
「金が使われている製品」と聞くと、ネックレスやリングなどのジュエリーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。実際には、万年筆やスマートフォン、仏具など、身近なアイテムにも金が使われています。
金相場が高騰している2026年現在は、手元にある金製品の価値を確認するベストタイミング。自宅に眠っている古い製品にも、思わぬかたちで金が使われている可能性があります。
この記事では、金が使われている製品の例を10点紹介します。金メッキ製品との見分け方や高く売るコツも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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※本記事に記載された内容は、複数の業界レポートや公開情報をもとに編集・推定したものです。
※本記事に記載された内容は一般的な傾向を解説したものであり、実際の買取価格や査定結果を保証するものではありません。金の売買はご自身の判断と責任において行ってください。
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目次
身近にある!金が使われている製品10選
金は、私たちの身近にあるさまざまな製品に使用されています。その代表例を、以下にまとめました。
なお、この章で紹介するのは純金にほかの金属を混ぜた「合金」が使われているものです。
| 製品 | 具体例 | 金が使われる部分例 |
|---|---|---|
| 宝飾品・アクセサリー | ・ネックレス ・リング ・ピアス ・金縁メガネ | ・製品本体 ・チェーン ・留め具 ・フレーム |
| 腕時計 | ・金無垢時計 ・高級腕時計 | ・ケース ・ベゼル ・ブレスレット |
| 電化製品 | ・スマートフォン ・パソコン ・ゲーム機 | ・半導体 ・接点 ・コネクタ |
| 医療機器・歯科材料 | ・金歯 ・クラウン ・ブリッジ | ・歯科用合金 ・一部の医療部品 |
| 文房具 | ・万年筆 | ・ペン先 |
| 楽器 | ・フルート ・サックス | ・管体 ・製品表面の仕上げ |
| 記念品・表彰品 | ・メダル ・トロフィー ・盾 | ・製品本体 ・表面加工 ・装飾部分 |
| カトラリー | ・スプーン ・フォーク ・ナイフ | ・製品本体 ・表面加工 |
| 仏具 | ・仏壇 ・仏像 | ・装飾部分 |
| ライター | ・高級ライター | ・製品表面の仕上げ |
では、製品の特徴をひとつずつ深掘りしていきましょう。
①宝飾品・アクセサリー

ネックレスやリング、ピアス、金縁メガネといった宝飾品やアクセサリーには、金が使われることが多いです。
「金がどこに使用されているか」は製品によって違いがあり、たとえばネックレスならチェーンや留め具、リングなら本体に使われている場合も。
また、純金(K24)が使用されている製品もあれば、純金に銀や銅などの、ほかの金属を混ぜた「金合金」(K18やK14)が使われているものもあります。
K18やK14を使用した製品の例として金縁メガネが挙げられます。フレームやテンプル(耳にかける部分)などのパーツに使われることがあり、古くなっても金としての価値が認められることがあります。
金縁メガネについて知りたい人は、下記の記事も参考にしてください。
>>金縁メガネを売る前に!メガネフレームの金の価値を確認する方法
②腕時計

腕時計のなかには、ケースやベゼル、ブレスレットなどに金合金が使用されているモデルがあります。金合金を主材とした時計は、一般的に「金無垢時計」と呼ばれます。
その代表例に挙げられるのは「ROLEX(ロレックス)」の「デイデイト」。デイデイトには、純金に銀や銅などを配合した「18ctゴールド」が使われています。
また、ロレックスに限らず、多くの高級時計には金が使用されています。製品の輝きを保ち続けることができるという、金の特性を製品に活かしているのです。
具体例として取り上げたロレックスの金無垢モデルについては、下記の記事にまとめています。
>>ロレックスの金無垢とは?魅力とリアルな市場価値を解説
③電化製品
金が使われているアイテムには、スマートフォンやパソコン、ゲーム機、テレビなどの電化製品も挙げられます。
おもに半導体やコネクタなど、内部の小さな箇所に使用されています。電化製品1台あたりに含まれる金の量はごくわずかですが、複数のアイテムから集めることで大きな価値になります。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメダル製造においては、使用済みの小型家電などから回収した約32kgの金が活用されました。
④医療機器・歯科材料
歯科治療で用いられる金歯やクラウン(被せ物)、入れ歯などには、歯科用合金が使用されています。たとえば、金歯にはK14やK20などの金合金が使われます。
また、歯科材料としてだけでなく、一部の医療機器・部品に金が使われることも少なくありません。金は、金属アレルギーを起こしにくい性質を持っているため、医療用途に適しているのです。
⑤文房具

