
「Cartier(カルティエ)」のジュエリーであるSpartacus(スパルタカス)とSantos de Cartier(サントス ドゥ カルティエ/以下、サントス)。
どちらもチェーンタイプのジュエリーですが、形が似ていて一見すると違いがわかりにくいもの。
そこでこの記事では、スパルタカスとサントスの違いを、写真を用いてわかりやすく紹介します!デザイン・サイズ感・歴史・価格・中古相場といったあらゆる視点から解説するため、ぜひ参考にしてください。
目次
カルティエの「スパルタカス」と「サントス」とは?
カルティエのスパルタカスとサントスは、どちらもチェーンタイプのジュエリーです。無駄を削ぎ落としたようなシンプルなデザインが非常に似ていて、一目見ただけでは見分けるのが難しいほど。
しかし、この2つにはデザインや歴史、入手難易度などに違いがあります。
まずは、カルティエの代表的なブレスレットである「スパルタカス」と「サントス」について、両モデルの基本的な特徴を押さえましょう。
カルティエ「スパルタカス」の特徴

スパルタカスは、カルティエがかつて展開していたチェーンジュエリーのシリーズで、ブレスレットやネックレスなどとして販売されていました。現在は廃盤とされ、新品での入手はできません。
デザインはシンプルで、丸みを帯びた滑らかな楕円形のコマが連なります。コマにチャームをつけてアレンジできることも特徴で、中古市場ではチャームつきの状態で販売されている個体もあります。
廃盤モデルということからも、「人と被りにくいブレスレットを選びたい」「ヴィンテージ感や希少性を重視したい」と考える人にも選ばれやすい一本です。
カルティエ「サントス」の特徴

サントスは、もともと腕時計として誕生したシリーズです。コレクションに通じる幾何学的で端正な造形をチェーンジュエリーとして再解釈し、ブレスレットやネックレスなどのバリエーションがあります。カルティエを象徴するコレクションのひとつとして、現在も展開されています。
デザインは、スパルタカスと比べるとチェーンの1コマがやや長く、スマートな印象であることが特徴。また、スパルタカスと同様、チャームをつけてオリジナルのデザインを楽しむことも可能です。
現行モデルということで、「王道のカルティエジュエリーがほしい」「失敗したくない!」と考える層から高い支持を集めています。
スパルタカスとサントスの違いを徹底解説
この章では、カルティエのスパルタカスとサントスの違いを、以下4つの観点から解説します。
・デザイン
・サイズ
・由来と背景
・展開状況、入手方法
デザインの違い
スパルタカスとサントスは、どちらも装飾を抑えたデザインですが、コマやクラスプの造形が異なります。ここでは3つの違いを見てみましょう。

①コマの形
スパルタカスは、丸みを帯びた太めのコマが連なり、柔らかく、上品さを感じさせる印象です。
サントスは、スパルタカスよりも1コマの長さがあり、長めの楕円形になっていることが特徴です。また、サントスのコマの側面は、丸みが削られて一部が面になっており、直線的でシャープな印象があります。

②1番目のコマ
クラスプ(留め具)とチェーンをつなぐ、1番目のコマにも違いがあります。
スパルタカスは、クラスプとチェーンをつなぐマルカンが通常のコマよりも小さいです。1番目のコマとマルカンが溶接され、つながっています。
サントスは、1番目のコマがマルカンの役割を果たしており、どのコマも同じ大きさになっています。

③クラスプの形状と刻印
クラスプ自体にも違いがあります。
スパルタカスのクラスプは楕円に近い形で、カルティエを象徴する「2C」ロゴやホールマークが刻印されているケースがよく見られます。
サントスのクラスプはしずく型に近い形で、「Cartier」ロゴやホールマークが刻印されていることが特徴です。

