
レザー製品やアパレルなどを展開する「CELINE(セリーヌ)」。世界的に人気の高いラグジュアリーブランドですが、精巧に作られた偽物が数多く流通しています。
「フリマアプリで買ったけれど本物かどうか不安」「正規品との違いがわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、セリーヌの偽物を見分けるための具体的なポイントや、注意すべき販売ルート・購入後の対処法について詳しく解説します。
偽物に惑わされず、本物のセリーヌを購入したい人はぜひ参考にしてください。
※本記事は「偽物の流通を推奨する」または「偽物の買取を行う」ことを目的とした内容ではありません。
※本記事の真贋情報はブランド公式の情報ではありません。あくまで参考情報としてご活用ください。
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
目次
CELINE(セリーヌ)ってどんなブランド?

セリーヌは、1945年にフランス・パリで創業したラグジュアリーブランドです。
創業当初は高級子ども靴の専門店としてスタートし、その後バッグなどのレザーアイテムを中心に、アパレルや香水、スニーカーなど幅広いアイテムを展開するようになりました。
洗練されたデザインは、時代やトレンドを問わず世界中のファッション愛好家から人気を集めています。
いっぽうで、その人気の高さから偽物も多く出回っており、正規品を見極めるためには注意が必要です。
セリーヌの人気アイテムについて詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。
>>セリーヌで人気の【バッグ】4選を解説!
>>セリーヌ定番人気の【アクセサリー】を紹介!
セリーヌの偽物を見分ける9つのポイント
ここからは、セリーヌ製品の真贋を見極めるために押さえておきたい9つのチェックポイントを紹介します。
ただし、紹介する真贋チェックポイントはあくまで一例であり、すべての偽物に当てはまるわけではありません。ひとつの項目だけで判断せず、複数のチェックポイントを横断的に参考にしてください。
見分け方① トリオンフ

画像は当社基準内品のセリーヌ バッグ
トリオンフは、セリーヌを象徴する代表的なロゴマークで、バッグや財布、ベルトのバックルをはじめ、キャンバス地の総柄や刺繍モチーフなど、さまざまな形であしらわれています。
本物と偽物では、トリオンフマークの形状や線の仕上がりに違いが見られる傾向があります。
たとえば、トリオンフのマークを大きくあしらった「スモール ボストン バッグ」を見ると、本物は線が細くシャープであるのに対し、偽物は全体的に線が太く、やや間延びして見える場合があります。
| トリオンフの真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・線がシャープ ・三角の隙間もしっかりある |
| 偽物 | ・マークが歪んでいる、形に違和感がある ・線が太く、三角の隙間がないものもある |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
見分け方② セリーヌのロゴ

画像は当社基準内品のセリーヌ バッグ ロゴ部分
2018年秋、エディ・スリマンのクリエイティブディレクター就任に伴い、ブランドロゴが「CÉLINE」から「CELINE」へと変更されました。新ロゴでは「E」の上にあったアクセント記号がなくなり、文字間隔がやや狭くなっています。また、「N」の角がよりシャープになりました。
ロゴ変更以前の在庫が販売されたケースを除いて、2018年9月以降の正規品は新ロゴが採用されています。いっぽう偽物は、2018年9月以降のアイテムでも旧ロゴを使用している場合があります。
そのほか、文字の太さや間隔が均一であるかなど、細部に異なる点が見られます。
| ロゴの真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・2018年9月以降のアイテムのロゴが「CELINE」(Eの上にアクセント記号がない) ・文字の太さ、間隔が均一 ・「N」の角が尖っている |
| 偽物 | ・2018年9月以降の新品アイテムでロゴが「CÉLINE」(Eの上にアクセント記号がある) ・文字の太さが異なる ・文字間隔が不均一(本物と比較して字間が狭い、または広い) ・歪みや滲みが見られる ・「N」の角が尖っていない |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
見分け方③ ロゴの刻印
アイテムに押されるロゴの刻印も判断基準のひとつになります。
セリーヌの製品に施されるブランドロゴの刻印は箔押しやデボス加工が基本で、文字の仕上がりが美しく整っている点が特徴です。正規品では刻印にほどよい深さがあり、インクを流し込んだような上品な光沢が見られます。
偽物は刻印が浅く、文字に凹みがないものや塗料を直接塗ったように見えるものがあります。また、刻印の深さにムラや全体の仕上がりが粗い場合もあります。
| ロゴの刻印の真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・文字の見た目がきれい |
| 偽物 | ・文字に凹みがなく、レザーに直接ロゴが書き込まれている(塗られているような印象) ・刻印の深さが一定ではない |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
見分け方④ レザー