文房具のなかでも万年筆には金が使用されることがあり、ペン先に14Kや18Kが用いられることが多いです。高価格帯のモデルでは、キャップやボディにも金が使用される場合もあります。
たとえば、万年筆の有名ブランドである「MONTBLANC(モンブラン)」では、ペン先に14Kや18Kを使用したモデルを展開しています。「SAILOR(セーラー)」には、ペン先に21Kを使用しているモデルも。
⑥楽器
一部の木管楽器や金管楽器には、金合金を使用したものがあります。たとえば、管体にK14やK18などを使用した金製フルートがあり、使用される金の純度はモデルによってさまざまです。
サックスやトランペットなどは、本体すべてが金で作られているわけではなく、真鍮(しんちゅう)などのベース材にゴールドラッカー塗装を施したものが一般的です。表面に金を用いた「金メッキ仕上げ」は、一部の高級モデルなどに採用されています。
⑦記念品・表彰品

金が使われる製品には、記念メダルや表彰メダル、トロフィー、盾などがあります。
記念メダルのなかには純金でできたものもありますが、金メッキや金色の加工を施した製品も少なくありません。見た目が金色でも素材全体が金とは限らない点は押さえておきましょう。
メダルに関する情報を知りたい人は、下記の記事もご覧ください。
>>スポーツ大会のメダルは売れる?買取相場と高額査定を受けるコツを徹底解説!
⑧カトラリー

スプーンやフォーク、ナイフには、本体すべてが純金やK18でできた製品も存在します。
ただし、純金は金属として非常に柔らかく、食事などの実用には向かないため特別なギフトとして選ばれることが一般的です。
いっぽう、ステンレスなどをベースに金メッキやゴールド系のコーティングが施されたカトラリーもあります。
⑨仏具
仏具に金が使われることも珍しくありません。仏具には金箔加工が施されている製品が多く、仏壇や仏像、香炉などが該当します。
また、一部の高級・資産用仏具には、純金やK18を主材とした「おりん」なども存在します。また、数珠には房の一部に金糸を取り入れた製品も見られます。
⑩ライター

ライターにも金が使われることがあり、純金でできたモデルやゴールドコーティングが施されたモデルなどが存在します。
たとえば「S.T. Dupont(エス・テー・デュポン)」のライターのなかには、真鍮製の本体にゴールドコーティングが施されたものがあります。
本体そのものが金製とは限らないため、製品の素材表記や公式仕様を確認してみてください。
見つけた金色の製品!本当に金?それともメッキ?
金色の製品の見た目だけで本物の金が使用されているか、金メッキが施されているかを見極めるのは困難です。製品の主材に金が使われているかどうかは、下記の方法で確認できます。
金メッキに関する情報は、下記の記事にまとめています。
>>金メッキとは?金と見分ける3つのポイント
刻印を確認する
製品に金が使われているかを見極めるには、刻印の有無を確認しましょう。金でできている製品であれば、K24やK18などの純度が刻印されていることが多いです。
たとえば、ネックレスであれば留め具部分、おりんのような仏具では底面など比較的目立ちにくい箇所に打たれている傾向にあります。
ただし、金製品すべてに刻印があるとは限りません。古い製品や海外製品にはもとから記載されていない場合もありますし、摩耗によって消えてしまうケースもあります。
また、金メッキや金張りの製品の場合は、「GP(金メッキ)」や「GF(金張り)」といった刻印が入っている可能性が高いです。
金の刻印や純度などについて知りたい人は、下記の記事も参考にしてください。
>>金の純度とは?18金・24金など種類一覧&単位の意味をやさしく解説
>>K24GP=金メッキ!純金との見分け方と高く売れる条件を解説
>>金・プラチナ・シルバーの刻印一覧!貴金属の純度の違いやホールマークの見分け方も紹介
色味や表面の剥がれ・変色を確認する
製品が純金でできている場合、通常の環境では変色や剥がれは起こりにくいです。
K18などの金合金は、含有される銀が硫化したり、銅が酸化・硫化したりして、黒ずみや赤みなどが見られることもありますが、表面が剥がれることはありません。
対して金メッキの製品の場合は、時間が経つと表面が剥がれて、別の色の金属が見えることがあります。
変色していても金製品の可能性があるため、表面の状態をよく確認して判断するのがポイントです。
K18の製品が変色する原因について詳しく知りたい人は、下記の記事も参考にしてください。
>>18金は本当に錆びる?原因と防止策を徹底解説!ジュエリーを長持ちさせる方法
磁石への反応を確認する
金は磁性を持たないため、磁石に強く引き付けられることはありません。磁石を製品に近づけて、反応があるかどうかを確認するのもひとつの方法です。
しかし、金以外にも、銀や銅など磁石に反応しない金属は存在します。「磁石に反応しないから金だ」と判断するのではなく、刻印や表面の状態もあわせて確認しましょう。
また、金製品であっても、ネックレスの留め具などに鉄製バネが入っている場合は、そこだけ磁石に反応することがある点には注意が必要です。
純金でできているアイテム例3選
金製品の純度はさまざまですが、なかでも純金でできたものは、K18やK14のアイテムと比べると素材そのものの価値が高いです。
では、純金でできているアイテムにはどのようなものが挙げられるのでしょうか。
置物
干支や動物をかたどったものなど、純金を主材とした置物があります。こうした置物は記念品や贈答品として製作されることがあり、金そのものの価値を持つ点が特徴です。
ただし、金色の置物すべてが純金製というわけではなく、金メッキや金箔を施した製品もあるため刻印などを確認してみてください。
インゴット(ゴールドバー)

