
高級ジュエリーブランドとして世界的に知られる「Harry Winston(ハリー・ウィンストン)」は、たびたび価格改定を行っています。
そのため、「次の価格改定はいつ?」「いつ購入すればいいの?」と疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、2025年に実施されたハリー・ウィンストンの最新値上げ情報や人気アイテムの価格推移、値上げの理由などをわかりやすく解説します。購入や売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
紹介している価格は一例であり、市場動向・為替変動・素材・ダイヤモンドのカラット数やクラリティ・カラーなどの条件により変動する場合があります。価格は予告なく変更される可能性もあるため、最新の詳細はハリー・ウィンストンの店舗・公式サイトでご確認ください。
目次
【2025年】Harry Winston(ハリー・ウィンストン)の値上げ動向
2025年9月9日、ハリー・ウィンストンでは価格改定が行われ、ジュエリーは約6%、時計は約8%の値上げとなりました。
今回の改定により、リングやネックレスなどの定番ジュエリーから、人気のタイムピースコレクションに至るまで、幅広いラインアップに影響が及んでいます。
とくに時計は値上げ率が大きく、コレクターや購入を検討している方にとって注目すべき動きといえるでしょう。高級ブランドならではの資産価値の高さもあいまって、今後の価格推移を見極めることが一層重要になっています。
【2025年10月更新】エンゲージメントリング(婚約指輪)の値上げ一例
ハリー・ウィンストンのエンゲージメントリングは、特別な瞬間を象徴するジュエリーとして、長年にわたり高い人気を集めています。しかし近年は価格改定が続いており、代表的なモデルでも約6%の値上げが見られるようになりました。
直近の値上げは2025年9月に婚約指輪を含むジュエリー全体で価格が改定され、購入を検討する際には最新の情報を把握しておくことが一層重要になっています。
ここでは、主要なエンゲージメントリングを例に、直近の値上げ動向をまとめています。
オーバルシェイプ・マイクロパヴェ・リング
オーバルシェイプのダイヤモンドをセンターストーンとして配し、繊細なマイクロパヴェ・ダイヤモンドで縁取ったエンゲージメントリングです。タイムレスな輝きと女性らしい華やかさをあわせ持ち、ハリー・ウィンストンを象徴するスタイルのひとつとして高い人気を誇ります。
2025年9月の価格改定で、ダイヤモンド1.0カラットモデルの価格が450万円台中心→460万円台中心に上昇し、約2.2%の値上げとなりました。
項目 | オーバルシェイプ・マイクロパヴェ・リング |
型番 | RGDPOV010MIC |
サイズ | カラット1.0 |
素材・色 | ダイヤモンド |
旧価格 | 450万円台中心 |
新価格 | 460万円台中心 |
値上げ率 (値上げ額) | 約2.2%(10万円) |
※価格はセンターストーンのカラットとグレードにより異なります。
ラウンドカット・マイクロパヴェ・リング
ラウンド・ブリリアントカットのダイヤモンドをセンターストーンに配し、繊細なマイクロパヴェ・ダイヤモンドで縁取ったエンゲージメントリングです。時を超えて愛される上品さと気品ある華やかさを備え、熟練の職人が一つひとつ丁寧に仕上げることで、その魅力をより一層引き立てています。
2025年9月の価格改定で、560万円台中心→580万円台中心に上昇し、約3.6%の値上げとなっています。
項目 | ラウンドカット・マイクロパヴェ・リング |
型番 | RGDPRD010MIC |
サイズ | ハーフエタニティ:カラット0.5 フルエタニティ:カラット1.0 |
素材・色 | ダイヤモンド |
旧価格 | 560万円台中心 |
新価格 | 580万円台中心 |
値上げ率 (値上げ額) | 約3.6%(20万円) |
※価格はセンターストーンのカラットとグレードにより異なります。
クッションカット・マイクロパヴェ・リング
クッションカットのダイヤモンドを中央にあしらい、周囲を細やかなマイクロパヴェ・ダイヤモンドで彩ったエンゲージメントリングです。柔らかく気品ある輝きが魅力で、繊細なデザインがセンターストーンの存在感を際立たせます。ハリー・ウィンストンらしい優雅さを感じられる逸品です。
2025年9月の価格改定で、400万円台中心→420万円台中心になり、約5.0%の値上げが実施されました。
項目 | クッションカット・マイクロパヴェ・リング |
型番 | RGDPCU010MIC |
サイズ | カラット1.0 |
素材・色 | ダイヤモンド |
旧価格 | 400万円台中心 |
新価格 | 420万円台中心 |
値上げ率 (値上げ額) | 約5%(20万円) |
※価格はセンターストーンのカラットとグレードにより異なります。
【2025年10月更新】ジュエリーの値上げ一例
リング以外のハリー・ウィンストンのジュエリーも、近年はたびたび価格改定が行われています。定番の「リリークラスター」や「ループ」も例外ではなく、ペンダントやイヤリング、ブレスレットなどの人気アイテムで約6%の値上げが見られました。
ここでは主要コレクションを例に、直近の値上げ率を整理し、最新の動向をご紹介します。
リリークラスター
