ブランドバッグのクリーニング方法を紹介!自分でやるときの注意点も解説

せっかく手に入れた憧れのラグジュアリーバッグは、できるだけ長くきれいな状態で使いたいはず。自宅でクリーニングしたいと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、高級なバッグほど、素材によってお手入れの仕方は全く異なります。革製品の汚れは落とせるのか?使用できない洗剤は?など、不安に思うことも多いですよね。

そこで本記事では、自宅でもできるブランドバッグのクリーニング方法やメリット・デメリット、注意点を紹介します。

プロに任せる場合との違いも解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。


自分でクリーニングする前に確認すること

ブランドバッグを自宅でクリーニングする前に、いくつか押さえておきたい基本があります。

ブランドバッグの素材と状態

自宅でのクリーニングを始める前に、まずはバッグの素材と現在の状態を確認しましょう。

レザーやスエード、エナメル、ナイロンなど、素材によって適したお手入れ方法が異なります。

また、色落ちや破れ、カビなどのダメージがある場合は、自己処理によって悪化する恐れもあるので注意が必要です。

大切なバッグを長持ちさせるためにも、素材や傷み具合の把握は欠かせません。

ブランド公式のケアガイドをチェック

ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」や「シャネル(CHANEL)」など、多くのブランドでは公式サイトや製品付属のタグにケア方法が記載されています。

素材ごとの注意点や、使用すべきケア用品も紹介されているため、まずはメーカー推奨の方法を確認しておくと安心です。

誤った方法でケアしてしまうと、風合いや光沢が失われる原因になることもあります。


ブランドバッグを自分でクリーニングする方法

自分でクリーニングを行う場合、素材ごとの正しいお手入れ方法を知ることが大切です。

ここでは代表的な5つの素材別に、クリーニング方法を紹介します。

レザー素材のクリーニング

レザーはデリケートで、取り扱いを間違えると簡単に傷んでしまいます。

クリーニングには、専用のレザークリーナーや柔らかい布を使い、優しく表面の汚れを取り除きます。力を入れすぎると革が傷ついたり、色落ちすることがあるので注意が必要です。

クリーニング後は、革用の保湿クリームやコンディショナーを塗布したあと、直射日光を避けて自然乾燥させます。

レザーの場合、水洗いやドライヤーを使用することは避けましょう。革の質感が損なわれたり、ひび割れの原因になる恐れがあります。

エナメル素材のクリーニング

光沢感が魅力のエナメル素材は、手垢や黒ずみがつきやすいいっぽうで、水には比較的強いのが特徴です。

表面に付着したホコリや汚れは、柔らかい布やマイクロファイバークロスなどで優しく磨くようにして取り除きます。

頑固な汚れには、エナメル専用のクリーナーを使うのがおすすめ。布に少量取り、円を描くようにやさしく拭き上げることで、しつこい汚れも落とせます。

クリーニング後は、しっかり乾燥させてから収納するのもポイントです。

注意点は、アルコール系のクリーナーや除菌シートを使用しないことです。べたつきの原因になってしまうため避けましょう。

ナイロン素材のクリーニング

ナイロン素材は比較的扱いやすく、自宅でも丁寧にケアすれば清潔な状態を保つことができます。

まずは、乾いた布やブラシで表面のホコリを落とします。落ちない汚れには、ぬるま湯で薄めた中性洗剤を布に含ませて、トントンと叩くように拭いていきます。

このとき、強くこすらず、布が汚れたら都度交換して、清潔な面で拭き取るのがポイントです。

水拭きで仕上げたあとは、しっかりと水気を切り、日陰で自然乾燥させましょう。

ナイロンは熱に弱いため、乾燥機やドライヤーの使用しないように注意してください。

スエード素材のクリーニング

スエードは独特の質感が魅力ですが、水や油に弱く、汚れが目立ちやすい素材です。

クリーニングは、水を使わない「ドライケア」が基本です。まずは、スエード専用のブラシで毛の流れに沿ってやさしくブラッシングを行い、ホコリや表面の汚れを取り除きます。

軽い汚れであれば、スエード用の消しゴムを使って、ポンポンと押し当てるように落とすことも可能です。

クリーニング後は通気性の良い場所で乾燥させ、必要に応じて撥水スプレーを利用しましょう。

ワックスの使用や水洗いは、スエードの風合いを損なうためNGです。汚れがひどい場合は、無理せず専門店に相談するのがおすすめです。

布・キャンバス素材のクリーニング

布やキャンバス素材は比較的扱いやすいですが、色落ちや型崩れに注意が必要です。

まずは乾いた布でホコリを払い、薄めた中性洗剤を含ませた布で、やさしく叩きながら汚れを浮かせます。全体を濡らすのではなく、汚れている箇所だけをピンポイントで洗うのがコツです。