インゴット(ゴールドバー)は、金を一定の形状・重量に加工した地金で、「金地金」とも呼ばれます。資産価値の象徴でもあり、金投資用の代表的な製品といえるでしょう。
インゴットの大きさ(重量)は、1gの小さなものから1kgの大型サイズまで幅広いです。販売業者によって取り扱いが異なりますが、予算に合わせて選択できます。
表面には、金の純度や重量などが刻印されているのが特徴です。
インゴットについての詳しい情報は、下記の記事にまとめています。
>>インゴットとは?特徴や売買の方法、偽物の見分け方を解説!
金貨

投資を目的に各国政府が発行する「地金型金貨」のなかには、純金でできているものがあります。
例として挙げられるのは「メイプルリーフ金貨」や「カンガルー金貨」、「ウィーン金貨」など。金貨には記念貨幣や収集用の製品もあり、種類によって価値の決まり方が異なります。
金貨の種類を詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
>>金貨の種類を徹底解説!「10万円金貨」「メイプルリーフ金貨」など一覧
金はなぜ価値が高い?4つの理由を解説
金の価値が高い理由には、以下の4つが挙げられます。
希少性が高い
金は採掘できる量が限られている希少な金属です。アメリカ地質調査所「USGS」が公表した報告書によると、2025年の世界の金鉱山生産量は約3,300トン、埋蔵量は約6万6,000トンでした。
年間に採掘できる量に限りがあり、無限に増やすことができないため希少性が高く、価値を押し上げているのです。
参考:Mineral commodity summaries 2026 | U.S. Geological Survey
加工しやすく用途が広い
金は薄く延ばしたり、細い線状に加工したりしやすい金属です。
優れた加工性を活かし、多彩な用途に適用できる点は金の大きな強みです。そして、金は再加工しても性質が劣化しにくいという特徴もあります。
こうした幅広い用途と実用性の高さは金の価値にもつながっています。
錆びや腐食に強く劣化しにくい
錆びや腐食が起こりにくく、劣化の心配が少ないことも金製品の価値が高い理由のひとつです。
時間が経過しても品質が下がらず、電子部品にも使用される有効性の高さは、金が評価される要素となっています。
世界的な信用度が高い
金は世界各地で取引されており、宝飾品だけでなく投資資産としても需要があります。
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の「ゴールド・デマンド・トレンド:2025年第4四半期および通年」では、2025年の世界の金投資需要は2,175.3トンに達したと報告されました。
世界各地で投資や外貨準備に用いられていることは、金の世界的な信用を支えています。
参考:ゴールド・デマンド・トレンド: 2025年第4四半期および通年」|ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)
純度と重量によって金自体の価値が決まる
製品に含まれる金の重量や純度は価値に直結する要素です。製品の重さがあり、純度が高いほど、金の素材価値も上がります。
そのため、まったく同じ重量・デザインの製品であっても純金製とK18製では素材の評価に差が出るのです。
純金(K24)とK18の違いを知りたい人は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
>>18金と24金はどっちが高い?価格差と違いを徹底比較!1gあたりの買取相場も解説
ブランドやデザインによっては付加価値がつく
金そのものの価値に加えて、ブランドの評価が上乗せされるアイテムも存在します。
たとえば、「Cartier(カルティエ)」のジュエリーやロレックスの時計などは、ブランドのステータスや卓越したデザイン性、希少性などが付加価値として上乗せされる可能性があります。
金製品の資産価値について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
>>金製品の資産価値は高い!買取価格の計算法や売却方法も解説
金製品を高く売る4つのコツ

