
エルメスの象徴的なアクセサリーとして、多くのファッション愛好家に親しまれている「スカーフリング」。実は、スカーフを美しく留めるだけでなく、さまざまな雰囲気を演出できる使い方があります。スカーフリングの一味違う使い方を知っておくことで、日々のコーディネート候補が広がるでしょう。
そこで本記事では、エルメス スカーフリングの使い方や選び方、人気デザインについて詳しく解説します。高貴でスタイリッシュなエルメスコーデを楽しむために、ぜひ参考にしてみてください!
本記事で使用しているスカーフリングの画像は、エルメス公式サイトの現行アイテムおよびブラリバ買取実績より引用しております。
目次
エルメスのスカーフリングとは?
スカーフリングとは、スカーフをより美しく、そして多彩にアレンジするためのアクセサリーです。エルメスでは、シンプルなリング状のものから、ブランドの象徴的なデザインを取り入れたものまで、豊富なバリエーションが存在します。
エルメスはスカーフも種類が多くあるため、スカーフのサイズやデザインに合わせた組み合わせをすることで、より一層エレガントな雰囲気を演出できるでしょう。
【スカーフの種類例】
・ガヴロッシュ45:45cm四方のスカーフ
・カレ65:65cm四方のスカーフ
・カレ70:70cm四方のスカーフ
・カレ90:90cm四方のスカーフ
・カレ100:100cm四方のスカーフ
・カレ140:140cm四方のスカーフ
・ツイリー:細長い形状のスカーフ
・プリーツスカーフ:プリーツ加工を施したスカーフ など
また、スカーフリングは留め具以上の存在であり、それ自体がジュエリーのような魅力を放つアクセサリーとしても人気があります。スカーフとのアレンジはもちろん、スカーフリング単体でのこなれた使い方についても知っておくと、コーディネートがもっと楽しくなります。
【スカーフアレンジ編】スカーフリングの使い方
エルメスのスカーフリングを使うことで、スカーフの結び方に新たな可能性が広がります。おすすめの8つのアレンジ方法を紹介します。
ネクタイ風アレンジ
引用:エルメス公式
- スカーフをバイアス折りにして首にかける
- 片側をスカーフリングに通す
- もう片側を重ねるようにリングに通す
- 形を整えて完成
対角を向かい合わせにして細くする「バイアス折り」を基本に、ネクタイのようにアレンジ。シンプルでありながら知的で優雅な印象を与えます。首元がすっきりと見えるため、シャツやブラウスとの相性も抜群です。
リボン風アレンジ
- スカーフをバイアス折りにする
- 首にかけ、片側で輪を作ってリングに通す
- もう片側も同様に輪を作って通し、形を整える
リボン風アレンジは、女性らしさと華やかさを演出します。軽やかなシルク素材が生み出すふんわりとしたシルエットは、キュートでエレガントな雰囲気を加えてくれるでしょう。
肩掛けアレンジ
引用:エルメス公式
- スカーフを三角折りにして肩にかける
- 片側をスカーフリングに通す
- もう片側も通して長さを調整する
- 胸元で形を整える
肩掛けアレンジは、カジュアルながらも上品な印象を与えます。季節の変わり目や冷房対策にも活用でき、実用性と美しさを兼ね備えたスタイルです。写真のように広げてかける「プロデューサー巻き」や、斜めにかける「たすき掛け」など幅広く使えます。
ライニングの片方だけに付ける
- スカーフをバイアス折りにして肩にかける
- 片側のみスカーフリングに通す
- お好みで輪を作ったり、結んだりする
- 形を整えて完成
バイアス折りしたスカーフをシンプルに首に下げるスタイルを「ライニング」と言います。その片方だけにスカーフリングを付けるアレンジは、アシンメトリーでスタイリッシュな印象を生み出します。片側にボリュームを持たせることで、こなれ感のある大人っぽい雰囲気を演出できます。
腰ベルト風アレンジ
- スカーフを好みの太さで折りたたむ
- 腰に巻き、スカーフリングの左右の穴にスカーフを通す
- スカーフの先端を結ぶ
スカーフリングを使った腰ベルトは、ワンピースやパンツスタイルに個性的なアクセントを加えます。ウエストをすっきりと見せる効果もあり、シルエットの美しさを引き立ててくれるでしょう。
また、スカーフリングをベルトのバックルのように見せたい場合は、大きめサイズのスカーフリングを選ぶとより雰囲気のあるエレガントな印象になります。
ヘアバンド風アレンジ
- スカーフを細長く折りたたむ(バイアス折りでもOK)
- 頭に巻き、スカーフリングの左右の穴にスカーフを通す
- スカーフの先端を結ぶ
このアレンジは、カジュアルな装いにエレガントさを加えるのに最適です。耳が半分隠れるくらいの太さにすると、ターバン風スタイルにすることもできます。柔らかな印象にしたいときは、後れ毛を少し出すのがおすすめです。
