商品を排出してきたロレックスですが、どのモデルがとくに人気を集めているのでしょうか。
そこで本記事では、ロレックスの人気モデルランキングをご紹介します。後半では2025年に登場した新作についても解説しているので、最後までご覧ください。
目次
【2025年版】ロレックス人気モデルランキングTOP10
本章では、ロレックスの人気モデルランキング10選をご紹介します。定番のスポーツモデルから格式あるドレスウォッチまで、幅広いラインナップがランクイン。
各モデルの魅力や特徴を押さえながら、自分に合う一本を見つけてみましょう。
1位 コスモグラフデイトナ
コスモグラフ デイトナは、2023年に生誕60周年を迎えたロレックスを代表するロングセラーモデルです。ブランドを代表するクロノグラフ(ストップウォッチ機能付き時計)として知られ、バブル期には予約しても数年以上待たされるほどの圧倒的な人気を誇りました。
デイトナの大きな特徴は、タキメーターベゼルと高精度な計測機能にあります。最大時速400マイルまでの速度を測定でき、中央の秒針では1/8秒単位まで計測可能です。こうした精度と信頼性は、ロレックス自社工場で設計・製造される高度な技術力の結晶といえます。
モデル名の「デイトナ」は、アメリカ・フロリダで開催されるカーレース「デイトナ インターナショナル スピードウェイ」に由来。とくに1992年からロレックスがスポンサーを務める「ロレックス24(旧デイトナ24時間マラソン)」との結びつきにより、モータースポーツとの深い関わりを築いてきました。
さらに、上質な素材を使用したダイアルデザインや伝説的なレーストラックとの歴史的なつながりも人気を後押ししています。需要に対して供給が常に不足していることから、中古市場でも価格が上昇し続けており、資産価値の高いモデルとしても世界中で支持されています。
コスモグラフ デイトナ Ref.116500LN

2016年に発表された現行デイトナ。ブラックセラクロムベゼルを備え、ステンレススチールの精悍なケースデザインと高い耐傷性を兼ね備えています。モータースポーツと深い関わりを持つデイトナの中でも、最も人気の高いモデルのひとつです。
- ケース径:40mm
- 素材:オイスタースチール × セラクロムベゼル
- ムーブメント:Cal.4130(ロレックス自社製クロノグラフムーブメント)
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性能:100m防水
クロノグラフ機能とタキメーターベゼルを備え、モータースポーツとの結びつきが強いモデル。正規店では極めて入手困難で、中古市場では定価を大きく上回る価格で取引されています。
コスモグラフ デイトナ Ref.116520

2000年から2016年にかけて製造されたデイトナ。ステンレスベゼルを採用し、現行よりもクラシカルな雰囲気を持つモデルです。ロレックス初の自社製クロノグラフムーブメントCal.4130を搭載した歴史的な1本として知られています。
- ケース径:40mm
- 素材:オイスタースチール × ステンレスベゼル
- ムーブメント:Cal.4130(初の自社製クロノグラフ搭載モデル)
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
「最後のステンレスベゼル・デイトナ」としてコレクターの評価が高く、中古市場でも根強い人気を誇ります。流通量は減少傾向にあり、良質な個体ほど価格は上昇傾向にあります。
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2位 サブマリーナー
ロレックスのサブマリーナーは、水深100mまでの防水性能を備えた初のダイバーズウォッチとして誕生しました。目盛り付きの回転ベゼル、発光素材を用いたディスプレイ、大きな針とアワーマーカーなど、ダイバーに求められる高い視認性が特徴です。
2020年のモデルチェンジではケース径が41mmに拡大され、ノンデイトの「Ref.124060」には自社製ムーブメントCal.3230を搭載。70時間のパワーリザーブを実現しました。さらに、デイト付きの「Ref.126610LN」やグリーンベゼルの「Ref.126610LV」、ゴールドやロレゾール(コンビ)仕様など多彩なバリエーションが展開されており、すべて300m防水仕様となっています。
また、セラクロム製の逆回転防止ベゼルによって潜水時間や減圧停止を正確に計測でき、クロマライトディスプレイと幅広の針によって水中でも瞬時に時刻を読み取ることが可能です。2025年にはブレスレット形状の微調整や夜光インデックスの改良など、小さなアップデートも加えられ、装着感と視認性がさらに高まりました。
こうした完成度の高さと実用性により「スタンダード・ダイバーズウォッチ」と称され、中古市場でも常に高い需要を誇ります。
サブマリーナー Ref.126610LN