金が使われた製品を売却する際には、以下の4つのコツを押さえておきましょう。
- 金相場を確認して売却時期を検討する
- ブランド品は付属品も一緒に査定へ出す
- 複数の金製品があればまとめて査定してもらう
- 金・貴金属の買取実績がある業者を選ぶ
①金相場を確認して売却時期を検討する
金の買取価格は、国際的な金相場や為替などの影響を受けて日々変動しています。そのため、日頃から金相場を確認し、売却時期を見極めるとよいでしょう。
しかし、金の買取価格推移を確認しても、将来の金相場を正確に予測するのは困難です。売り時に迷うときには、一度査定に出して検討するのもおすすめです。
②ブランド品は付属品も一緒に査定へ出す
金製のジュエリーや腕時計を売る場合は、購入時に付いてきた箱や購入証明書なども査定に出すのがポイントです。
付属品が揃っている商品は次の買い手が見つかりやすいため、プラス評価につながる可能性があります。多くの場合、付属品がなくても売却できますが、査定額には差が出やすいです。
③複数の金製品があればまとめて査定してもらう
売却したい金製品が複数ある場合、まとめて査定に出すことをおすすめします。
買取業者によっては「まとめ売りキャンペーン」などを開催していることがあり、単体で持ち込むよりも納得のいく取引ができる場合があります。
また、何度も店舗へ足を運ぶ手間を減らせる点もメリットです。
④金・貴金属の買取実績がある業者を選ぶ
金・貴金属の買取実績がある業者を選ぶことも、金製品を高く売るコツのひとつ。買取実績がある業者は金・貴金属についての知識があり、製品の価値をしっかり見極めてくれる可能性が高いです。
業者を選ぶ際には公式サイトで実績や買取価格などをチェックしておきましょう。あわせて、査定料やキャンセル料の有無も確認しておくと安心です。
金が使われている製品に関するよくある質問

ここからは、金製品に関するよくある質問に回答します。
破損した金製品も売れる?
破損や変形が見られるアイテムでも、金そのものの価値が認められる場合は買取対象になる場合があります。壊れてしまっても金の価値が失われるとは限りません。
古い金製品は売れる?
製造から年数が経過したアイテムも売却できる可能性が高いです。
金の買取価格は重量や純度で決まるため、古いアイテムでも素材価値が下がることはありません。さらに、アイテムによっては、アンティークとしての付加価値がプラスされるケースもあります。
業者は金の純度をどうやって調べる?
買取業者は刻印の確認に加えて、比重計を用いた検査を行うのが一般的です。必要に応じて蛍光X線分析装置なども使用し、複数の検査結果をもとに金の純度を判定します。
金の検査方法については、下記の記事も参考にしてください。
>>金の検査方法を徹底解説!純度・価値・信頼性を確認する基礎知識
金の売却時に必要な身分証明書は?
金を売却する際は本人確認のため、身分証明書の提示が必要です。運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類は、忘れずに持参しましょう。
なお、利用できる書類は買取業者によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
金の売却時に必要な本人確認書類については、下記の記事にまとめています。
>>金の買取時に必要な身分証明書は?必要書類と買取の流れを解説
身近な金製品は捨てる前に価値を確認しよう
金はネックレスやリングだけでなく、腕時計や万年筆、記念品、仏具などにも使われています。自宅に眠っている古い製品のなかにも、価値のある金製品が含まれているかもしれません。
ただし、見た目が金色でも、金メッキでできたアイテムも存在します。「純金」「金合金」「金メッキ」では、素材価値が異なる点は押さえておいてください。
金製品か金メッキ製品かを見極める際には、刻印の有無や磁石への反応などを確認するとよいでしょう。
もし手持ちの金製品を売却する場合は、金相場を確認して売り時を検討したり、付属品を揃えて持ち込んだりするのがポイント。売却のタイミングに悩むときは、一度査定に出して、売却するかどうかを検討するのもおすすめです。

