買取専門店が教える!バーキンの偽物を見分ける方法と購入場所の選び方

誰もが憧れる高級バッグ「エルメス」のバーキンは、生産数が少なく入手難易度が高いことで有名です。

その希少性や人気の高さから、バーキンの偽物が多く流通しているため、被害に遭わないために偽物と本物の特徴をよく理解しておくことが大切です。また、信頼できる販売店を選ぶこともリスク回避になるでしょう。

そこで本記事では、ブランド買取に精通した弊社がバーキンの偽物を見分けるポイントや販売店選びの要点を解説します。購入予定のバーキンや、お手持ちのものが本物か分からないという場合にも、ぜひ参考にしてみてください。

※掲載している商品画像は、当社が独自の基準で真贋チェックを行い、基準を満たしたものを撮影しています。
※本記事は「偽物の流通を推奨する」または「偽物の買取を行う」ことを目的とした内容ではありません。
※本記事はブランド公式の情報ではなく、当社が独自に調査・確認した内容をもとに作成しています。あくまで参考情報としてご活用ください。
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。


フリマアプリにオークション…バーキンの偽物は点在している

エルメスのバーキンは生産数が少なく、一部の顧客のみに販売される入手困難な製品です。そのため、供給が高い需要に追いついておらず、結果として偽造品市場や転売市場が活発化しています。さらに、技術の進歩によって「スーパーコピー品」と呼ばれる本物そっくりの偽物が増えており、専門家でも見分けるのが難しい場合があります。

そんな偽物のバーキンは、とくに以下のような場所で多くみられます。

    ・フリマアプリ
    ・ネットオークション(おもに個人間で行われるもの)
    一部の中古品販売店や並行輸入品販売店
    ・ソーシャルメディア上の個人売買
    ・海外の観光地や露店

    これらの場所では、購入者が騙されるリスクが高く、とくに信頼性の低い販売元から購入するのは注意が必要です。くわえて、偽物を見極めるポイントを理解しておくことも非常に大切です。次の章を参考に、本物のバーキンと偽物の見分け方をしっかり覚えておきましょう!


    バーキンの偽物を見分ける12のポイント

    本物と偽物を見分けるには、細部にわたる注意深いチェックが必要です。バーキンの真贋を見分けるための以下ポイントを詳しく解説していきます。

    ・ブランドロゴの刻印
    ・製造刻印
    ・革の表面の溝の深さ
    ・縫い目
    ・ハンドルの付け根の硬さ
    ・底鋲の作り
    ・クロア部分の作り
    ・カデナの形
    ・ファスナーの作り
    ・素材の手触りやニオイ
    ・クロシェット
    ・保存袋の素材や色味

    ブランドロゴの刻印

    バーキンのフラップ(鞄に被せるフタ部分)内側には「HERMÈS PARIS MADE IN FRANCE」の刻印があります。

    本物の刻印は、文字の間隔や線の太さが均一で、浅すぎず深すぎないのが特徴です。対して偽物は、フォントの歪みやインクの染みがあることが多いです。刻印のプレスもしっかりされていなく、浅すぎたり深すぎたりすることがあります。

    しかし、本物であっても刻印のズレやはみ出していることが稀にあるため、このポイントのみで判断するのは難しいでしょう。

    製造刻印

    製造年を示す刻印は、決まった場所ではなく職人によって特定の場所に施されます。目立たない場所に刻印されることや、職人によっては押さないこともあるため、見つからないからといって偽物と判断しないように注意です。

    製造刻印がある場合、見るべきポイントは仕上がりの綺麗さです。本物は文字や数字の配置が整っていて綺麗ですが、偽物は不揃いで雑な仕上がりであることが多いです。

    革の表面の溝の深さ

    バーキンに使用される革は、種類によって溝の深さや質感が異なります。代表的なものにトゴレザーやクレマンスレザーなどがありますが、どの種類でも本物は自然な凹凸と滑らかな質感が特徴的です。

