
「TAG HEUER(タグ・ホイヤー)」は2026年1月8日に価格改定を行い、主要モデルの定価を引き上げました。2022年以降、値上げが繰り返されていただけに、今回の値上げにも注目が集まりました。
この記事では、主要モデルは価格改定後いくら高くなったのか、新旧価格を比較して解説します。さらに、今後の値上げ予想もまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
※アイキャッチ画像:ブラリバで買取・仕入れをし、自社で撮影したアイテムを使用しています。
※記事で紹介する改定後の価格は、記事更新日時点のタグ・ホイヤー日本公式サイトに掲載されている税込価格です。
※本記事で紹介しているアイテムは値上げが確認された一部のモデルです。価格はサイズや素材、カラー、仕様などによって異なる場合があります。最新情報はブランド公式サイトや正規販売店でご確認ください。
※最新情報は公式サイトやブティックでご確認ください。なお、過去の値上げ実績・値上げ率について公式発表はなく、数値は編集部による独自調査をもとにした参考値です。
目次
【2026年1月改定】タグ・ホイヤーの値上げ情報まとめ!
今回の改定では、モナコをはじめとした主要コレクションが値上げ対象になりました。
改定幅はモデルによって異なるものの、平均で9%ほど価格が上がりました。
モナコ・カレラ・リンクなどのモデルでは、11万円程度の大幅な値上がりも確認されており、購入を検討している人にとっては無視できない改定幅です。
また、正規メンテナンス価格も改定され、本体価格だけでなくオーバーホールなど購入後の維持費も含めた検討が必要です。
メンテナンス費用の詳細は記事後半で解説します。
【2026年最新】タグ・ホイヤー値上げ対象モデルの一例
ここからは、具体的にいくら値上がりしたのか、新旧価格を表で比較します。
カレラ、アクアレーサー、フォーミュラ1、モナコ、リンクの主要5コレクションの値上げ価格をモデルごとに記載しています。購入を検討している人は参考にしてください。
カレラ

カレラは、シンプルな3針モデルから100万円を超える本格クロノグラフまで幅広く展開するブランドの看板コレクションです。今回の改定でも数多くの主力モデルが値上げとなりました。
モデルによって値上げ額が異なりますが、なかには価格が10%以上上昇したものもあります。
以下の表で新旧価格をご確認ください。
| モデル | 改定前価格 | 改定後価格 | 値上げ額 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| カレラ クロノグラフ CBS2216.BA0041 | 96万2,500円 | 103万9,500円 | +7万7,000円 | 8.0% |
| カレラ デイデイト WDA2112.BA0043 | 60万5,000円 | 67万6,500円 | +7万1,500円 | 約11.8% |
| カレラ デイトWBN2110.BA0639 | 48万4,000円 | 52万2,500円 | +3万8,500円 | 約8.0% |
| カレラ デイト WBN2410.BA0621 | 41万8,000円 | 46万2,000円 | +4万4,000円 | 約10.5% |
| カレラ クロノグラフ ジャパンリミテッドエディション CBN201M.EA0016 | 101万2,000円 | 103万9,500円 | +2万7,500円 | 約2.7% |
アクアレーサー

ダイバーズウォッチとして高い人気を誇る「アクアレーサー」も、今回の価格改定の対象となりました。
中心価格帯である40万〜60万円台のモデルも値上げされており、旧価格のイメージのままでいると予算オーバーに繋がるため注意が必要です。
いっぽう、値上げ幅が5,500円程度にとどまり、影響が最小限に抑えられているモデルもあります。
| モデル | 改定前価格 | 改定後価格 | 値上げ額 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| アクアレーサー プロフェッショナル200 CBP1111.BA0627 | 39万6,000円 | 44万円 | +4万4,000円 | 約11.1% |
| アクアレーサー プロフェッショナル 300 GMTWBP5115.BA0013 | 64万3,500円 | 69万8,500円 | +5万5,000円 | 約8.5% |
| アクアレーサー プロフェッショナル300 WBP231B.BA0618 | 61万500円 | 61万6,000円 | +5,500円 | 約0.9% |
| アクアレーサー プロフェッショナル300 WBP5116.BA0013 | 58万8,500円 | 63万8,000円 | +4万9,500円 | 約8.4% |
フォーミュラ1

フォーミュラ1で確認できた値上げ幅は1万1,000円にとどまり、比較的小規模でした。
タグ・ホイヤーのエントリーラインとしての立ち位置は、今後も維持されることでしょう。
| モデル | 改定前価格 | 改定後価格 | 値上げ額 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| フォーミュラ1 ソーラーグラフ WBY1111.BA0042 | 28万6,000円 | 29万7,000円 | +1万1,000円 | 約3.8% |
モナコ