ブレスレット風アレンジ
- 細めのスカーフやリボンを用意する
- スカーフリングに通し、手首に巻く
- 適度な長さで結ぶ
このアレンジは、とくに夏場の露出が多い服装に合わせるのがおすすめです。また、素材や色を変えることで、さまざまな雰囲気を演出できるのもポイント。スカーフのなかでも小さめサイズのツイリーを使うと、よりエルメスらしい上品な印象になります。
チョーカー風アレンジ
引用:エルメス公式
- スカーフを好みの太さで折りたたむ
- スカーフを首に巻いて、端をスカーフリングに通して結ぶ
- 結び目の位置を調整する
コンパクトに首元で魅せるチョーカー風のアレンジ。スカーフをしっかりとねじることで、シルクの上品な光沢が際立ち、アクセサリーのような印象を演出できます。また、結び目の位置を横や後ろにずらすことで、スカーフの柄の見え方も変化し、同じアレンジでも異なる雰囲気を楽むこともできます。
【スカーフアレンジ以外編】スカーフリングの使い方
エルメスのスカーフリングは、スカーフを留めるだけでなく、創造力次第でさまざまな用途に活用できます。ここでは、スカーフとの組み合わせ以外のユニークな使い方を紹介します。
ペンダントトップとして使う
エルメスのスカーフリングは、それ自体がジュエリーのような魅力を放ちます。チェーンなど付けてペンダントトップのように使用することで、独特な存在感のあるアクセサリーに変身します。とくに立体的なデザインのリングは、胸元で美しく輝くでしょう。
指輪としても使えるものがある
小さめのスカーフリングを指輪として使用することで、ユニークで話題性のあるアクセサリーとして楽しむことができます。エルメスらしい洗練されたデザインが、手元を華やかに演出します。ほかのリングと重ね付けすることで、より個性的な装いを生み出せるでしょう。
バッグチャーム
スカーフリングをバッグチャームとして活用することで、バッグに華やかさを加えることができます。季節やコーディネートに合わせて、リングの色や素材を変えることで、さまざまな雰囲気を楽しめるでしょう。とくに、カデナモチーフのスカーフリングは、バッグとの相性が抜群なのでおすすめです。
時計のベルトに付ける
スカーフリングを時計のベルトに取り付けることで、一味変わった印象を加えることができます。シンプルな腕時計も個性を出したい時におすすめの方法です。この使い方をする際は、しっかり付けられるかどうか、リングサイズと時計のベルトの相性を確認しておきましょう。
スカーフリングが落ちない!おすすめの付け方
エルメスのスカーフリングを使う際、「落ちてしまうのでは?」と不安に感じる方も多いでしょう。
落ちないようにするためには、スカーフをリング内でしっかりクロスさせることが大切です。両側からスカーフを通すとき、リング内でスカーフが交差するように調整することで、抜け落ちるリスクを軽減できます。
それでも緩く、落ちる可能性がありそうな場合、リングのサイズとスカーフの厚みが合っているか確認しましょう。たとえば、小さいスカーフに大きめのスカーフリングを使っている場合、クロスさせて調整していても落ちてしまうかもしれません。
エルメスのスカーフリングの選び方
エルメスのスカーフリングを選ぶ際は、 以下のポイントを押さえることが大切です。
・スカーフに合わせたサイズ
・スカーフに合わせたデザイン
・人気のデザイン
より理想的なスタイリングを目指して、上記3つのポイントをそれぞれ理解しておきましょう。
手持ちのスカーフに合わせて「サイズ」で選ぶ
スカーフリングのサイズ選びは、使用するスカーフの大きさや厚みに合わせることが重要です。
エルメスのスカーフリングは「カレ70用」「カレ90用」など、スカーフサイズ用に展開されているため購入する際はチェックしておきましょう。適切なサイズを選ぶことで、スカーフが抜け落ちるリスクを減らし、美しいシルエットを保つことができます。
手持ちのスカーフに合わせて「デザイン」で選ぶ
スカーフリングは、手持ちのスカーフの柄や色に合わせてデザインを選ぶと、よりおしゃれな印象になります。たとえば、ヒョウやゼブラといった目立つアニマル柄のスカーフには、シンプルなデザインのリングを合わせるのがおすすめです。
また、スカーフの素材や厚みも考慮に入れましょう。たとえば、シルクのような薄手の素材には軽やかなデザインのリングが、ウールなどの厚手の素材にはしっかりとしたリングが似合います。
人気デザインから選ぶ
エルメスのスカーフリングには豊富な種類があります。ブランドの定番デザインがたくさんあるため、「H」や「シェーヌダンクル」など、人気なものから選ぶのもおすすめです。
好きなデザインから選ぶことで、理想とする上品さを演出することができるでしょう。エルメスの代表的な人気デザインについては次で紹介します!