2020年に登場した現行サブマリーナーデイト。ケース径が41mmに拡大され、最新ムーブメントCal.3235を搭載。日付表示付きで、実用性が大幅に向上しました。
- ケース径:41mm
- 素材:オイスタースチール × セラクロムベゼル
- ムーブメント:Cal.3235
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:300m防水
ダイバーズウォッチの王道として人気を集め、日常使いから本格ダイビングまで対応できる信頼性を誇ります。
サブマリーナー Ref.124060

2020年発表のノンデイトサブマリーナー。デイト表示を排し、シンプルさと実用性を追求したモデルです。
- ケース径:41mm
- 素材:オイスタースチール × セラクロムベゼル
- ムーブメント:Cal.3230
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:300m防水
オリジナルのサブマリーナーの精神を色濃く受け継ぎ、無駄を削ぎ落としたデザインが魅力。オンオフ問わず愛用できる一本です。
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3位 GMTマスター
GMTマスターⅡは、航空パイロットに愛用されたGMTマスターの後継モデルとして誕生しました。24時間針と2色の回転ベゼルを備え、第2タイムゾーンの時刻を瞬時に表示できるのが大きな特徴です。暗闇でも高い視認性を確保するクロマライトディスプレイや、長時間発光するアワーマーカーなど、実用性にも優れています。
デザイン面でもGMTマスターⅡはロレックスの中でとくに個性的な存在です。赤青ベゼルの「ペプシ」や青黒ベゼルの「バットマン」といったツートンカラーは、世界中のコレクターや愛好家から絶大な人気を集めています。ステンレスからエバーローズゴールドまで素材展開も豊富で、スポーティさとラグジュアリーさを兼ね備えている点も魅力です。
多彩なベゼルカラーと堅牢なケースデザインは、ビジネスシーンからカジュアルな装いまで幅広くマッチします。時差をまたいで活躍するパイロットやビジネスマンはもちろん、ファッションアイコンとしても存在感を放ち続けており、ロレックスのスポーツモデルを代表する1本となっています。
GMTマスター II Ref.126710BLRO

赤青ベゼルで「ペプシ」の愛称を持つ人気モデル。クラシックなデザインと最新技術を融合し、旅行者やコレクターから高い評価を得ています。
- ケース径:40mm
- 素材:オイスタースチール × 赤青セラクロムベゼル
- ムーブメント:Cal.3285
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
24時間針と両方向回転ベゼルにより、複数のタイムゾーンを表示可能。ビジネスユースからトラベルまで幅広く活躍します。
GMTマスター II Ref.126710BLNR

青黒ベゼルで「バットマン」の愛称を持つモデル。スポーティでモダンな印象の一本です。
- ケース径:40mm
- 素材:オイスタースチール × 青黒セラクロムベゼル
- ムーブメント:Cal.3285
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
2019年の登場時はジュビリーブレスのみでしたが、2021年以降はオイスターブレスも追加され、現在は選択肢の広さと実用性で高い支持を得ています。
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4位 エクスプローラー
エクスプローラーは、1953年に探検家のために開発されたモデルです。誕生の背景には、ヒラリー卿とテンジン・ノルゲイがエベレスト初登頂に成功した際にロレックスの試作モデルを装着していたことがあり、その実績から「過酷な環境に耐えうる時計」として正式に製品化されました。
シンプルで実用的なデザインと高い視認性、そして優れた耐久性が特徴です。ステンレススチール製のケースとブレスレットは堅牢で、防水性能や耐衝撃性にも優れています。自社製造の高精度ムーブメントを搭載し、ロレックスらしい信頼性を備えながらも、シンプルなデザインゆえにオン・オフ問わず幅広いシーンで活躍できる点も魅力です。
エクスプローラーIは2023年にモデルチェンジが行われ、Ref.214270から新型のRef.224270へと進化しました。従来の魅力を受け継ぎつつ、ケース径は39mmから40mmへ拡大され、より現代のユーザーのニーズに合った仕様となっています。
エクスプローラー I Ref.124270