画像は当社基準内品のセリーヌ バッグ
セリーヌの製品は、本革の質感や仕上がりが真贋を見分けるうえで大切な要素です。
セリーヌのレザー製品は、おもに高品質な本革が使われているため、柔らかくてしなやかな手触りが特徴。また、レザーの種類によってはルーペで毛穴を確認することができます。
いっぽうの偽物は、コストを抑えた粗悪なレザーやフェイクレザーが使われており、触ると乾燥やざらつきを感じたり、色ムラがあったりすることも。フェイクレザーが使われている場合はルーペで見ても毛穴がありません。
| レザーの真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・柔らかくてしなやかな触り心地、高品質なレザーが使用されている ・ルーペで見るとレザーの毛穴が確認できる |
| 偽物 | ・粗悪品のレザーや合皮が使われている ・乾燥している、ざらつきを感じる ・発色に色ムラがある |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
見分け方⑤ ファスナー

画像は当社基準内品のセリーヌ バッグ ファスナー部分
セリーヌのファスナーは、真贋を見分けるうえで注目したいポイントのひとつです。
最初に確認したい点は、ファスナーの刻印。本物にはファスナーメーカーの刻印はなく、ファスナーの製造番号やセリーヌのロゴが刻印されているケースが多いです。たとえば「YKK」「riri」などファスナーメーカーの刻印がある場合は、偽物か修理品を疑いましょう。
また、正規品では高品質な金具が使われているため、重厚感があるうえ、経年しても輝きを保つものが多く見られます。いっぽうの偽物は、金具の質が悪く、時間の経過とともに光沢が失われたり、変色したりすることも。重厚感はなく、軽い作りになっている点もチェックしましょう。
ファスナープル(ファスナーの引き手)がレザーの場合、本物は平たい作りですが、偽物は中央部分が膨らんでいるなど、作りの違いが見られることがあります。
| ファスナーの真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・ファスナーの製造番号やロゴの刻印がある ・高品質な金属が使用され、重厚感がある ・レザーのファスナープルは平たい作り |
| 偽物 | ・時間経過で光沢が失われ、変色することがある ・金属が低品質 ・レザーのファスナープルは中央部分が膨らんでいることが多い |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
見分け方⑥ スナップボタン

画像は当社基準内品のセリーヌ コインケース
スナップボタンの作りは、セリーヌの真贋を見分けるうえで見落とせないポイントです。
正規品は高品質な素材が使われるため、開閉の動きが滑らかで、手に触れたときの引っ掛かりが少ない傾向があります。
それに対して偽物は、低品質な素材が使われていたり、加工が粗かったりします。そのため、使用を重ねるほど開閉の動きに違和感や重さを感じられる場合があるのです。
見え方だけでなく、指先での感触も合わせて確認すると判断材料になります。
| スナップボタンの真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・開閉がスムーズ ・細かい線が入っている |
| 偽物 | ・開閉に引っかかりを感じる ・線が入っていない、入っていても太い ・異なる模様が入っている |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
見分け方⑦ 底鋲

画像は当社基準内品のセリーヌ バッグ
底鋲とは、バッグの底についている金具(パーツ)のこと。バッグを置いたときに本体を支え、型崩れやスレ、汚れを防ぐといった役割を担ってくれます。セリーヌのバッグでは、この底鋲の有無や形状も真贋を見分ける際の大切なチェックポイントです。
正規品の多くは高品質な金具が使われ、デザイン性と実用性を兼ね備えた仕上がりになっています。床に付く部分が平たい面になっていることが特徴。また、側面にはセリーヌのロゴが刻印されているケースもあります。
いっぽうの偽物は、底鋲が丸いでっぱりのようになっていたり、ロゴの刻印がなかったりすることがあります。
ショルダーバッグやサイズの小さいバッグにはそもそも底鋲がないモデルもあるため、正規品と見比べて確認しましょう。
| 底鋲の真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・床に付く部分が平たく、面のようになっている ・側面にセリーヌのロゴが刻印されていることがある |
| 偽物 | ・丸い、でっぱりのようになっている ・本来は底鋲のあるモデルだが、付いていない ・側面にセリーヌのロゴが刻印されていない |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
見分け方⑧ 金具