エルメスの人気スカーフリング一覧
エルメスのスカーフリングは、デザインの多様性と洗練された美しさで知られています。それぞれのリングには独自の特徴があり、さまざまなスタイリングを可能にしてくれます。それでは、代表的なエルメスの人気スカーフリングを見ていきましょう。
トリオ
引用:エルメス公式
「トリオ」は、その名のとおり3つのリングが連なったデザインが特徴のスカーフリング。
それぞれのリングにスカーフを通すことで、立体的な結び方やユニークなアレンジが可能になります。カレやツイリーなど、さまざまなサイズのスカーフと相性が良く、幅広いスタイルに対応できます。
シェーヌ・ダンクル・セリエ
引用:エルメス公式
エルメスの象徴的なチェーンモチーフ「シェーヌ・ダンクル」と、馬具を思わせる「セリエ」の要素を融合させたスカーフリング。
チェーンリンクの力強さと、丸みを帯びたデザインが絶妙に調和し、エレガントな印象を演出します。クラシックなカレ70やツイリーと相性が良く、シンプルな結び方でも品格のある仕上がりになるのが特徴です。
H・アン・ロン
引用:エルメス公式
エルメスの頭文字「H」を大胆にデザインした「H・アン・ロン」は、ブランドらしさを存分に感じられるスカーフリング。
モダンなフォルムが特徴で、シンプルなスカーフアレンジでも洗練された都会的な雰囲気に仕上げてくれます。カレやツイリーに通して首元を飾るのはもちろん、バッグの持ち手に巻き付けるなどの使い方もよいでしょう。
レガート
引用:エルメス公式
「レガート」は、音楽のlegato(なめらかに演奏する)という言葉に由来し、その名のとおり流れるようなフォルムが魅力のスカーフリングです。
曲線を活かしたデザインは優雅な雰囲気を持ち、スカーフを美しくまとめてくれます。華奢ながらもしっかりとスカーフを固定できるため、デイリーにも特別なシーンにも活躍できます。
ボルデュック
フランス語で「装飾用のリボン」を意味する「ボルデュック」。その名のとおり、エルメスのギフトボックスを彩るリボンをモチーフにしています。
エルメスらしい遊び心と上品さが融合したデザインで、シンプルなスカーフアレンジを一層エレガントに仕上げてくれます。リング部分には「HERMÈS PARIS」や「四輪馬車と従者」が刻まれておりブランドの世界観を表現。ギフトにもぴったりのアイテムです。
モール
引用:エルメス公式
「モール」は、馬具の金具を思わせるデザインが特徴のスカーフリングです。
エルメスのルーツである馬具工房のクラフトマンシップが息づいており、エレガントな雰囲気を演出できます。曲線的なフォルムがスカーフを美しく引き立て、シンプルな巻き方でもスタイリッシュな印象に仕上げることができます。
モールを使用した腰ベルト風アレンジは、スカーフを繋ぐような見た目になり、スタイリッシュな雰囲気になるのでおすすめです!
ミニ クール
「ミニ クール」は、コンパクトなデザインが魅力のスカーフリング。小ぶりなサイズ感でありながら、エルメスらしい上質な仕上がりが特徴的です。
ツイリーやガヴロッシュなどの小さめのスカーフに適しており、さりげないアクセントを加えたいときにおすすめです。手軽に使えるサイズ感なので、時計のベルトに付けるなど使い方も豊富にあります。
肩章
「肩章」は、ミリタリーの肩章(エポレット)を思わせるデザインが特徴の小ぶりなスカーフリングです。
ツイリーやガヴロッシュ用に設計されており、スカーフをすっきりとまとめるのに適しています。装飾が控えめながらも洗練された雰囲気があり、ビジネスシーンにも合わせやすいアイテムです。さりげなくエルメスのエレガンスを楽しみたい方におすすめです。
ブックルセリエ
「ブックルセリエ」は、エルメスの伝統的な馬具のバックルをモチーフにしたスカーフリング。
クラシックな雰囲気とブランドの伝統的なデザインが特徴で、スカーフの結び目を美しく引き立てます。モノトーンのスカーフやシンプルなカラーとも相性が良く、シックな装いを好む方におすすめ。長く愛用できるタイムレスなデザインが魅力です。
コリエ・ド・シアン
エルメスの人気モチーフ「コリエ・ド・シアン(犬の首輪)」を取り入れたスカーフリング。彫刻的なデザインが人気であり、同じデザインのリングも展開しています。
ピラミッド型のスタッズが特徴的で、クールかつコンテンポラリーな印象を演出できます。華やかさとモードな雰囲気を兼ね備えており、コーディネートにアクセントを加えたいときにおすすめです。
ルガテ
「ルガテ」は、馬具のバックルを思わせる、エルメスの伝統的なデザインが特徴のスカーフリングです。
スカーフをしっかりと固定しながらも、立体的なフォルムがアクセントとなり、装いに奥行きを与えてくれます。シンプルながらも存在感があり、フォーマルなスタイルにも合わせやすいでしょう。
スカーフリングは自由な使い方で楽しめるアイテム
エルメスのスカーフリングは、単なるアクセサリーを超えた魅力的なファッションアイテムです。首周りだけでなく、ヘアバンドやブレスレット、バッグチャームなど、創造性次第で多様な使い方が可能です。
適切なサイズと自分のスタイルに合ったデザインを選ぶことで、エレガントで個性的な装いを楽しむことができるでしょう。スカーフリングの可能性は、あなたの想像力と感性次第で無限に広がっています。