エルメスのヴィクトリアとは?サイズ展開や定価などを解説

軽さと使い勝手が魅力のボストンバッグ「ヴィクトリア」は、さまざまなバッグシリーズを展開している「HERMES(エルメス)」の中でも人気の高いバッグシリーズです。プライベートはもちろん、ビジネスでも問題なく使用できることもあり、「幅広いシチュエーションで使用できるハイブランドのバッグが欲しい!」という方におすすめのアイテムです。

しかし、ヴィクトリアが気になっていても、「定価やサイズ感が自分に合っているか気になる」と悩んでいる方もいるでしょう。

そこで、この記事ではエルメスのヴィクトリアのサイズ展開や定価、中古価格など基礎知識を解説します。ぜひ参考にしてください。


エルメスのVictoria(ヴィクトリア)とは?

「Victoria(ヴィクトリア)」は、エルメスのボストンバッグです上質なレザーとエルメスらしい洗練されたフォルムを備えながら、実用性の高さでも多くのファンを魅了しています。

収納力に優れたシンプルなデザインは、プライベートからビジネスシーンまで幅広く対応。エルメスのアイコンバッグとしては控えめな存在ながらも、日常使いしやすい“リアルラグジュアリー”を体現する名品です。


エルメス ヴィクトリアの魅力と特徴

ここからは、エルメスのヴィクトリアがなぜ支持されているのか、その魅力や特徴をより詳しく解説していきます。

軽量で持ちやすく、オンオフ問わず使える

ハイブランドのレザーバッグは、重量感やデザインの主張が強すぎて普段使いしにくいモデルも少なくありません。

その点ヴィクトリアは、シンプルかつ控えめなデザインに加え、エルメスの高度な加工技術による“軽さ”が魅力。長時間持ち歩いても疲れにくく、通勤・買い物・旅行など日常のあらゆるシーンにフィットします。

見た目以上の収納力

ヴィクトリアの特長のひとつが、洗練されたフォルムに反する収納力の高さです。

内部は、メインコンパートメントと小物用ポケットのみのシンプルな構造。無駄な仕切りがなく、書類やPC、ポーチ類、ハンカチなどかさばりがちな荷物もすっきりと収納できます。

さらに、大きく開くファスナー式の開口部により荷物の出し入れもスムーズ。通勤やちょっとしたお出かけはもちろん、1泊程度の旅行にも対応できる汎用性の高さも魅力です。

ライフスタイルに合わせて選べる多彩なサイズとモデル

ヴィクトリアには複数のサイズや派生モデルが展開されており、用途や好みに応じて選べるのも人気の理由です。

ボストン型をベースに、縦長フォルムのトートタイプや薄マチのビジネスモデルなどもラインナップ。カラーバリエーションも豊富なため、年齢・性別問わず幅広い層に愛されています。


エルメス ヴィクトリアのサイズ展開

ヴィクトリアには以下4つのサイズがあります。

サイズ寸法※
ヴィクトリア35高さ23cm×約幅35cm×奥行15cm
ヴィクトリア40高さ26.5cm×約幅40cm×奥行9cm
ヴィクトリア43高さ27cm×約幅43cm×奥行20cm
ヴィクトリア50高さ30cm×約幅50cm×奥行23cm

※寸法は製造年や素材によって若干の個体差があります。

基本的なスペックに加え、「どんなモノが入るか」や「役立つシーン」など使い勝手についても解説するので、使いたい場面や入れる荷物が決まっている方は参考にしてみてください。

ヴィクトリア35

「ヴィクトリア35」は、高さ23cm×約幅35cm×奥行15cmのコンパクトなサイズ感のバッグです。

コンパクトながらマチが施されているため収納力は抜群で、スマートフォンや財布はもちろん、A4サイズの書類や雑誌まで持ち歩けます。休日のお出かけはもちろん、書類を収納するようなビジネスシーンでも問題なく活用できます。

ヴィクトリア40

「ヴィクトリア40」は、高さ26.5cm×約幅40cm×奥行9cmの使い勝手がよいサイズ感のバッグです。

内側にオープンポケットが3つ付いているだけでなく、ノートPCの収納スペースも付いているため、細かな貴重品からパソコンまで問題なく収納できます。「ヴィクトリア43」よりもひと回り小さいので、「大きすぎず、小さすぎない、ほどよいサイズの通勤バッグがほしい」という方におすすめです。