リリークラスター・コレクションは、1940年代のアーカイブスケッチをもとに誕生しました。ユリの花の持つ自然な美しさをモダンに表現し、花びらの流れるようなラインを繊細に描き出したデザインが魅力です。フェミニンで洗練された輝きを放つコレクションとして愛され続けています。
2025年9月の価格改定で、リリークラスター・ペンダント(イエローゴールド/ローズゴールド)が140万8000円→149万6000円になり、約6.3%の値上げとなっています。
また、リリークラスター・イヤリング(イエローゴールド/ローズゴールド)が171万6000円→182万6000円になり、約6.4%の値上げとなりました。
なお、いずれのアイテムもプラチナモデルの価格改定はありませんでした。
リリークラスター・ペンダント
型番 | 18KYG:PEDYMQRFLC 18KRG:PEDRMQRFLC |
素材・色 | 18KYG:ダイヤモンド、18Kイエローゴールド 18KRG:ダイヤモンド、18Kローズゴールド |
旧価格 | 140万8000円 |
新価格 | 149万6000円 |
値上げ率 (値上げ額) | 約6.3%(8万8000円) |
リリークラスター・イヤリング
型番 | 18KYG:EADYMQRFLC 18KRG:EADRMQRFLC |
素材・色 | 18KYG:ダイヤモンド、18Kイエローゴールド 18KRG:ダイヤモンド、18Kローズゴールド |
旧価格 | 171万6000円 |
新価格 | 182万6000円 |
値上げ率 (値上げ額) | 約6.4%(11万円) |
ループ
ループは、ペアシェイプのシルエットを新たな視点でアレンジし、ダイヤモンドが浮かび上がるように見せるデザインが特徴のコレクションです。ペンダントやイヤリング、ブレスレットなどのアイテムが揃っており、身に着ける人を気品ある輝きで包み込みます。
2025年9月の価格改定では、ループ・フルモチーフ・ペンダントが314万6000円→331万1000円、ループ・フルモチーフ・イヤリングが585万2000円→616万円、ループ・フルモチーフ・ブレスレットが669万9000円→704万円に上昇。いずれも約5%の値上げとなりました。
ループ・フルモチーフ・ペンダント
型番 | PEDPRPMEL4C |
素材・色 | ダイヤモンド、プラチナ |
旧価格 | 314万6000円 |
新価格 | 331万1000円 |
値上げ率 (値上げ額) | 約5.2%(16万5000円) |
ループ・フルモチーフ・イヤリング
型番 | EADPRPMEL4C |
素材・色 | ダイヤモンド、プラチナ |
旧価格 | 585万2000円 |
新価格 | 616万円 |
値上げ率 (値上げ額) | 約5.3%(30万8000円) |
ループ・フルモチーフ・ブレスレット
型番 | BRDPRP1ML4C |
素材・色 | ダイヤモンド、プラチナ |
旧価格 | 669万9000円 |
新価格 | 704万円 |
値上げ率 (値上げ額) | 約5.1%(34万1000円) |
【2025年10月更新】腕時計の値上げ一例
ハリー・ウィンストンの腕時計もまた、近年は価格改定が続いており、直近の改定では8%前後の値上げが見られました。
ここでは主要モデルの値上げ率を整理し、最新の動向をご紹介します。
アヴェニューCミニ・リリークラスター
アヴェニューCミニ・リリークラスターは、ブランドのデザイン哲学を受け継ぐクラスター・モチーフに現代的な感性を融合させたタイムピースです。ダイヤルには生命力あふれるユリの花びらが描かれ、繊細で優美な輝きを放ちます。
2025年9月の価格改定で、アヴェニューCミニ・リリークラスターのホワイトゴールドモデルが555万5000円→600万6000円に、ローズゴールドモデルが522万5000円→564万3000円に上昇。いずれも約8%の値上げとなっています。
項目 | アヴェニューCミニ・リリークラスター ホワイトゴールド | アヴェニューCミニ・リリークラスター ローズゴールド |
型番 | AVCQHM16WW050 | AVCQHM16RR042 |
サイズ | 15.6×32.3mm | 15.6×32.3mm |
素材・色 | ケース、バンド、バックル:18Kホワイトゴールド | ケース、バンド、バックル:18Kローズゴールド |
仕様 | 81個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド(約0.78カラット) | 81個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド(約0.78カラット) |
旧価格 | 555万5000円 | 522万5000円 |
新価格 | 600万6000円 | 564万3000円 |
値上げ率 (値上げ額) | 約8.1%(45万1000円) | 約8%(41万8000円) |
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2023~2024年はどうだった?過去の値上げ動向
ハリー・ウィンストンは2023年から2024年にかけても、継続的に価格改定を実施しています。2023年11月には一部の商品を対象に値上げが行われ、2024年3月にも価格改定が実施されました。
いずれもジュエリーを中心に5~10%前後の上昇幅となっており、為替や原材料価格の影響を反映した動きといえます。