画像は当社基準内品のセリーヌ ベルト
セリーヌの金具は、真贋を見分けるうえで重要な要素です。
正規品では高品質な金属が使われており、表面の仕上げが滑らかで美しく、手に取るとしっかりとした重みを感じられます。刻印も精密で、細部までていねいに仕上げられています。
偽物の金具は低品質であることが多く、仕上げにも粗さが目立ちます。ざらざらしている、軽い、不自然な光沢がある、といった違和感は、偽物を疑ってもよいサインです。
| 金具の真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・表面が滑らかできれい ・触ると重厚感がある ・刻印がきれい |
| 偽物 | ・偽物の表面はざらつきがあり、軽く感じる ・メッキがはがれている ・不自然な光沢感がある ・刻印がつぶれている ・プラスビスが使われている |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
見分け方⑨ 縫製

画像は当社基準内品のセリーヌ コインケース
縫製の仕上がりも、セリーヌ製品の真贋を見極めるポイントとして欠かせません。
正規品では高品質な糸が使用され、強度のある縫い方が施されているため、縫い目がまっすぐで均一に整っている傾向があります。
いっぽう、偽物は縫製の精度が低く、縫い目の乱れや糸のほつれが見られる場合があります。細部の縫い方を見ることで、仕上がりの違いを判断できるでしょう。
| 縫製の真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・縫い目は直線で均一 ・外装も内装もつくりがしっかりしている ・触っても簡単にほつれない |
| 偽物 | ・偽物は縫い目が不揃い、途中で糸がほつれている、太い ・糸処理が甘い ・見えにくいバッグの内側はとくに縫製が乱雑なことが多い |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
【バッグ編】偽物見分け方

画像は当社基準内品のセリーヌ バッグ
セリーヌのバッグの中でも「セリーヌ ミニ バーティカル カバ」や「トリオンフショルダーバッグ」、すでに廃盤となった「ベルトバッグ」や「ラゲージ」の旧モデルは、人気が高いぶん偽物が出回りやすいモデルとして知られています。
購入を検討する際は、縫製や素材、金具の仕上げなど、細部の作りをしっかりと確認することが重要です。
とくに、トリオンフシリーズやバーティカル カバのようにシンプルなデザインほど、縫製や金具の精度が際立ちます。わずかな違いが品質に大きく影響するため、購入前には複数のポイントを総合的にチェックしてください。
| バッグの真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・ハンドルやストラップの縫製が均一で、ほつれなし ・内ポケットや仕切りの形状が正確で、縫い目も整っている ・ファスナーや金具の刻印がシャープで色味にムラがない ・ライニング(裏地)素材が柔らかい、内側の縫製もしっかりしている ・タグ表記は正しいフォントが使われている |
| 偽物 | ・縫製の歪みやほつれが目立つ ・内ポケットや仕切りの形状が異なる、縫い目が雑 ・ファスナーや金具の刻印が不鮮明、色ムラあり ・ライニング素材が粗い、タグの位置やフォントが違う ・バッグの形が崩れている、ステッチ間隔が不揃い |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
【財布編】偽物見分け方