洗剤が残らないよう水拭きをしたら、タオルで水分を吸い取り、バッグの形を整えて陰干しします。中にタオルや紙やなどを入れて乾かすことで、型崩れを防ぐことができるので覚えておきましょう。

直射日光や、乾燥機で乾かしてしまうと、色落ちや縮みの原因になる可能性があるため控えるようにしてください。


自分でクリーニングするときの注意点

自分でブランドバッグをクリーニングする際の注意点を解説します。どの素材にも共通する点なので、よく理解しておきましょう。

必要以上にこすったり、拭いたりしない

ブランドバッグに使われる素材は、見た目以上に繊細です。とくに、レザーやエナメルなどの表面加工素材は、摩擦に非常に弱く、過度なこすり洗いは表面の質感やツヤを失う原因になります。

たとえば、エナメル素材はポリウレタンなどの樹脂コーティングで光沢を出していますが、摩擦でこのコーティング層が削れると、曇りやべたつきが発生することがあります。

汚れを落とす際は、拭き取るのではなく、素材に負担をかけずに“浮かせて取り除く”ような感覚を意識しましょう。

それでも落ちにくい汚れがある場合は、自力での対処にこだわらず、無理せずクリーニング専門業者へ相談するのが安心です。

洗剤による変色に注意する

ブランドバッグの素材は非常に繊細で、市販の家庭用洗剤の成分が合わないこともあります。

とくに、天然皮革や染色されたキャンバス地は、家庭用洗剤に含まれる界面活性剤や漂白成分によって変色や退色を引き起こすことがあります。

一部ブランドでは、化学薬品や市販クリーナーの使用そのものを推奨していないケースもあります。

クリーニングの際は、溶剤や化学薬品は使用しないでください。自宅でのお手入れでは、ミンクオイル、サドルソープ、レザーローションなど、レザーが濃色に変化する物質は絶対に使用しないでください。(ヌメ革を使用したアイテムの注意点)

引用元:ルイヴィトン公式サイト

製品の風合いを損なう危険性があるため、化学薬品やクリーニング用品のご使用はお避けください。(ハンドバッグの注意点)

引用元:シャネル公式サイト

素材やブランドの特徴に合ったケアを行うことで、クリーニングによる事故を未然に防ぐことができます。

大切なブランドバッグの価値を守るためにも、慎重なケアを心がけましょう。


自宅クリーニングのメリット・デメリット

ここでは自宅クリーニングのメリット・デメリット、そして実際に起こりがちな失敗例について解説します。

自分でクリーニングすることのメリット

自分でブランドバッグをクリーニングする最大のメリットは、コストを抑えられることです。

プロのクリーニング店に依頼すると、バッグの素材や汚れの程度によっては高額になることもありますが、自宅で行えば専用のクリーナーやブラシなどの費用のみで済みます

また、時間やスケジュールの融通がきく点も大きなメリットです。

クリーニング店の営業時間や仕上がり日を気にせず、自分の好きなタイミングでお手入れができるため、手軽なケアであれば忙しい方でも気軽に取り組みやすいでしょう。

自分で手入れをすることで、バッグへの愛着や満足感も高まるため、大切なアイテムをより長く楽しめるのもポイントです。

自分でクリーニングすることのデメリット

いっぽうで、誤った方法を選ぶと、かえってバッグを傷めてしまうリスクがあるというのが最大のデメリットです。

素材への知識が不十分だと、取り返しのつかないダメージにつながる可能性もあるでしょう。

また、専用のクリーニング道具やケア用品を揃えなければいけない場合もあります。素材によっては、準備段階でかなり手間がかかってしまうかもしれません。

このように、自分で行う場合は「失敗しても自己責任」ということを理解したうえで、慎重に取り組む必要があります。

クリーニングの失敗例は?