2021年に発表された現行エクスプローラー I。36mmというクラシックサイズに回帰し、1953年に誕生した初代エクスプローラーの伝統を色濃く受け継いでいます。シンプルで無駄のないデザインは、探検家や冒険家のための実用時計としての本質を体現しています。
- ケース径:36mm
- 素材:オイスタースチール
- ムーブメント:Cal.3230
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
新ムーブメントCal.3230を搭載し、精度・耐磁性・パワーリザーブが大幅に向上。サイズダウンしたことでビジネスシーンやフォーマルな場にも自然に馴染むため、幅広い世代から支持を得ています。中古市場では登場から間もないため高値安定を維持しており、今後も資産性の高いモデルといえます。
エクスプローラー I Ref.214270

2010年から2021年まで製造された39mmケースのエクスプローラー I。従来より大型化したケースにより、現代的な存在感を持ちつつも、ロレックスらしいシンプルなデザインは健在です。
- ケース径:39mm
- 素材:オイスタースチール
- ムーブメント:Cal.3132
- パワーリザーブ:約48時間
- 防水性能:100m防水
Cal.3132ムーブメントは耐震性に優れたパラフレックスショックアブソーバーを搭載。高い信頼性を誇るいっぽうで、エクスプローラー I の歴史で唯一39mmケースを採用したモデルとして市場価値が上昇しています。中古市場では状態の良い個体が注目されており、今後コレクション性がさらに高まると予想されます。
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5位 デイトジャスト
デイトジャストは、1945年に誕生したロレックス初の自動巻き防水クロノメーター腕時計です。のちにモデル名の由来ともなった「日付が瞬時に切り替わるデイトジャスト機能」も改良を経て搭載され、革新的な存在として確立されました。
ロレックスを代表するコレクションのひとつとして世界中で高い評価を受けており、豊富なバリエーション展開も魅力です。男性用だけでなく女性向けの小ぶりなサイズも展開され、ステンレススチールからゴールド、さらにはダイヤモンドをあしらったラグジュアリー仕様まで、多彩なラインナップが揃います。
デザイン面では、ドレスモデルの定番となったジュビリーブレスレットやフルーテッドベゼルを初めて採用したモデルでもあります。実用性と高級感を両立させ、1945年の初登場以来、マイナーチェンジを重ねながらも「3針+日付表示窓」という基本的なスタイルは変わっていません。その一貫したデザインは、ひと目でロレックスと分かる存在感を放っています。
この普遍性と完成度の高さは資産価値を押し上げる要因ともなっており、中古市場においても価格は上昇傾向にあります。デイトジャストは、実用時計としての信頼性とドレスウォッチとしての華やかさを兼ね備えた、ロレックスの王道モデルといえるでしょう。
デイトジャスト Ref.126334

デイトジャストは1945年に誕生したロレックスを代表するドレスウォッチ。Ref.126334は41mmケースにホワイトゴールド製のフルーテッドベゼルを備え、華やかで存在感のあるモデルです。スポーツロレックスとは異なり、フォーマルシーンにも映える万能モデルとして位置づけられています。
- ケース径:41mm
- 素材:オイスタースチール × ホワイトゴールドベゼル
- ムーブメント:Cal.3235
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
Cal.3235は耐磁性・耐衝撃性を強化した最新ムーブメントで、日常使いの信頼性も抜群。文字盤のバリエーションが豊富で、好みに合わせて個性を演出できます。中古市場でも人気が高く、資産性と実用性を兼ね備えた1本です。
デイトジャスト Ref.126200