    いっぽうで偽物のバーキンは、自然な革の質感を再現できておらず、溝が浅すぎたり不自然に見える傾向にあります。

    縫い目

    バーキンの縫製は、エルメスの職人技を象徴するものです。製品によって「手縫い」や「ミシン縫い」が用いられており、それぞれの以下のような縫い目の特徴があります。

    【手縫い】
    ・表側:右下がり
    ・裏側:右下がり

    【ミシン縫い】
    ・表側:右上がり
    ・裏側:平行

    本物の場合は、表裏それぞれの上記のような縫い目となっていますが、偽物の場合は一致していないことが多いです。

    また、本物の場合は糸が丈夫に留められており間隔も一定で綺麗です。しかし偽物は、糸が緩んでいたり、縫い目の間隔が不均一であることが多いです。

    ハンドルの付け根の硬さ

    ハンドルの付け根部分は、バーキンの構造上重要な箇所です。

    本物は適度な硬さがあり、形状が安定しています。偽物では、この部分が柔らかすぎたり、不均一な硬さである場合が多く、使用中に劣化しやすいことがあります。

    また、バーキンはフラップや留め具がある前側のハンドルがやや短くなっているため前後で長さが異なります。ハンドルの長さが同じである場合は偽物の可能性があるでしょう。

    底鋲の作り

    底鋲はバッグが直接地面と擦れないように、底面に付けられている金具のことを指します。

    本物の底鋲は、面取り加工によってなめらかに仕上げられており、少し丸みを帯びた台形状なのが特徴です。偽物は、ザラつきがあり、単純な円柱の形をしていることが多いです。

    クロア部分の作り

    クロアとはバッグのフラップの留め具を指します。クロア部分は以下の箇所をみて判断します。

    ・金属部分にある「HERMÈS-PARIS」の刻印
    ・四隅にある4か所の鋲

    まずは「HERMÈS-PARIS」の刻印ですが、「È」ではなく「E」になっている場合は偽物の可能性が高いでしょう。また、本物は文字の深さと鮮明さが均一ですが、偽物はこの辺りの仕上げが粗いです。

    次に、クロアの四隅にある鋲をチェックします。本物はこの鋲が黒ずんでいますが、これは背面から鋲を差し込み、不要な部分を切断して加工されているためです。また、切断されたところは、ほかの部分が傷つかないように綺麗に仕上げられています。

    いっぽうで、偽物は金具が一体化しているため鋲の黒ずみがなく、やや出っ張っているのが特徴的です。そのため、スムーズに開閉できないこともあります。

    カデナの仕上がり

    カデナとはバッグに付属している南京錠のことです。本物のカデナの特徴は以下の通りです。

    ・ブランド名の刻印がきれいに刻まれている
    ・カデナに彫られている番号とキーに彫られている番号が一致している
    ・カギ穴がM字型になっている
    ・メッキが綺麗に塗られている

    偽物は、刻印が不鮮明であることや形状が歪んでいること、メッキが波打っているような雑な塗り方であることなどが特徴です。酷いケースでは、カデナと鍵が一致しないこともあります。

    内部のファスナーの作り

    本物のファスナーは以下の特徴があります。

    ・飾り革の引手がファスナーに対して平行
    ・スライダーの根本にHマークがある(年代による)
    ・金具に「Hermès」の刻印がある(年代による)
    ・適度に抵抗感がある

    バーキンのファスナーは、スイスの高級ファスナーメーカー「Riri」製を使用しています。滑らかながらも適度な抵抗感があり、高級感のある動きをします。閉めた状態では、ファスナーに沿うように引手が横向きに収まります。

    対して偽物のファスナーは、閉めても引手が横向きではなく垂れ下がっていたり、動きがスムーズすぎるといった特徴があります。ただし、ヴィンテージ品の場合は、本物であっても引手がくたびれていることがあるため注意しましょう。

    素材の手触りやニオイ

    本物のバーキンは、最高級の革を使用しています。革の表面は滑らかでありながら、自然な凹凸感と高級革特有の上品な香りがあります。いっぽうで偽物は、合皮を使用していることが多く、人工的な質感とゴムや石油のようなニオイが特徴的です。

    クロシェット

    クロシェットとは鍵を収納できるアクセサリーのことを指します。本物のバーキンでは革の質感や縫製が高品質で、全体的に精密に仕上げられています。偽物は、使用されている革が安っぽく、縫い目が粗い傾向にあります。