画像は当社基準内品のセリーヌ 財布
セリーヌの財布は人気が高く、偽物が多く出回っているアイテムのひとつです。
正規品は高品質な皮革が使用されており、手に取ったときにしなやかで自然な風合いが感じられます。対して、偽物は安価な合成皮革が使われることが多く、表面が硬く人工的な匂いがある場合があるのです。
また、正規品のファスナーは滑らかに開閉し、刻印もクリアですが、偽物では動きがぎこちなく、刻印が浅くつぶれているなど低品質さが目立つ可能性があります。
| 財布の真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・ファスナーやスナップがスムーズで刻印が鮮明 ・カード入れ・小銭入れのサイズ・形状が正確 ・革の質感がしっとり、匂いも自然 ・縫製が細かく、ステッチ色も均一 ・内側タグ・刻印の位置やフォントが正しい |
| 偽物 | ・ファスナーやスナップが固い ・カード入れ・小銭入れのサイズや形が不正確 ・革が硬い、人工的な匂いがする ・縫製が雑、ステッチの色が不揃い ・内側タグ・刻印の位置やフォントが違う |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
【パーカー編】偽物見分け方

画像は当社基準内品のセリーヌ パーカー
セリーヌのパーカー(フーディー)は、カジュアルウェアの中でも人気が高く、偽物が多く流通しているアイテムのひとつです。
正規品のパーカーは、生地の厚みと柔らかさのバランスがよく、肌触りが滑らかなのが特徴。いっぽうで、偽物は生地が薄くゴワつく傾向があり、タグやロゴの縫製に乱れが見られる場合があります。
胸元に大きくロゴやマークのあるモデルはとくに人気があるアイテムです。色味やプリント、縫製などの細部を入念にチェックしてみましょう。
| パーカー(フーディー)の真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・ブランドタグや洗濯タグが正しいフォントで印字されている ・素材が適度な厚みがあり、柔らかい ・ファスナーやスナップボタンの刻印が正確で滑りがスムーズ ・袖口や裾、フードの縫製精度が高い ・ロゴプリントや刺繍の色味、位置、立体感が正確 |
| 偽物 | ・タグのフォントや縫い付けが不正確 ・素材が薄い、裏起毛なし、硬い ・ジップやスナップが動きにくく、刻印が不鮮明 ・袖口・裾・フードの縫製が粗い ・ロゴプリント・刺繍の色味や位置がずれている |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
【スニーカー・サンダル編】偽物見分け方

画像は当社基準内品のセリーヌ スニーカー/サンダル
セリーヌのスニーカーやサンダルは人気が高く、精巧な偽物も多く出回っています。とくに、ソール部分の刻印や素材の質感などは真贋を見極めるうえで重要です。
正規品はソール刻印が鮮明で立体感があり、靴紐やシューホールにも上質な素材が使われています。インソールのロゴや刻印の位置、フォントの正確さもポイントです。
偽物は刻印が浅く不鮮明で、靴紐の質感が軽く頼りない傾向があります。また、箱や付属品の印刷の粗さや色味の違いも見分けの手がかりになります。
細部の作り込みや素材の質感にも注目し、以下のようなチェックポイントも参考にしてください。
| スニーカー・サンダルの真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・ソールの刻印や型押しが正確で鮮明 ・靴紐やシューホールの素材感がしっかりしている ・インソールや踵周りのロゴ、刻印が正しい位置にある ・アッパー素材の質感や縫製精度が高い ・箱や付属品の印刷品質、デザインが正確 |
| 偽物 | ・ソールの刻印や型押しが不鮮明、形が不正確 ・靴紐やシューホールが安っぽい、素材が粗い ・インソールや踵周りのロゴ、刻印の位置やフォントが違う ・アッパー素材の質感が粗く、縫製も甘い ・箱や付属品の印刷が粗い、デザインが微妙に異なる |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります
【ベルト編】偽物見分け方

画像は当社基準内品のセリーヌ ベルト
セリーヌのベルトは、シンプルながらも上品なデザインが人気の定番アイテムです。とくに、ブランドを象徴する「トリオンフ」(Cのロゴが向かい合うバックルデザイン)は高い人気を誇り、その分偽物も多く流通しています。
正規品は上質なレザーを使用し、バックルの金具にはほどよい光沢があります。金具の曲線は滑らかで、ロゴの刻印も深く均一に入っているのが特徴です。
偽物は金具が過度に光り、ロゴ刻印が細く不明瞭な場合が多く見られます。縫製の乱れや革の硬さなど、全体の仕上がりにも差が出るため、購入時は素材の質感と金具の仕上げを入念に確認することが大切です。
| ベルトの真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・高品質な素材を使用、金具にはマット加工が施されている ・金具がきれい、美しい曲線になっている ・ロゴの刻印がきれい、縫製が均一 |
| 偽物 | ・金具にメッキ特有の光沢がある ・素材が粗悪なレザー、または合皮 ・触るとごわごわしている ・ロゴが細い、縫い目がそろっていない |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
【ピアス編】偽物見分け方