Ref.126200は36mmケースを採用した現行モデル。オイスタースチールのみを使用したシンプルな仕様で、デイトジャストの中でも落ち着いた印象を与える一本です。
- ケース径:36mm
- 素材:オイスタースチール
- ムーブメント:Cal.3235
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
性別を問わず着けやすいサイズ感と普遍的なデザインで、ユニセックス需要が非常に高いモデルです。
6位 デイデイト
デイデイトは、1956年に誕生したロレックスの最上級ラインです。世界で初めて曜日と日付を同時に表示する自動巻き防水クロノメーターとして登場し、その革新性と格式から「成功者の時計」として確固たる地位を築きました。
素材には18Kゴールドやプラチナなどの高級素材のみを採用しており、圧倒的なステータス性を誇ります。2023年には地中海沿岸を思わせる鮮やかな色調の天然石ダイアルを用いた新作が登場し、エレガントさをさらに際立たせています。
ブレスレットには「プレジデントブレス」が採用されています。ジュビリーブレスレットが5連リングで繊細な印象なのに対し、プレジデントブレスは3連リング構造で、力強さと華やかさを併せ持つデザインが特徴です。このブレスレットはデイデイトを象徴する存在ともいえます。
さらにデイデイトの曜日表示は、世界中の多様な文字体系に対応しています。ラテン文字、アラビア文字、キリル文字、ヘブライ文字、日本語、中国語、ゲエズ文字などが用意され、オーナーの文化的背景やアイデンティティを反映させることができます。
このようにデイデイトは、技術革新・デザイン性・文化的多様性を兼ね備えたロレックスの最高峰コレクションとして、長年にわたり世界中の人々を魅了し続けています。
デイデイト Ref.228238

1956年に誕生した「デイデイト」は、日付と曜日をフルスペルで表示するロレックス唯一のモデル。Ref.228238は18Kイエローゴールド製の40mmケースを採用し、ロレックスの最高峰ラインに位置づけられています。
- ケース径:40mm
- 素材:18Kイエローゴールド
- ムーブメント:Cal.3255
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
「プレジデントウォッチ」として国家元首や著名人に愛用されてきた伝統があり、ステータス性は圧倒的。中古市場では希少な文字盤仕様が高値で取引され、資産価値も極めて高いモデルです。
デイデイト Ref.228235

Ref.228235はロレックス独自の18Kエバーローズゴールドを採用した40mmモデル。従来のイエローゴールドより落ち着きがあり、現代的な高級感を演出します。
- ケース径:40mm
- 素材:18Kエバーローズゴールド
- ムーブメント:Cal.3255
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
クラシックな雰囲気を残しつつ、控えめで上品な輝きを放つため、近年とくに人気が高まっています。希少な文字盤仕様はコレクターズアイテムとしての価値も上昇中です。
7位 ヨットマスター
ヨットマスターは、1992年に登場したヨット愛好家向けのラグジュアリースポーツモデルです。セーリングの世界観をデザインに取り入れながらも、レガッタ専用機能は搭載せず、シンプルな時・分・秒・日付表示を備えています。
初代モデルはイエローゴールド製のケースとブレスレットを採用し、スポーツラインでありながら華やかさを兼ね備えたデザインが特徴でした。両方向回転式のベゼルには立体的なエンボス加工が施され、ヨットマスターならではの独自性を際立たせています。
現行モデルでは、高い耐磁性や耐衝撃性を持つハイスペックなムーブメントを搭載し、メンテナンス性にも優れた実用性を実現しています。また、ロレックスでは珍しくメンズ・ボーイズ・レディースの3サイズ展開が用意されており、男女問わず選びやすい点も魅力です。そのため、ペアウォッチとしても人気が高く、スポーティさとラグジュアリーさを兼ね備えたコレクションとして多くのファンに支持されています。
ヨットマスター Ref.126622

ヨットマスターは1992年に誕生した「ラグジュアリースポーツウォッチ」。Ref.126622はステンレススチールとプラチナを組み合わせた通称「ロレジウム」仕様で、都会的かつ洗練された印象を持ちます。
- ケース径:40mm
- 素材:オイスタースチール × プラチナベゼル
- ムーブメント:Cal.3235
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
スポーツモデルでありながらラグジュアリー感が強く、オンオフ問わず使えるのが魅力。中古市場ではデイトナやサブマリーナーと比べ入手しやすく、将来的な評価上昇も期待されています。
ヨットマスター Ref.226659