    保存袋の素材や色味

    購入時の付属品である保存袋にも違いがあります。

    本物の保存袋は、高品質のコットン100%で作られており、素材感は柔らかくしっかりとした厚みがあります。また、独特のグレーがかったベージュ色をしているのも特徴です。

    対して偽物の保存袋は、素材にポリエステルが混ざっており生地が薄いです。色味については、本物と比べて濃すぎるもしくは薄すぎる傾向があります。


    偽物を回避するために!意識したい販売店の選び方

    バーキンの偽物を購入しないように、ここから解説する販売店の選び方をよく理解しておきましょう。

    正規販売店で購入する

    エルメスの正規販売店でバーキンを購入することは、偽物を完全に回避できるもっとも確実な方法です。ただし、バーキンは生産数が限られており、すぐに入手できるとは限りません。在庫があっても、販売員との良好な関係がなければ購入できないと言われることもあります。

    そのため、他の商品を定期的に買うなどしてブランドへの愛着を示すことが大切です。バーキン以外のエルメス製品を購入する際に、バーキンへの興味を伝えるというのもよいでしょう。

    正規店での購入は時間がかかる場合がありますが、確実に本物を手に入れられる方法です。

    中古品を選ぶ場合は、信頼できる販売店で購入する

    バーキンを入手したい場合、信頼できる中古ブランド品販売店を利用するのもひとつの選択肢です。ただし、中古市場には偽物が紛れ込んでいる可能性があるため、販売店の選定には細心の注意を払う必要があります。

    信頼できる中古品販売店は、専門鑑定士による厳格な真贋判定プロセスを経た商品のみを取り扱っているはずです。信頼性の高い販売店は、以下のような特徴があります。

    ・高評価の口コミが多い
    ・販売実績を公表している

    ・大手ECサイトに出店している
    ・独自の保証サービスを展開している

    評価のよい口コミが多いところや販売実績がしっかり確認できるところは、透明性が高く信頼できると言えるでしょう。また、大手ECサイトの厳しい審査を経て出品できているところも、ほかと比べて安心感があります。さらに、保証サービスの充実度なども重要な判断基準となるでしょう。

    上記を参考に選んだ販売店であれば、中古品でも安心して購入できるはずです。


    バーキンの偽物を購入してしまったときの対処法

    注意していても本物と見分けがつかず、偽物を購入してしまうことも考えられます。万が一、偽物を購入してしまったときのために、以下の対処法を覚えておきましょう。

    ・購入したショップ、出品者に返品を申請する
    ・弁護士や消費者センターに相談する
    ・警察に被害届を提出する

    まずは販売店の連絡先を確認し、メールや電話などで返品対応を督促します。返品に応じないようであれば、消費者センターや警察に相談しましょう。メールの場合は、送信履歴などを証拠として必ず保管しておいてください。

    そもそもの前提として、コピー品はブランドの商標権を侵害しており、製造すること自体が違法です。ブランド品といつわって偽物を売っているショップを見つけた際は、警察や弁護士に相談するのが得策といえます。


    バーキンの査定ならブラリバにご相談ください!

    お手持ちのバーキンの真贋や価値について不安がある場合は、ぜひブラリバにご相談ください。ブラリバでは、エルメス製品、とくにバーキンの買取に豊富な経験を持つ専門スタッフが、確かな知識と最新の情報をもとに丁寧に査定させていただきます。

    700億円以上の買取実績を誇るブラリバでは、お客様の大切なバーキンを適正価格で評価して買取いたします。査定や買取について、どんな些細なことでもお気軽にブラリバへお問い合わせください。

    ※2024年4月時点

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    偽物が多いバーキンは細かい見極めが大切!

    エルメスのバーキンは、その希少性と人気の高さから偽物が多く流通していることで知られています。そのため、バーキンを購入する際は、偽物の見分け方や購入場所の選び方をおさらいしておきましょう。

    もし、購入前ではなく、お手元にあるバーキンが偽物かどうか不安ということでしたら「ブラリバ」へご相談ください。経験豊富な査定士が大切なバーキンをしっかり査定させていただきます。無料電話やLINEから、お問い合わせお待ちしております!

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