18金と24金はどっちが高い?価格差と違いを徹底比較!1gあたりの買取相場も解説

ジュエリーショップや買取店でよく見かける「K18」や「K24」の刻印。

「どっちが高いの?」「何が違うの?」と気になったことはありませんか?

数字の違いは金の純度を示しており、24金のほうが18金よりも価値が高く、価格にも明確な差があります。

この記事では、18金と24金の価格差・純度・色味・硬さなどの違いをわかりやすく整理し、購入や売却を検討している方が“自分にとって価値ある選択”をできるよう解説します。


金の価値を決める“純度”とは

金の価値や18金・24金の違いを理解するためには、まず「純度」について知っておく必要があります。

純度とは、その金属の中にどれだけ“本物の金”が含まれているかを示す割合のこと。「K(カラット)」の後に続く数字が大きいほど金の含有率が多く、一般的に価値も高くなります。

詳しい仕組みや刻印の見方については、以下の記事で解説しています。あわせてご確認ください。
>>金の純度についてはこちら


18金と24金、どっちの価値が高い?

結論からいえば、価値(価格)が高いのは24金です。

純度が高いほど金そのものの含有量が多く、地金(じがね)としての価値も高く評価されます。

たとえば、ブラリバでの買取相場価格(2025年10月現在)は

  • 24金(K24)…1gあたり 2万1,000円前後
  • 18金(K18)…1gあたり 1万6,000円前後

その差はおよそ1gあたり5,000円

ただし、ジュエリーとして主流なのは18金(K18)です。24金は純度が高く非常に柔らかいため、日常的に身につけるアクセサリーにはほとんど使われません。

硬くて傷つきにくく、デザインの自由度も高い18金の方が、常用される金製品への需要が高いのです。


18金と24金の純度の違い

18金と24金の最大の違いは金の含有率にあります。

  • 24金:金の含有率99.9%以上の「純金」。柔らかく、衝撃や摩擦で形が変わりやすいという性質があります。
  • 18金:金の含有率75%、残り25%に銀や銅、パラジウムなどを混ぜた合金。これにより強度が増し、キズや変形に強くなります。

つまり、24金は“純粋さを重視した金”、18金は“丈夫さを加えた金”といえるでしょう。

この違いが、次の章で紹介する「色味・硬さ・加工性などの特徴の差」にもつながっています。


純度以外にもある!18金と24金の8つの違い

18金と24金は、どちらも「金」であることに変わりはありません。

しかし、実際には見た目・質感・用途・価値のすべてが異なるといっても過言ではありません。純度の差によって、色味や硬さ、重さ、さらには使われるシーンまで変わってきます。

ここでは、18金と24金の違いを8つのポイントに分けて、わかりやすく比較していきましょう。

比重

24金は金の含有量が多いため、密度が高く、同じ体積でも18金より重くなります

この「比重の高さ」は金の純度を示す物理的な特徴であり、24金の地金やインゴットがずっしりとした重みを持つ理由でもあります。

いっぽう18金は、銀や銅などの割金を25%ほど含むため、24金に比べておよそ20%軽くなります。密度がやや低い分、宝飾品や電子機器への加工や日常使いにも適しています。

色味の違い

24金は山吹色に近い、濃く深みのある黄金色が特徴です。その高い純度ゆえに、他の金属が混ざらない“純金ならではの色合い”を保ち、金塊や金貨などの地金製品にもこの鮮やかな色がよく見られます。

いっぽう、18金は銀や銅、パラジウムなどの割金を加えることで、やや明るい黄色をはじめ、ホワイトゴールドやピンクゴールドなど多彩な色味の展開が可能になります。

このように、18金は用途に応じて色調を調整できる実用素材として広く使われています。

硬さの違い

18金は24金に比べて硬く、変形やキズに強いのが特徴です。このため、汎用性の高い製品には18金が多く採用されています。

いっぽう、24金は非常に柔らかく、衝撃や摩擦で変形しやすいため、アクセサリーなどの実用用途よりも、金塊や金貨などの資産・装飾品に使われることが一般的です。

加工性とデザインの自由度

18金は適切な強度があるため繊細なデザイン加工がしやすく、石留めや彫刻などの細工にも適しています。そのため、デザイン性の高いアイテムが多く存在しているのが魅力です。

24金は純度が非常に高く柔らかいため、複雑な加工や精密なデザインには不向きです。ジュエリー素材としては変形しやすく、日常使いには適していません。

使用用途の違い

24金と18金は、見た目だけでなく使われる目的やシーンが大きく異なります。

上述のとおり24金は非常に柔らかく、指輪やネックレスなどの実用ジュエリーにはほとんど使われません。

おもな用途は、資産としてのインゴット(金塊)や金貨、記念メダル、仏具など。価値の保存や贈答・コレクション目的で用いられることが多く、「保有する金」としての側面が強い素材です。