画像は当社基準内品のセリーヌ ピアス
セリーヌのピアスは高品質な素材が使われ、造形も精巧に仕上げられている傾向があります。小ぶりなアイテムが多いため判別が難しいですが、ロゴや刻印の仕上がりなどに差が出る場合があります。
正規品はモチーフの裏側に入っているロゴの刻印が鮮明で位置も整っていますが、偽物の刻印は浅く、不鮮明です。刻印がない場合もあります。本物は手に取ると小さいながら重さを感じますが、偽物は軽いつくりになっていることもポイントです。
具体例として、人気モデル「セリーヌ ノット ピアス」の真贋ポイントを解説します。
「ノット」は結び目が特徴の人気シリーズ。中でもノット ピアスは、左右の結び目が鏡写し(対称)になっていることが特徴です。それに対し、偽物は左右とも同じ方向の結び目になっているケースが目立ちます。
公式サイトなどに掲載されている画像と比較するなど、細部まで確認してみましょう。
| ピアスの真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・モチーフの内側に鮮明なロゴが刻印されている ・手に取ると重厚感がある ・ノット(結び目)の巻き方が左右対称で、合わせ鏡のようなつくりになっている |
| 偽物 | ・モチーフの内側のロゴ刻印が不鮮明、刻印がない ・手に取ると軽い ・ノット(結び目)の巻き方が同じ |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。
【サングラス編】偽物見分け方

画像は当社基準内品のセリーヌ サングラス
セリーヌのサングラスも、よくコピー品が出回っているアイテムのひとつです。
正規品はレンズの透明感や色の出方が自然で、テンプル内側のブランドロゴや品番の刻印も鮮明な例が多いです。いっぽうの偽物は、刻印が浅く文字間が不均一といった場合があり、金具のメッキにもムラや塗装の粗さが見られることがあります。
インターネット上でレンズの色味を確かめることは難しいため、金具やロゴなどほかの細部までよく確認しましょう。
| サングラスの真贋ポイント | |
|---|---|
| 本物 | ・レンズは高品質な素材が使用されており、視界がクリア ・金具などもきれい ・ロゴの刻印が鮮明 |
| 偽物 | ・レンズの素材が粗悪品のものが多い ・視界がぼやける、色調が不自然 ・金メッキなど金具に色ムラがある、塗装が粗い ・ロゴの刻印が浅く、不均一 |
※記載している見分け方は一例であり、すべての偽物やすべての製品に当てはまるものではありません。モデルや製造時期によって仕様が異なる場合があります。