ヴィクトリア43

ヴィクトリア43は、高さ26.5cm×約幅43cm×奥行20cmの日帰り旅行でも問題なく使用できるサイズ感のバッグです。

ヴィクトリアシリーズの中では、やや大きめのサイズになっており、A4サイズの書類なら余裕を持って入るほどの奥行きがあります。女性がビジネスシーンで利用するには少し大きめですが、日帰り旅行や車で遠出する場合は十分に荷物が収納できるため、小旅行で使い勝手のよいバッグを探している方におすすめです。

ヴィクトリア50

「ヴィクトリア50」は、高さ30cm×約幅50cm×奥行23cmのヴィクトリアシリーズでは最大サイズのバッグです。

旅行用に制作されたバッグで、大容量な内部と荷物が取り出しやすいように開口部が大きく開くように設計されています。ほかのバッグとは違い、キャリーバッグのような間隔で使用できることから、出張や旅行など泊りがけの予定が多い方におすすめです。


エルメスのヴィクトリアの派生モデル

ヴィクトリアは、もともとのボストンバッグをベースに、用途やデザインを変化させた複数の派生モデルが展開されています。

それぞれのモデルには異なる特徴があり、使うシーンやスタイルに合わせて選ぶことが可能です。

以下では、代表的な派生モデルを特徴ごとに紹介します。

ヴィクトリアII

「ヴィクトリアII」は、すでに廃盤となっているヴィクトリアを改良したモデルです。

ヴィクトリアと同じく、ボストン型ショルダーバッグですが、内ポケットや付属品に違いがあります。

  • ヴィクトリア:内ポケットはファスナーが付いていない。付属品は「カデナとネームタグ」
  • ヴィクトリアII:内ポケットにファスナーが付いている。付属品は「カデナ」のみ

シンプルな造形のため日常的なシーンでも使いやすく、内ポケットが大きく収納力が抜群のため、機能性にも優れています。

ヴィクトリアII 12H

「ヴィクトリアII 12H」は、メンズ向けにアレンジされたブリーフケースです。

書類やノートパソコンが入る程度の大きさを確保しており、よりビジネスシーンを意識してアレンジが加えられています。落ち着いた雰囲気がありつつも、少し角張ったフォルムが特徴であり、フォーマルな服装だけでなく、モード寄りのファッションにもマッチするデザインです。

メンズ向けではありながら、豊富なカラーバリエーションがあることから、女性も気軽に使えるバッグです。

ヴィクトリアIII

「ヴィクトリアIII」は、ヴィクトリアIIのデザインをさらにブラッシュアップした、現行モデルのボストンバッグです。

よりカジュアルなシルエットにアレンジした「ヴィクトリアIII フールトゥ」や、ハンドバッグとしてだけでなく斜め掛けにも対応できる「ヴィクトリアミニバッグ」など、多くの派生モデルが展開されています。

ただし、生産数が限られており、中古市場でも高値で取引されているため、定価で手に入りにくい点には注意が必要です。

ヴィクトリアエラン

「ヴィクトリアエラン」は、横長フォルムが特徴の機能性に優れているボストン型バッグです。

旅行バッグとしても活躍する収納力を誇りつつも、シンプルながらも上品なデザインでまとまっているのでエレガントな雰囲気を漂わせています。約60cmの長めなハンドルを使用しているため、肩掛けもしやすいアイテムです。重いものを入れても負担なく持ち歩けるのが大きな魅力となります。

ヴィクトリアカバス

「ヴィクトリアカバス」は、荷物が少なくても形が崩れにくい、縦長フォルムが特徴のトートバッグです。

カジュアルなファッションにも合わせやすく、サブバックとしても使用できます。縦長のシルエットに合わせて約45cmの長めのハンドルが採用されており、肩掛けもしやすい設計です。