Ref.226659は2019年に登場した42mmケースのヨットマスター。18Kホワイトゴールドとオイスターフレックスブレスを組み合わせた仕様で、高級感と快適性を両立しています。
- ケース径:42mm
- 素材:18Kホワイトゴールド × オイスターフレックスブレス
- ムーブメント:Cal.3235
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
大型ケースとラバー素材のブレスの組み合わせは珍しく、ラグジュアリースポーツモデルとして高い注目を集めています。中古市場でも希少性から高額取引されるケースが多いです。
8位 オイスターパーペチュアル
オイスターパーペチュアルは、ロレックスの原点ともいえるモデルです。世界初の完全防水ケース「オイスターケース」と、自動巻き機構「パーペチュアル」を組み合わせた革新的な時計として誕生し、その名を冠しています。以来、ロレックスの基盤を支える象徴的な存在として、多くの愛好家から支持され続けています。
デザインは普遍的でありながら、豊富なサイズ展開を揃えているため、世代や性別を問わず幅広い層に人気があります。もともとはシンプルな文字盤が特徴でしたが、2020年に鮮やかなターコイズブルーやキャンディピンクといったカラーダイアルが登場し、一大ブームを巻き起こしました。クラシックなデザインと遊び心あるカラーバリエーションの両立も、オイスターパーペチュアルならではの魅力です。
さらに、ブレスレットには特許取得の「オイスターロッククラスプ」と「イージーリンク」を搭載。オイスターロッククラスプは不意にブレスレットが開くのを防ぎ、イージーリンクは約5mmの長さ調整をワンタッチで可能にします。シンプルな外観に隠された高い実用性も、このモデルが長年愛される理由のひとつです。
オイスターパーペチュアル Ref.124300

1931年に誕生したロレックスの基礎となるモデル「オイスターパーペチュアル」。Ref.124300は41mmケースを採用し、2020年のカラーダイヤル展開で世界的に注目を浴びました。
- ケース径:41mm
- 素材:オイスタースチール
- ムーブメント:Cal.3230
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
ターコイズブルーやイエローなど鮮やかな文字盤が人気を集め、一部カラーはプレミア価格で流通。シンプルな3針モデルでありながら投資的な価値も持つ、近年最も話題性のあるシリーズです。
オイスターパーペチュアル Ref.126000

Ref.126000は36mmサイズの現行オイスターパーペチュアル。性別を問わず使いやすいサイズ感と、多彩な文字盤展開が特徴です。
- ケース径:36mm
- 素材:オイスタースチール
- ムーブメント:Cal.3230
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
デザインは非常にシンプルながら、豊富なカラーリングで個性を出せるのが魅力。価格も比較的手頃で、中古市場でも安定した人気を誇ります。
9位 シードゥエラー
シードゥエラーは、その名の通り「海の居住者」を意味し、プロフェッショナルダイバーのために開発されたダイバーズウォッチです。1967年の登場以来、過酷な深海環境に挑むためのモデルとして進化を続けてきました。2008年には3,900m防水を実現した「ロレックス ディープシー」が登場。さらに2012年には、映画監督ジェームズ・キャメロンのマリアナ海溝潜航のために製作された実験機「ディープシー チャレンジ」が注目を集めました。そして2022年には、チタン製ケースを採用した市販モデル「ディープシー チャレンジ Ref.126067」が正式に発表され、深海探査に特化した存在へと発展しています。
最大の魅力は圧倒的な防水性能です。シードゥエラーは水深1,220メートルまで対応し、ロレックス ディープシーでは3,900メートル、さらにディープシー チャレンジでは11,000メートルと、マリアナ海溝の最深部に到達できるスペックを備えています。
これらのモデルには、極限環境でも精度を保つための特殊な構造や高い耐久性が組み込まれており、プロダイバーや探検家から高い評価を得ています。代表的なリファレンスとしてはRef.126600、Ref.126660、Ref.136660などがあり、いずれも入手制限が設けられるほどの人気を誇りました。
2022年秋には、ロレックス初の「RLXチタン」をケース素材に採用したディープシー チャレンジ Ref.126067が登場し、大幅な軽量化を実現。さらに2024年には、イエローゴールドとブルーダイアルを組み合わせた「ディープシー Ref.136668LB」が発表され、従来の力強さにラグジュアリーな魅力を加えた新しいバリエーションとして注目を集めています。
シードゥエラー Ref.126600