セリーヌはもちろん、家に眠っている・売りたいブランド品があれば、プロの真贋ノウハウを生かしてしっかり価値を見極めます。
「しっかり価値を見極めてほしい」
「売る前にしっかり本物だと証明したい」
という方は、弊社のブランド品買取サービス「ブラリバ」にお気軽にご相談ください!
セリーヌの偽物を買わないために!購入前に知っておきたいこと
セリーヌは、世界的に人気の高いブランドですが、その人気に乗じて偽物も数多く出回っています。大切な買い物で後悔しないためには、購入前に信頼できる販売元を選び、細部まで確認する意識が大切です。
ここでは、セリーヌの正規品を安心して手に入れるための方法として、フリマアプリや通販サイト、並行輸入品などを購入する際の注意点を解説します。
フリマアプリやネットでは出品者情報を必ず確認する
フリマアプリや通販サイトでセリーヌを購入する際は、まず出品者情報を確認しましょう。
過去の取引履歴や評価・口コミなどを確認し、基本的に情報が少ない出品者が出しているアイテムは、偽物である可能性が高いです。また、1人の出品者が新品を繰り返し格安で出品しているケースも偽物の可能性があります。
また、相場より明らかに安い価格設定には気を付けましょう。セリーヌのバッグは10万円以上のものがほとんどですが、数万円で売られている場合は偽物の可能性があります。とくに新品が“半額以下”のアイテムは、偽物と判断して避けたほうが無難です。
さらに、商品画像も判断ポイントのひとつになります。画像が鮮明で、商品全体だけでなくパーツごとの細部、付属品(箱・保存袋・保証書など)が写っているかを確認しましょう。写真が1枚のみ、またはぼやけている場合は注意が必要です。
加えて、返品保証や真贋保証の有無もかならずチェックしてください。「偽物の場合は返金対応」と明記されている出品者は比較的信頼できます。
出品者情報のチェックポイント
- 取引履歴や評価が少ない、プロフィール欄が空欄
- 利用者からの評価や口コミに気になる点はないか
- 同じ出品者が複数の新品を格安で出品している
- 価格設定が定価と比較して極端に低くないか(新品が定価の半額以下の場合は要注意)
- 掲載されている写真が鮮明、あらゆる角度から撮影されているか
- 保証の有無、返品対応がどのようになっているか
公式発表のないモデル・配色などは避ける
セリーヌのアイテムを購入する際は、公式に発表されていないモデル名や配色の商品には注意が必要です。ブランドから正式にリリースされていないデザインは、基本的に存在しないため、偽物である可能性が高いと考えられます。
また、過去に販売された廃盤モデルや旧コレクションを探す場合も、かならず公式サイトや過去のカタログ、正規販売店の情報などで実在を確認してから購入を検討しましょう。
「限定品」「先行販売」「廃盤になったレア物」などの宣伝文句を安易に信じるのも危険です。セリーヌでは、公式の案内なしに事前販売や限定モデルをリリースする可能性は低いです。
2018年にブランドロゴが新しくなって以降、旧ロゴを使用した新作と称する商品が出回るケースもありますが、それらは公式仕様ではなく偽物の可能性が高いです。
公式情報にないアイテムや過剰なセールストークには十分警戒し、信頼できる情報源を基に判断するようにしましょう。
モデル・配色のチェックポイント
- 正規のカタログに掲載されているものか、過去に発表されていたモデルまたは配色か
- 「限定」「廃盤」「海外先行」「海外限定カラー」という言葉に信憑性があるか
「並行輸入品」を謳う悪徳業者に注意
「並行輸入品」とは、海外の正規販売店で購入された商品を、ブランドの日本公式代理店を通さずに輸入・販売している商品のことです。
流通ルートが異なるだけで、正規ルートで販売された本物(正規品)である場合も多く、「並行輸入品=違法」というわけではありません。
ただし、このしくみを悪用し、「並行輸入」という名目で偽物を販売する悪質な業者も存在します。「正規品と同等品質」などの曖昧な表現を用いて、消費者を安心させようとする表現には注意が必要です。
購入する際は、過去の販売実績や利用者のレビュー、サイト上に会社名・所在地・連絡先などの「特定商取引法に基づく表記」が明示されているかをチェックすることが大切です。
並行輸入品を購入する際のチェックポイント
- 並行輸入品の売買に実績があるか(運営年数や取引履歴など)
- 利用者からの評価や口コミに気になる点はないか
- 会社の住所や連絡先が明記されているか
- 「特定商取引法に基づく表記」があるか
並行輸入品についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。
>>【2025年最新】並行輸入品とは?偽物との見分け方を解説!
確実に本物を手に入れるなら「正規店」と「公式サイト」