ヴィクトリアライト

「ヴィクトリアライト」は、ヴィクトリアをより軽量化したバッグです。

薄型のシルエットが特徴で、コンパクトなサイズ感とシンプルながらもシックなデザインから、日常使いよりもビジネスシーンに向いています。なお、ツイリーを活用してワンポイント加えるなどうまく工夫すれば、日常でも活用できるバッグとしてのポテンシャルも秘めています。


エルメス ヴィクトリアに使われている代表的な素材

ここからは、エルメスのヴィクトリアに使われている代表的な素材を解説します。エルメスのこだわりが詰まった素材をふんだんに使用しているので、ヴィクトリアの魅力をより深く知りたい方は必見です。

トリヨンクレマンス

トリヨンクレマンスは、エルメスのバッグや小物に使用されている、雄牛の皮を加工した素材です。柔らかい革で発色もよいため、ヴィクトリアの使いやすさや多彩なバリエーション展開になくてはならない存在です。

トワルアッシュテクニック

トワルアッシュテクニックは、ヴィクトリアのキャンバス地(裏地)で使用されているコットン素材です。2色の糸を平織りにして耐久力を高めることで摩擦にも強く、立体感のあるデザインは牛皮と相性がよいため、ヴィクトリアをはじめとする多くのエルメス製品に使用されています。

2色の糸が織りなすシンプルで美しい折り合いは、馬具工房から代々受け継がれているエルメスの技術力だからこそ実現できる逸品でしょう。


番外編:きのこを使った素材のヴィクトリアがあるって本当?

エルメスは動物愛護の問題や環境への負担を少しでも解決するため、2021-22年の秋冬向けの展示会で、きのこが原料の人工レザー「シルヴァニア」を使用したヴィクトリアを発表しました。

シルヴァニアは環境に優しいだけでなく、独特の艶や発色を有している素材であり、ヴィクトリアをきっかけにさまざまなアイテムに活用する動きが見られています。


エルメス ヴィクトリアの定価や中古価格

ヴィクトリアの定価情報は公開されていません。

ヴィクトリアの中古価格はサイズによって大きく異なり、サイズごとの相場価格は以下のとおりです。

  • ヴィクトリア35:25万円〜40万円以上
  • ヴィクトリア40:30万円〜60万円以上
  • ヴィクトリア43:15万円〜40万円以上
  • ヴィクトリア50:20万円〜50万円以上

※中古価格は、2025年3月更新時点の価格となります。また、カラーや素材によって異なります。

ヴィクトリア35はほかのサイズよりも人気が高く、相場価格が高い傾向があります。


エルメス ヴィクトリアの買取価格は?

ヴィクトリアの買取価格はサイズだけでなく、カラーバリエーションやデザインによって異なります。弊社の買取実績をもとにした、ヴィクトリアの参考買取価格は以下のとおりです。

  • ヴィクトリア ヴィクトリアⅡ 35 トリヨンクレマンス ブルーパラダイス:336,000円
  • ヴィクトリア ヴィクトリア 35:330,000円
  • ヴィクトリア ヴィクトリア43 トワルアッシュxレザー:170,000円
  • ヴィクトリア ヴィクトリア50:135,000円

※参考買取価格は、2025年6月更新時点の価格となります。また、カラーや素材によって異なります。

ヴィクトリアの参考買取価格をもっと知りたい人は以下のページからチェックしてみてください。
▶【最新】エルメス ヴィクトリアの参考買取価格

エルメスのヴィクトリアは人気のシリーズであるため、高価格で買取に出せることも珍しくありません。しかし、買取サービスによっては安価で取引する場合もあるため、複数の業者で見積もりを取ってから売ることを決めましょう。

ブラリバは買取実績950億円以上(2025年7月時点)を誇る、信頼できる買取サービスです。LINEや電話から無料相談を実施しているので、もしお手元にある中古のヴィクトリアの価格を知りたい方は、気軽にご相談ください。

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エルメスのヴィクトリアは好みやライフスタイルによって楽しく選びましょう!

この記事では、エルメスのヴィクトリアにおけるサイズ展開や定価を解説しました。

エルメスのヴィクトリアはレザーバッグでありながらも、軽量かつ収納力が抜群の使い勝手のよいバッグです。さまざまなバリエーションが展開されているので、好みやライフスタイルにマッチしたバッグを選んでみてください。

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