深海プロフェッショナルモデルであるシードゥエラー。Ref.126600は2017年に登場し、文字盤に赤で「Sea-Dweller」と記された通称「赤シード」として知られます。
- ケース径:43mm
- 素材:オイスタースチール × セラクロムベゼル
- ムーブメント:Cal.3235
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:1,220m防水
43mmの大型ケースと驚異的な防水性能を誇り、ヘリウム排出バルブも搭載。プロフェッショナルダイバーズの象徴でありながら、愛好家の間ではコレクション性の高い一本としても人気です。
シードゥエラー Ref.126603

Ref.126603はステンレスと18Kイエローゴールドを組み合わせたコンビ仕様のシードゥエラー。2019年に追加されたバリエーションで、堅牢さに加えラグジュアリー感を高めています。
- ケース径:43mm
- 素材:オイスタースチール × 18Kイエローゴールド
- ムーブメント:Cal.3235
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:1,220m防水
プロ仕様の性能を維持しつつ、金無垢に迫る豪華さを楽しめる点で人気。中古市場では希少性が高く、評価の安定したモデルです。
10位 エアキング
エアキングは1940年代に誕生したモデルで、デイトナやサブマリーナーといったロレックスの代表格よりも長い歴史を持っています。現存するロレックスの中では最古の「ペットネーム(愛称)」を与えられたモデルとしても知られています。
シンプルなデザインと比較的手に取りやすい価格帯から、「ロレックスの入門モデル」として人気を集めてきました。機能が少なく操作が簡単なため、初めてロレックスを手にするユーザー層に選ばれることが多いのも特徴です。
また、エアキングはモデルチェンジのたびに大きな変貌を遂げることでも有名です。デザインコードに一貫性がない印象を持たれることもありますが、その時代ごとのロレックスの挑戦や方向性を色濃く反映してきたコレクションといえます。
基本的なスタイルは日付窓を設けず、ケース径も40mm前後とシンプル。すっきりとしたデザインはスーツスタイルにもよく馴染み、ビジネスシーンで活躍する一本として支持されています。
エアキング Ref.126900

エアキングは航空界とのつながりを持つロレックスのパイロットウォッチ。Ref.126900に刷新されたことでケースガードが追加されるなど耐久性が強化されました。
- ケース径:40mm
- 素材:オイスタースチール
- ムーブメント:Cal.3230
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性能:100m防水
独特なアラビア数字のダイヤルは航空計器を思わせるデザインで、個性派ロレックスとして人気。従来の無骨さに洗練さが加わり、注目度が上がっています。
エアキング Ref.116900