モナコは現行の定番モデルが100万円を超える高価格帯ながら、個性的な見た目で根強い支持を得ています。今回の値上げでは、以下のモデルの値上げが確認できました。
昨今の原材料費の高騰や為替の影響、さらにはブランドの高級化戦略を背景に、アイコニックな同モデルでも7万7,000円の価格改定が実施されたと予想できます。購入を検討している方は、価格推移を確認したうえで判断するとよいでしょう。
| モデル | 改定前価格 | 改定後価格 | 値上げ額 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| モナコ クロノグラフ CAW211P.FC6356 | 112万7,500円 | 120万4,500円 | +7万7,000円 | 約6.8% |
リンク

リンクは、タグ・ホイヤーのなかでもエレガントなデザインで人気があるコレクション。
リンクの値上げ率は約14.2%と、今回の価格改定のなかでも高い水準です。
値上げ額は11万円に達し、一気に80万円台後半まで跳ね上がりました。購入希望者にとっては無視できない価格上昇です。
| モデル | 改定前価格 | 改定後価格 | 値上げ額 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| リンク クロノグラフ CBC2112.BA0603 | 77万5,500円 | 88万5,500円 | +11万円 | 約14.2% |
タグ・ホイヤーのオーバーホール費用も値上げ!
時計本体だけでなく、タグ・ホイヤーの正規メンテナンス料金も、2026年3月1日から値上げとなりました。基本的なモデルのメンテナンスは5,500円〜8,800円上昇していますが、ハイエンドモデルに使用される複雑機構「オートオルロジュリー」のメンテナンスは2万2,000円と大幅な価格改定が行われました。
本体価格に加え、数年ごとに発生する維持費も含めたトータルコストを事前に把握しておくと安心です。
| モデル | 正規旧料金 | 正規新料金 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| クォーツ 3針 | 4万2,900円 | 4万8,400円 | +5,500円 |
| クォーツ クロノグラフ&ソーラーグラフ | 5万1,700円 | 5万8,300円 | +6,600円 |
| 機械式 3針 | 5万6,100円 | 6万3,800円 | +7,700円 |
| 機械式 クロノグラフ | 6万6,000円 | 7万4,800円 | +8,800円 |
| 自社ムーブメント | 8万300円 | 8万9,100円 | +8,800円 |
| オートオルロジュリー | 33万円 | 35万2,000円 | +2万2,000円 |
これまでの値上げ推移は?タグ・ホイヤーの過去の価格改定をおさらい
タグ・ホイヤーは2022年以降、年に1〜2回ペースで価格改定を繰り返してきました。
過去の価格推移を把握することで、今後の動向も予測しやすくなります。
| 改定日 | 内容 |
|---|---|
| 2022年4月1日 | ほぼ全商品を対象に価格改定。以降の継続的な値上げの起点になった |
| 2022年10月1日 | 全商品を対象に約5〜8%前後の値上げ。カレラ・モナコ・アクアレーサーなど主要モデルの定価が上昇 |
| 2023年4月3日 | 再度価格改定を実施。短期間で複数回の値上げが続き、定価上昇の流れが明確化 |
| 2024年3月5日 | 通常モデルを中心に価格改定。コネクテッドE4は3月1日に値下げと異なる動き |
| 2024年8月1日 | 一部商品を対象に価格改定。全モデル一律ではなく対象を絞った値上げ |
| 2024年10月1日 | 一部商品と修理料金を値上げ。維持費にも影響が拡大 |
| 2025年1月10日 | 商品価格を再改定。円安・原材料費上昇・ブランド価値見直しの流れを受けた値上げ |
| 2025年6月17日 | 一部モデルで価格改定。半年ごとに価格が見直される流れが定着 |
次回の値上げはいつ?価格改定のタイミングをAIが予測!
タグ・ホイヤーは2022年以降、年1〜2回ペースで価格改定を実施しています。
「次の値上げはいつなのか」は最も注目されているポイントです。
そこで、過去の価格改定の傾向や市場をもとに、弊社のアシスタントAIを活用して次回の価格改定時期を予測しました。
過去のデータを振り返ると、近年のタグ・ホイヤーは年初の1月に全商品を対象とした大規模な改定を行うという傾向が定着しています。そのため、年初の大規模改定にくわえ、秋口に向けた主要モデルの追加改定シナリオは非常に現実的です。
次回値上げスケジュールの予測:2026年10月上旬〜11月上旬(一部モデル対象に3〜6%前後の値上げ)