実際に多い失敗例のひとつが、革製バッグを濡らしてしまい、水ジミが残ったまま乾かしてしまったケースです。

レザーはとても水に弱く、乾燥させると表面が硬くなったり、色ムラができたりします。

また、スエードやキャンバス素材の場合、こすりすぎたことによって毛羽立ちが目立ってしまったり、色が剥げてしまったというケースもあります。

さらに、洗剤の成分が残ったまま乾かしてしまい、粉を吹いたような跡が残ったという失敗も。

このようなトラブルを避けるためにも、クリーニング前には必ず目立たない場所で試すこと、そして「これ以上は難しそうだな」と思った時は、無理をせずプロに任せる判断も重要です。


不安ならクリーニング専門業者がおすすめ

高価なブランドバッグや、汚れがひどい場合は、自分でクリーニングするよりも専門業者に依頼する方が安心です。

ここでは、クリーニング業者による具体的なサービスや料金を解説します。

クリーニング専門業者のサービス内容

クリーニング専門業者では、バッグの素材や状態に合わせ、最適な方法でクリーニングを行います。ここではおもなサービスについて紹介します。

全体クリーニング
・バッグ全体の汚れを落とし、色褪せやシミなども可能な限り除去します。

部分クリーニング
・特定の汚れやシミだけを落としたい場合に有効です。変色してしまった箇所のクリーニングも対応してくれます。

色補正
・色褪せや変色してしまった部分の色を補正し、元の状態に近づけます。

カビ取り
・カビが発生してしまったバッグを特殊な洗剤でクリーニングします。

修理
・糸のほつれや金具の破損などの修理にも対応している業者もあります。

プロの職人が、素材やブランドごとの特性を見極めながら、専用の洗剤を使用してバッグ全体の汚れや汗、カビ、目に見えない雑菌まで丁寧に除去します。

また、革製品やスエード、エナメルなどデリケートな素材にも対応しており、シミ抜きや色補正、カラーチェンジといった細やかなメンテナンスも可能です。

色あせや擦れ、変色が気になる場合には、1000種類以上の染料や顔料を使って元の色を再現する高度な技術も提供されています。

さらに、クリーニングだけでなく、傷やほつれの修復、パーツ交換、防水加工などのサービスを用意しているところもあります。

クリーニング料金の相場

ブランドバッグのクリーニング料金は、素材やサイズ、ブランドによって大きく異なりますが、一般的な相場は10,000円前後とされています。

素材ごとの相場目安はそれぞれ以下となっています。高級ブランドや特殊な素材の場合、30,000円を超えるケースも珍しくありません。

レザー素材:約16,000円〜
キャンバス素材:約10,000円前後
エナメル素材:約30,000円〜

クリーニング業者ごとに料金設定やサービス内容が異なるため、事前に見積もりを取り、複数の業者を比較することをおすすめします。

クリーニングにかかる日数

ブランドバッグのクリーニングにかかる期間は、一般的に2週間程度が目安とされています。

ただし、店舗の混雑状況や作業内容、バッグの素材や状態によっては、1カ月前後かかる場合もあります。

とくに、エナメル素材や色補正などの追加作業がある場合は、納期が長くなる傾向です。

そのため急ぎの場合は、事前に業者へ納期の確認を行い、余裕を持って依頼することが大切です。


クリーニング専門業者の選び方

大切なブランドバッグを安心して預けるために、クリーニング業者の選び方について紹介します。

実例を掲載しているところを選ぶ

実際にクリーニングしたバッグのビフォーアフター写真を、公式サイトなどに掲載している業者を選びましょう。

近年では、公式インスタグラムやXのみを活用している業者も多いので、SNSも並行してチェックするのがおすすめです。写真からクリーニング技術の高さを確認できます。

高い評価の専門業者を選ぶ

インターネットの口コミサイトやSNSなどで、業者の評判をチェックしましょう。実際に利用した人の声を参考に、信頼できる業者を見つけることができます。

口コミサイトには様々な投稿があるため、複数の情報源を確認し、具体的で詳細な体験談を参考にすることが重要です。

口コミの内容を読んでみて、内容に偏りがないか、同じ人が複数書いていないかなどをチェックしておきましょう。

料金体系が明確であるところを選ぶ

料金に関するトラブルを防ぐため、クリーニング料金が明確に表示されている業者を選び、契約前に正式な見積もりを確認しましょう。

実際にクリーニングしてみたら高額になってしまい、トラブルになることも多くあります。

そのため、追加料金が発生する場合は、事前に確認しておくことが大切です。

まずは公式サイトなどに料金体系の記載があるのかを確認し、実際に電話やメール、店頭での応対にて誠実な業者かを見極める必要があります。

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ブランドバッグのクリーニングは慌てず慎重に

ブランドバッグを自分でクリーニングをする場合は、素材に合った方法でやさしく丁寧に作業することが重要です。

不安な場合は、無理せず専門業者に依頼するのもひとつの方法です。信頼できるクリーニング業者を選び、大切なブランドバッグを美しく保ちましょう。

また、こうして丁寧にケアされたバッグは、もし手放すことになったとしても、より高く評価される可能性があります。

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使用感の少ないバッグはもちろん、多少のキズや汚れがあるものも、プロの目でしっかりと査定させていただきます。

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