2016〜2022年に製造された前世代エアキング。シンプルなケースラインを持ち、初代から続く伝統を継承しています。
- ケース径:40mm
- 素材:オイスタースチール
- ムーブメント:Cal.3131
- パワーリザーブ:約48時間
- 防水性能:100m防水
耐磁性に優れたムーブメントを搭載し、日常使いでも高い信頼性を発揮。現行に置き換わったことで市場流通は減少傾向にあり、状態の良い個体はコレクターの注目を集めています。
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2025年のロレックス新作情報
2024年はジュネーブで多数の新作が登場しましたが、2025年には新たに以下のモデルが発表されました。
ロレックス2025年の新作一覧
ランドデゥエラー(36mm/40mm):薄型ケース+統合型ブレス、Cal.7135搭載でロレックス史上最大級の技術革新モデル。
オイスター パーペチュアル:2020年のカラーダイアルブームを継続し、パステルトーンの新色(ピスタチオ、ラベンダー等)を追加。
GMTマスターII:白ゴールド「Sprite-Hulk」や天然石「Tiger Iron」ダイアルなど、新素材・意匠が際立つ高級ラインナップ。
コスモグラフ デイトナ:ホワイト/イエローゴールドモデルに、新たなブルー・グリーン・ターコイズダイアルが華やかさをプラス。
スカイドゥエラー:イエローゴールド×グリーンダイアルの新仕様。
デイトジャスト:赤のサンバースト+ダイヤモンドの組み合わせが新登場。
1908:全身イエローゴールドに、新開発の「セッティモ」ブレスレットを組み合わせることで、エレガンスをさらに高めています。
ロレックス史上初となる新コレクション「ランドドゥエラー」や、パステルカラーを採用した新しいオイスターパーペチュアル、天然石ダイアルを採用したGMTマスターIIなど、注目すべき新作が多数登場しました。
2025年の新作については、ロレックス公式サイトや時計専門メディアでも詳しく紹介されています。気になる方はぜひ最新の情報をご確認ください。
ロレックスは世界中で大人気の高級時計
ロレックスはスイスの高級時計メーカーで、高品質で信頼性のある時計を提供しているブランドです。ロレックスの時計は非常に高い精度を持ち、耐久性と防水性にも優れています。また時計の心臓部と言われているムーブメントは、自社で開発した独自のものを採用しているのが特徴です。
さらにロレックスの腕時計は実用性とラグジュアリー感を兼ね備えており、多くのモデルが展開されています。リセールバリューが高く、中古市場でも人気です。とくにヴィンテージモデルは需要が高く、世界中のオークションで活発に取引されています。
ロレックスはそもそも手に入りづらい
ロレックスは世界中で需要が高騰しているため、常に生産数が追いつかずに手に入りづらい状況にあります。またロレックスは他のブランドとは異なり、モデルごとに生産期間が定められています。
よって新モデルが登場して旧モデルの生産が終了すると、基本的には再び生産されることはもうありません。このようなモデルは中古市場にて定価より高い価格で購入する必要があるので、より購入するハードルは高くなります。
2025年時点で手に入りにくいモデルについては、「ロレックス入手困難ランキング」の記事で詳しく紹介しています。カタログに載っていないようなレアモデルもあるのでぜひ見てみてください!
ロレックスには購入制限があり、2024年12月には新ルールが導入された
ロレックスの購入制限は2019年より日本国内の正規販売店で導入された制度で、おもに転売の防止や多くの方に人気モデルを購入してもらうことを目的としています。
2024年12月16日に新ルールが追加され、すべてのモデルが半年に1本しか購入できなくなりました。詳しくは「ロレックスの購入制限の記事」で解説しているので、興味がある方は併せてご覧になってください。
ロレックスはどのモデルも人気!ランキング外でも高額買取が可能
本記事では最新のロレックス人気ランキングについて10選ご紹介しました。ここでランキングのおさらいをしておきましょう。
- コスモグラフデイトナ
- サブマリーナー
- GMTマスター
- エクスプローラー
- デイトジャスト
- デイデイト
- ヨットマスター
- オイスターパーペチュアル
- シードゥエラー
- エアキング
スポーツモデルやダイバーズウォッチを中心に今後も人気が集まると予想されますが、デイトジャストやデイデイトがランクインしていることから、今後はラグジュアリーモデルにも注目が集まると考えられます。
近年は世界的な需要が非常に高く、生産数が追いつかない状況が続いています。そのため、正規店での入手が難しい反面、並行輸入店や中古市場での取引はますます活発化しています。中古市場での需要が高まれば、それに比例して買取価格も上昇する傾向があります。
中古市場の需要が上昇している時は、それに比例して買取価格も上昇するので、今がロレックスを売るチャンスです!ご検討されている方はぜひ「ブラリバ」へご相談ください!


デイトナ
GMTマスターⅡ
サブマリーナ
エクスプローラー
エクスプローラーⅡ
デイトジャスト
デイトジャストⅡ
サンダーバード
ヨットマスター
ヨットマスターⅡ
シードゥエラー
ミルガウス
オイスター
オイスター
デイデイト
デイデイトⅡ
エアキング
スカイドゥエラー
チェリーニ
デイトジャスト
アンティーク