具体的な値上げ動向を表にまとめました。
年月日 | 対象アイテム | 値上げ率 |
---|---|---|
2023年 11月7日 | ジュエリーなど一部商品 | 約5~10% |
2024年 3月6日 | ジュエリーなど一部商品 | 約8% |
2026年も値上げする?今後の予想と買い時
ハリー・ウィンストンの過去の傾向を踏まえると、年1回のペースで値上げしていることから、2026年も値上げが行われる可能性は高いと考えられます。ただし、あくまで予想であり、具体的な時期や値上げ幅は明らかになっていません。
欲しいアイテムが決まっている場合は、「今の価格が最も安い」と意識して早めに行動するのがおすすめです。次の改定を待つよりも、現行価格で手に入れた方がお得になる可能性が高いといえます。
ハリー・ウィンストンの値上げが続く4つの理由
ハリー・ウィンストンの値上げの背景には、単なる物価上昇だけでなく、複数の要因が複雑に絡み合っています。
ここでは、ハリー・ウィンストンの値上げが続く4つの主要な理由について詳しく解説します。
原材料価格の高騰
ハリー・ウィンストンは「キング・オブ・ダイヤモンド」とも呼ばれ、創業以来ダイヤモンドを中心に最高品質の宝石を扱うことをブランド哲学としています。そのため、ジュエリーや腕時計にはゴールドやプラチナといった貴金属を厳選して使用しています。
近年は世界的な物価上昇により原材料の調達コストが大きく増加し、貴金属だけでなくレザーを用いたアイテムも価格高騰の影響を受けています。品質に一切妥協しないハリー・ウィンストンにとって、こうした状況は値上げの大きな要因になっているのです。
為替レートの変動による影響
ハリー・ウィンストンのジュエリーや腕時計はアメリカやスイスなどで製造されているため、日本に輸入される際には為替レートの影響を受けます。近年の円安によって輸入コストが増加し、販売価格に反映されるケースが増えています。
また、ハリー・ウィンストンでは世界各国で価格の整合性を保つことを重視しているため、日本だけが割安にならないよう、海外価格に合わせた調整を行っています。こうした為替の影響と価格調整も値上げの一因とされています。
人件費・物流コストの上昇
ハリー・ウィンストンのジュエリーや腕時計は、熟練の職人による手作業で仕上げられています。繊細なセッティングやマイクロパヴェには高度な技術が求められますが、その品質を支える職人の人件費は年々上昇しています。
さらに、アメリカやスイスで製造されたアイテムを世界各国に届けるためには、輸送費や保険料といった物流コストも必要です。近年は燃料費の高騰に加え、航空便や海上輸送の需要増による運賃の上昇、さらには国際情勢の影響による輸送ルートの制限などが重なり、物流コストは大きく膨らんでいます。
こうした人件費と物流コストの上昇も価格改定の大きな要因のひとつです。
スウォッチグループの価格戦略
ハリー・ウィンストンは、親会社であるスウォッチグループの戦略に沿って価格を調整しています。スウォッチグループは利益成長の多くを値上げによって確保しており、オメガやブランパン、ブレゲなどの傘下ブランドでも定期的に価格改定が実施されています。
こうしたグループ全体の方針のもと、ハリー・ウィンストンも高級ジュエリーや腕時計の価値を守り、ブランドの一貫性を維持するために価格を見直しており、これが値上げの背景となっています。
値上げは売却のチャンス!ハリー・ウィンストンの中古市場事情
ハリー・ウィンストンの値上げは、中古市場にも大きな影響を及ぼしています。新品価格が上昇すると流通量が減り、中古市場での希少性や価値が高まります。さらに、買取価格は定価を基準に算出されるため、値上げ後には高額での査定が期待できるケースも少なくありません。
ここでは、ハリー・ウィンストンの中古市場事情を詳しく解説します。
希少性が高まる
価格の値上げによって購入ハードルが上がると、中古市場に流通するアイテムの数も減少します。その結果、希少性が高まり、人気モデルや状態のよい商品ほど高値で取引される傾向が強まるのです。
新品が手に入りにくい状況だからこそ、中古品の価値が見直され、資産性の高いジュエリーや時計として、ハリー・ウィンストンはさらなる注目を集めています。
中古需要が増える
近年は、新品価格の上昇により購入をためらう人が増え、その受け皿として中古市場への関心が高まっています。とくに、高額帯のジュエリーや腕時計では、「新品は難しいが中古なら手が届く」と考える層が増加し、市場全体の価格や需要を押し上げる要因と考えられます。
買取価格の上昇
ハリー・ウィンストンの買取価格は定価などをもとに決定されるため、定価が引き上げられると買取額も上昇する傾向があります。そのため、中古市場でも高値がつきやすくなっているのです。
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ハリー・ウィンストンの値上げ情報を押さえて賢く行動しよう
ハリー・ウィンストンは2025年にジュエリーや時計の価格改定を行い、今後も値上げが続く可能性が高いと考えられます。購入を検討している方にとっては「今の価格が最も安い」状況であり、早めの購入が吉です。
いっぽうで、すでに所有している方にとっては、中古市場での希少性や需要の高まりにより、売却のチャンスが訪れています。最新の値上げ情報を把握し、購入も売却も戦略的に行動することで、より満足度の高い選択ができるでしょう。