いっぽうで18金は硬さと耐久性を兼ね備えているため、指輪・ネックレス・ピアスなどの日常的なジュエリーに最も多く使われています

また、割金の配合を変えることで色味を調整でき、デザイン性の高いアクセサリーや時計にも幅広く採用されています。

つまり、24金は「資産として保有する金」、18金は「身につけて楽しむ金」。目的によって役割が明確に分かれているのが、両者の大きな違いです。

アレルギーの出にくさ

金属アレルギーの観点では、一般的に純度の高い24金の方がリスクが低いとされています。24金はほぼ純粋な金で構成されており、反応を起こしやすい銀や銅などの金属をほとんど含みません。ただし、金そのものに反応するケースもごくまれに存在します。

また、医療や歯科の分野では「金の安定性」を活かした金合金(パラジウムや白金などを混ぜたもの)が目的に応じて使用されており、純金(K24)がそのまま医療機器に用いられるケースは一般的ではありません。

いっぽう18金は、強度を高めるために銀・銅・パラジウムなどの割金(わりがね)を約25%含むため、体質によってはこれらの金属が原因でかゆみや赤みなどの症状が出る場合があります。

アレルギー体質の方が金属製品を選ぶ際は、24金製のほか、プラチナやチタンなどの低刺激素材を検討すると安心です。

変色・劣化のしやすさ

24金は化学的に非常に安定した金属であり、空気や水分に触れても酸化・変色を起こしにくい素材です。このため、長期間保管しても光沢を保ちやすく、資産としての保存性が高い点が特徴です。

いっぽう、18金は割金に含まれる銀や銅が酸化しやすく、時間の経過とともに表面がくすんだり、赤みや黒ずみが出ることがあります。ただし、これは素材の特性によるもので、研磨やクリーニングを行うことで再び輝きを取り戻せます。

買取相場の違い

買取時の査定価格は純度だけでなく、「デザイン性」「ブランド価値」「需要」なども影響します。
たとえば、同じ18金でも人気ブランドのジュエリーや廃盤モデルなどは、地金価格に上乗せされた査定額がつくこともあります。
いっぽうで、金塊や金貨などの24金製品は純度が高く、その日の地金相場を基準に安定した価格で取引されます。
このように、資産としての安定性を重視するなら24金、ブランド価値やデザイン性を重視するなら18金が有利といえます。


18金と24金のメリット・デメリット

ここまで、18金と24金それぞれの特徴や性質の違いを見てきました。

では、実際に「買うならどちらがいいのか」「売るならどちらが有利なのか」。

ここでは、これまでの内容をもとにそれぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。

18金のメリット

18金は、硬くて丈夫な素材で、ジュエリーや時計などの実用品に最も多く使われています。割金(わりがね)によって強度が高まり、日常生活での衝撃や摩耗にも強く、長く愛用できるのが魅力です。

また、配合する金属の種類を変えることでホワイトゴールドやピンクゴールドなど豊富なカラーバリエーションを実現でき、デザイン性にも優れています。価格面でも24金より手が届きやすく、コストパフォーマンスが高い素材といえるでしょう。

18金のデメリット

18金は24金に比べると金の含有率が低いため、資産価値はやや下がります

また、銀や銅、パラジウムなどの割金を25%ほど含むため、体質によっては金属アレルギーが出る可能性もあります。資産保有よりも、ファッションや実用性を重視する人に向いている素材です。

24金のメリット

24金は、純度99.9%以上の純金で構成されており、資産価値が非常に高いのが最大の特徴です。酸化や腐食に強く、長期間保管しても変色しにくいため、インゴットや金貨などの資産・記念用途に最適です。

また、アレルギーの原因となる金属をほとんど含まないため、金属アレルギーのリスクが極めて低い素材でもあります。

24金のデメリット

純度が高い反面、非常に柔らかく、傷や変形が起こりやすいという弱点があります。そのため、日常的に使用する製品には不向きで、デザイン加工の自由度も限られます。

さらに、金としての価値が高い分、購入価格も高額になる傾向があります。24金は、ジュエリーとしてではなく資産保有や贈答品として選ばれるケースが中心です。

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常用需要が高いのは18金、価格が高いのは24金

18金と24金は、どちらが優れている・劣っているという単純なものではありません。

それぞれが持つ特性と用途を理解したうえで、「何のために金を選ぶのか」という目的から考えることが大切です。

もしあなたが、普段使いできるジュエリーを楽しみたいなら18金がおすすめです。硬くて丈夫であり、色味やデザインのバリエーションも豊富。日常の中で長く愛用できる実用性が魅力です。

いっぽうで、資産として長期的に保有したい場合は24金が最適です。純度99.9%の純金は価値の変動が大きなものですが、世界中で通用する資産として評価されています。ジュエリーよりも、金塊や金貨などの形で保有するのに向いています。

また、金の買取を検討中でしたら、ぜひブラリバへご相談ください。ブラリバでは店頭買取はもちろん、郵送で手軽に利用できる“宅配買取”や、ご自宅に査定士がお伺いする“出張買取”にも対応しています。

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