ただし、いずれも年代によって仕様が異なる場合があるため、上記はデザインの違いの一例として捉えてください。
サイズの違い
サイズを比較すると、スパルタカスよりもサントスのほうが一回り大きめな傾向にあります。
スパルタカスのブレスレットの長さは18~19cm前後、ネックレスの長さは46~50cm前後が主流といわれています。
サントスは、ブレスレットの長さが約20cm、ネックレスの長さが約56cmです。
ただし、コマ足しやコマ詰めが可能なアイテムのため、長さは目安として捉えてください。
スパルタカスとサントスの由来・背景
スパルタカスとサントスは、それぞれ異なる歴史を持つシリーズです。
スパルタカスは2000年前後にリリースされたジュエリーライン。一説によると、古代ローマの剣闘士「スパルタクス」に由来しているといわれています。スパルタクスは第三次奴隷戦争の指導者で、情熱的なスピリットを背景にしていると考えられています。
サントスは腕時計をルーツに持つコレクション。1900年代から続く伝統的な時計シリーズの幾何学的なデザインを受け継いでおり、カルティエを象徴するコレクションのひとつとして知られています。
このように、両モデルは出発点となる背景が異なり、その違いがデザインや印象にも反映されているといえます。
展開状況・入手方法の違い
スパルタカスとサントスは、現在の展開状況や入手のしやすさにも違いがあります。
スパルタカスは、チェーンジュエリーとして展開されていたシリーズで、ブレスレットやネックレスが中心でした。現在は廃盤となっているため、入手方法は中古市場に限られます。
サントスは、ブレスレットやネックレスに加えて腕時計など、小物アイテムを中心に展開しているシリーズです。現在もコレクションとして継続しており、正規店や公式サイトを通じて新品で購入することができます。
このように、現行モデルとして選べるか、二次流通を前提に探すかという点は、両モデルを比較するうえで大きな違いといえます。
スパルタカスとサントスの価格の違いは?
スパルタカスとサントスは、流通状況が異なるため価格の考え方にも違いがあります。ここでは、参考定価と買取価格の2つの観点から、それぞれの価格帯の違いを整理していきます。
参考定価の違い
アイテムの状態などに左右されますが、スパルタカスの中古市場での参考価格(相場)は、ブレスレットは50万円前後、ネックレスが90万円~130万円台です(2026年3月時点の情報)。
現行アイテムのサントスは公式サイトによると、イエローゴールドのブレスレット(ミディアム)が84万1,500円、ネックレス(ミディアム)が203万2,800円です(2026年3月時点の情報)。
サイズ、素材などによっては価格が変わりますが、サントスのほうが高い傾向にあります。
| ブレスレットの参考価格 | ネックレスの参考価格定価 | |
| スパルタカス | 50万円前後 | 90万円~130万円台 |
| サントス | 84万1,500円 | 203万2,800円 |
※中古市場での参考価格は、アイテムの状態、仕様などによって変動します。
買取価格の違い
購入価格とあわせて気になるのが、売却時の評価です。
現在の買取価格の目安は、モデルや状態によって幅はあるものの、スパルタカスのブレスレットが20万円前後、サントスのブレスレットが40万円前後(※)となっています。
いずれのモデルも、ゴールド相場の上昇などを背景に、買取価格は年々上がる傾向にあります。とくに、状態が良く、需要の高いサイズや素材の個体であれば、比較的安定した査定が期待できます。
※2026年3月時点の情報です。実際の買取価格は、市場動向やアイテムの状態、付属品の有無などによって変動するため、あくまで目安として捉えてください。
スパルタカスとサントス、結局どっちを選ぶ?自分に合ったモデルの選び方

ここまで違いを見てきたものの、「結局どちらを選べばいいのか」と迷う人も多いはずです。この章では、コーディネートとの相性やジュエリーに求める価値観の違いを軸に、どんな人にどちらが向いているのかを整理していきます。
スパルタカスがおすすめな人の特徴
スパルタカスは、洗練されたデザインから日常のコーディネートにも自然に取り入れやすく、さりげなく上質さを演出できるブレスレットです。
とくにミニマルなスタイルや上品なカジュアルを好む人とは相性がよく、服装のテイストを選びにくい点も特徴といえます。
さらに、廃盤モデルであることから、人と被りにくいブレスレットを探している人や、ヴィンテージや希少性に魅力を感じる人にもおすすめの一本です。
サントスがおすすめな人の特徴
サントスは、時代を超えて愛され続けているモデルで、流行に左右されないスタイルを好む人に向いています。
現行モデルのため、「新品のジュエリーを購入したい」「購入しやすさを重視したい」という人におすすめ。また、腕時計をルーツに持つ背景や、カルティエを象徴するコレクションである点に魅力を感じる人にとって、安心感のある一本といえるでしょう。
「はじめてのカルティエ」ならどちらが向いている?
はじめてカルティエでジュエリーを買うなら、スパルタカスとサントスのどちらが正解ということはありません。自分のライフスタイルや好みに合うかが重要なポイントです。
入手のしやすさを重視するのであれば、現行モデルであるサントスのほうが向いているといえます。すでに廃盤している希少なジュエリーを好むのであれば、スパルタカスがおすすめです。
はじめてのカルティエだからこそ、無理なく長く使えるモデルを選ぶことが、満足度の高い選択につながります。
スパルタカスとサントスを中古で選ぶ際の注意点
カルティエの「スパルタカス」と「サントス」は、中古市場においても高い人気を誇ります。とくにスパルタカスは廃盤モデルであるため、“選び方”が重要になります。
購入を検討する際は、コマの摩耗や歪みがないか、留め具の開閉がスムーズかといった状態面に加え、付属品の有無まで含めた総合的なチェックが欠かせません。
また、スパルタカスとサントスは見た目が非常に似ているジュエリーのため、ブランド品に精通した査定士であっても、その判別は慎重になります。市場では混同して扱われているケースもまれに見受けられるため、わずかな違いをしっかり確認しましょう!

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スパルタカスとサントスの違いを理解して自分に合う一本を選ぼう
カルティエのスパルタカスとサントスは、一見似ているジュエリーです。しかし、デザインの違いや誕生の背景を知ると、れっきとした違いがあります。
スパルタカスは、柔らかな印象と廃盤モデルならではの希少性が魅力。いっぽうのサントスは、腕時計をルーツに持つ背景と、カルティエを象徴する現行モデルとしての信頼感があるコレクションです。
高額なジュエリーだからこそ、見た目の好みだけでなく、背景や特徴を理解したうえで選ぶことが、満足度の高い一本につながります。