※秋改定が見送られた場合、2027年1月上旬前後に全商品を対象とした大規模改定(5〜9%前後)が実施される見込みです。とくに値上げの大きな影響を受けやすいと予想されるのは、以下のアイテムです。
・カレラ(グラスボックス仕様クロノグラフや、最新のTH31系ムーブメント搭載モデルなど)
・モナコ(自社製クロノグラフ搭載モデル)これらはブランドのアイコンであり、外装クオリティの向上と自社キャリバーへのシフトにより世界的に需要が高まっているラインです。そのため、価格改定のたびにブランド内でも高めの引き上げ率を記録するケースが多く見受けられます。
※本予測は、過去の価格改定データや市場動向をもとに、AIが算出した参考情報です。ここで想定していない為替・経済情勢の変化など外部要因によって、価格動向が変わる可能性もあるため、最終的な判断は慎重に行う必要があります。
タグ・ホイヤーの値上げはなぜ続く?価格改定が起こる3つの理由
タグ・ホイヤーの値上げが続く背景には、外的要因とブランド戦略の両面から複数の理由が絡み合っています。3つのおもな理由を順に見ていきましょう。
円安による輸入コストの上昇
タグ・ホイヤーはスイス発祥の時計ブランドのため、日本国内の正規価格はスイスフラン/円の為替レートに大きく左右されます。
2026年現在、スイスフランは高レート(200円前後)での推移が続いています。為替によるコスト高が定着しつつあるため、今後もさらなる値上げが実施される可能性は高いです。
円安が長期化するなかでは、今後もタグ・ホイヤーの価格改定が起きやすい環境といえるでしょう。
素材や製造コストの上昇
タグ・ホイヤーのケースに使われるステンレス・チタン・セラミックなどの素材は、価格が上がり続けています。その結果タグ・ホイヤーは、時計を値上げせざるを得ない状況に直面するかもしれません。
また、時計作りには精密なムーブメント製造など多工程を要するため、人件費の上昇も影響しています。また、熟練の時計職人による精密なムーブメント製造などには高い専門性が求められるため、スイス国内における人件費や技術継承コストの上昇も大きく響いています。
さらに、高価な時計の輸送には航空便など安全性の高い手段が選ばれるため、空輸費を含む輸送コスト全体も上昇しています。中東情勢の不安定化による物流リスクは、部材調達や周辺輸送コストにも悪影響を及ぼしています。
ブランド価値を高めるための価格見直し
タグ・ホイヤーは2025年からF1公式タイムキーパーに復帰し、モータースポーツとの結びつきを改めて強化しました。
カレラ・モナコ・フォーミュラ1といった主力コレクションは、F1との深い歴史的つながりを持っています。
そのため、価格帯を引き上げることで、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)傘下の高級時計ブランドとしての地位を確立し、希少性や高級感を高める狙いもあります。
原価上昇だけでは説明しきれない値上げの背景には、長期的なブランド価値の向上を見据えた価格設計が存在します。
タグ・ホイヤーの値上げは売却のタイミング?中古市場への影響
一般的に、新品定価が上がると割安に購入できる中古モデルの需要が高まり、中古市場の販売価格も上がると言われています。
もちろん、タグ・ホイヤーも例外ではありません。売却を検討している方にとっては、価格改定のタイミングを意識しておくと有利に動きやすくなります。
値上げ直後は売却相場を確認するタイミング
先述の通り、定価の値上げは売却時の査定額に優位に働きます。
そのため、価格改定後は売却予定の製品と同じ型番の中古販売価格を確認しておくとよいでしょう。
時計の状態によって、査定額は大きく変わります。査定士が実際に見ているポイントは、以下のとおりです。
- 使用感(傷・汚れの有無)
- 付属品(箱・保証書・余りコマなど)の有無
- 修理歴・オーバーホール履歴
箱や保証書を適切に保管し、日頃から時計をよい状態に保っておくことが高評価につながります。
希少モデルや生産終了モデルは相場が上がりやすい
タグ・ホイヤーの限定モデルや生産終了モデルは、中古市場での相場が上がりやすいです。流通量が限られているため、探している人が増えるほど需給バランスが崩れ、販売価格が上昇する傾向にあります。
とくに、モナコやカレラはコレクター需要が高く、値上げ後も中古相場が安定しているモデルです。
手元のモデルが希少性の高いものであれば、売却タイミングを見極める価値は十分あります。
タグ・ホイヤーの値上げ情報を押さえて購入・売却のタイミングを見極めよう
タグ・ホイヤーは主要モデルの定価が上昇しました。加えて、2026年3月にはオーバーホール価格も改定されています。
購入を検討している方は、本体の価格だけでなく、オーバーホールの値上げも含めた予算を組むと安心です。
タグ・ホイヤーの売却を検討している方は、値上げによる中古需要の高まりを理解し、相場が動いたタイミングを逃さないようにしましょう。
価格推移を定期的に確認しながら、納得のいく判断をしていきましょう。