セリーヌの商品を間違いなく正規品として購入したい場合は、セリーヌの正規店や公式オンラインストアを利用するのがおすすめです。
公式販売サイトでは、品質やアフターサービスが保証されており、安心して本物を手に入れることができます。非正規ルートからの購入は、偽物を買わされるリスクが高く注意が必要です。
さらに、公式オンラインストアでは購入後一定期間の返品対応も行っており、サイズ違いや初期不良の際も安心です。大切なアイテムだからこそ、信頼できる正規販売店で購入し、品質とアフターケアの両面で安心を確保することをおすすめします。
信頼できるリユースショップでの購入も選択肢のひとつ
信頼できるリユースショップでの購入も選択肢のひとつです。査定士により真贋鑑定を徹底している店舗であれば、安心して利用できます。
当社が運営するブラリバ公式通販サイト「WASTE_NOT(ウエイストノット)」でも、セリーヌのバッグやアクセサリーなどを取り扱っています。アイテムの状態や付属品情報が記載されており、オンラインでも安心して購入できるのが特徴です。
実績のあるリユースショップを上手に活用すれば、正規品のセリーヌを手頃な価格で安心して手に入れることができるかもしれません。
セリーヌのコピー品を買ってしまったかも…そんなときの対処法
セリーヌは正規品と見分けがつかないほど精巧に作られた偽物も出回っており、購入後に「もしかして偽物かも…」と不安を感じる人も少なくありません。
ここでは、セリーヌのコピー品を買ってしまったときに実践すべき対処法を紹介します。
まずは出品者に問い合わせる
購入したセリーヌのアイテムに「もしかして偽物かも…」と感じたら、まずは出品者にできるだけ早く連絡し、状況を具体的に説明しましょう。それでも解決しなければ、購入先のストアに問い合わせをしてください。
フリマアプリやオンラインストアで購入した場合は、取引を完了する前(受取評価を行う前)に運営会社へ報告することが重要です。
多くのフリマアプリやECサイトでは、偽物に関する申告窓口が設けられており、運営側の指示に従って手続きを進めれば、取引のキャンセルや返金を受けられるケースもあります。
その際、購入時のスクリーンショット・商品画像・鑑定結果などの証拠を提出するとスムーズです。
また、購入先の利用規約やヘルプページで返品・返金ポリシーを事前に確認しておくことも大切です。サイトによっては「真贋保証」「返金保証制度」などを設けている場合があるため、内容を確認し、案内に沿って対応を進めましょう。
消費者センターなどに相談する
悪質な業者や出品者とのトラブルに巻き込まれてしまった場合は、1人で抱え込まず、公的な相談窓口に早めに相談することが大切です。
まず頼れるのが、各自治体に設置されている消費生活センターです。相談内容に応じてアドバイスをしてくれるほか、事業者への連絡や返金交渉のサポートなど、解決に向けた具体的な手助けを受けられる場合もあります。
最寄りの消費生活センターを紹介してもらうには、全国共通の「消費者ホットライン」に電話をかけるだけでOKです。通話先から一番近い窓口へ自動的につながり、専門の相談員が対応してくれます。
また、相手が明らかに悪質な詐欺業者で連絡が取れない、または高額な被害を受けた場合は、警察への被害届の提出も検討しましょう。ブランド品の偽物を販売する行為は法律で禁止されており、故意に偽物を売ることは詐欺罪などに問われる可能性があります。
公的な機関を活用すると、被害の拡大を防ぎ、適切な対応を取ることができます。
出典:消費者ホットライン|消費者庁
セリーヌ 偽物の特徴を押さえて本物を手に入れよう!
セリーヌは、洗練されたデザインと上質な素材で世界中から支持されるブランドです。その反面、人気の高さゆえに精巧な偽物や「スーパーコピー品」も多く流通しています。
この記事で紹介したセリーヌの真贋見分けポイントを押さえておけば、偽物を購入してしまう可能性を低くすることができるでしょう。
- CELINEロゴのフォントや刻印の深さが均一であるか
- トリオンフの形状や線の太さ、三角の隙間が正確か
- 2018年9月以降のアイテムでは「CÉLINE」ではなく「CELINE」表記か
- 刻印や縫製がていねいで、文字が滲んでいないか
- レザーに自然な毛穴があり、しなやかな質感か
- 金具やファスナーの仕上げが滑らかで重厚感があるか
- スナップボタンの開閉がスムーズで、細かい線模様が均一か
- 底鋲の形が平たく安定しているか
- ブランドタグやライニングのフォント・位置が正しいか
- 不自然に安い価格設定ではないか
偽物の精度は年々高まっており、見た目だけで判断するのは簡単ではありません。そのため、購入時には公式サイトや正規店、信頼できるリユースショップを利用するのがおすすめです。
大切なアイテムを安心して手に入れるためにも、セリーヌの偽物の特徴を理解し、信頼できるルートから本物を購入することを心がけましょう!

